ジョブローテーションとVMD職

日本の大企業は、ジョブローテーション制度が浸透しています。
つまり、日本の企業には、「異動」というものが常識です。
なので、社員は大企業に勤めながら、いろいろな職務を経験できるという
メリットがある反面、職務に固執したい人は会社を辞めなくてはいけません。
そんなわけで、VMD担当からハズれると会社を辞めて
次の会社のVMD職に転職するという人も多いです。

私としては、いろいろな部門から違う角度でVMDに関わった方が
プロデューサー目指す人でしたらいい道だと思います。
その方がジョブローテーション制度が浸透している日本企業に勤めるのに
うってつけだからです。

ディスプレイだけやりたい人は、店舗VMDのデコレーション職にとどまると
いいと思います。
本部VMDになったら、プランニング、プレゼン、ショップデザイン監修、
品揃えの確認とローテーション、データシートにスタッフ研修と
VMDの幅は大きくなります。
ですので、ディスプレイだけやりたいということはできなくなります。

思えば、日本の企業から専門職というものが消えつつあります。
例えば、私が勤めていたいた大手代理店ですが、昭和の時代には
コピーライター、CMディレクター、グラフィックデザイナー、カメラマンという
広告の専門職の人たちがたくさんいました。
ところが平成の時代になると、それらの人たちはだんだんいなくなって、
ほとんど外注になりました。
つまり、専門職の人は会社を離れなくてはいけなくなり、会社に留まる人は
広告プロデューサーあるいはプランナーだけになったのです。

あなたの会社には1階ロビーに受付の方がいると思います。
でもその人たちは、受付嬢を派遣する派遣会社のスタッフなんです。
正社員が受付をしていた時代は平成の初期に終わったのです。
このように、会社の正社員はプロデューサー感覚の人たちだけになる
時代が近づいてきていると思います。

それでは、VMDのディスプレイだけやりたい人はどうすればいいか。
VMD職のある会社に転職するか、独立するしかありません。
その時に強いのが、「売場塾」なのです。(やっとここまできました)

ただ、売場塾は「総合VMD学校」ですので、ディスプレイ以外のカリキュラムも多く
全体の70%を占めます。
本部VMDの人の受講も多いのがその理由です。
つまり、日本のジョブローテーションに合ったVMDのカリキュラムなんです。
VMDの専門職が、販促に行こうと、営業に行こうと、商品部にいこうと、
多角的にVMDを学んでいるため、どこの部署に異動してもつぶしが効くんです。

●営業に行く方は、お得意先に売場づくりに行くときに役に立ちます。
売場づくりの提案にも役に立ちます。

●販促に行く方は、POPの効率的な配置や作り方を学べます。
またマス広告と売場のデザインの連動も図れます。
展示会のブース企画にも強い味方になります。

●商品部に行く方は、売場で映えるパッケージ開発と
売場に準じた棚割り計画を策定できます。

●人事部に行く方は、VMD教育の必要性を解き、
社内に普及させることができます。

このように、たとえVMD専門職から異動になっても、
どの部署でもVMDが役に立つこと請け合いです。

VMDだけながーーくやりたい人は異動されたら転職、独立
するしかないのですが、
その時に、売場塾で勉強したこと、VMDインストラクターの称号、
それはきっと役に立つと思います。

日本のジョブローテーションが嫌な人も、プロデューサー感覚の
企業人になりたい人も、売場塾はお待ちしております。(^^)

あ、ちなみに私は、前の広告会社にいたときは、異動になったので
やめました。
すみませーん、VMDの専門職になりたかったので、
自分で会社つくってしまいました・・・。

ちゃんちゃん!

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