型にはめて売場づくりを考える

今日は、私のVMDコンサルの仕方についてお話しします。
それは、ズバリ「型にはめて売場づくりを考える」ということです。

売場づくりのノウハウ、ビジュアルマーチャンダイジングは
実はとても難しいです。
なにせ、売場づくりを理論化することになりますから。
全国に300万軒ある小売店は、日々あの手この手で
売場づくりをしています。
それをわかりやすく理論化して、万人に教えるという作業は
実は大変なんです。

難しい売場づくりをいかに簡単にわかりやすく教えたらいいか。
それは私がVMDの会社をつくって、いろいろ試した結果、
「型にはめて売場を見つめてみる」
ということでした。

一社一社の個性的な店舗づくりをうのみにして、
この店もいいし、あの店も素晴らしい。
すべてツカエルノウハウだ!!と賛辞を送って
その通りに個々の店舗の特徴を理論化しても仕方ありません。

個性的な店舗の数だけ売場づくりがあって、
「どんな店をまねたらいいか」
「どんな店の売場づくりが正しいか」を取捨選択しても
なにもなりません。

答えは、「標準をつくること」「基準を導くこと」。これです。
売場づくりの基準が合って初めて個性的な売場が生まれます。
だから、VMDを学ぶ皆さんはまずは「標準的な売場」「基準的な売場」
づくりを知らないといけなかったのです。

じゃあ、何が売場づくりの基準なの?という話になりますが、
それは、「お客様が快く満足して買い物できる売場」。それが基準なんです。
そこから「快場」という言葉は生まれました。

これが「快場」という言葉の解説です。

●快場

では手っ取り早く売場づくりの基準を知るには?それには、売場づくりの型を知るといいです。基本的な型です。私はそれをフレームワークと名付けました。

スポーツを思い出してください。
体操でも空手でも、まずは型というものがあります。
そこから初心者は初めて、やがて自分の型をつくっていきます。
つまり、お店の個性をつくるには、まず基本り型をしらないとダメなんです。

「ドンキホーテが流行っているからドンキのような売場をつくる」
では、型も何もありません。それはただのマネにすぎないんです。

ビジネスもそうなんです。
マーケティングとかマーチャンダイジングとか、
基本的なビジネスの型があり、どんな企業も
その型から始めていきます。
いきなり、マーケやMD知らないで商いはできません。
いやできるかもしれないですが、少なくても会社は発展しないでしょう。
だから、ビジネスの世界にもいろいろな型、フレームワークができているんです。

「型にはめて売場づくりをする」ことにより、あなたのVMDは発展します。
型をすべて習得し、使いこなせることにより、
あなたのVMDは応用力を出していける。
そして応用が本物になったら、
あなたは自分の型を自ら作り出していけるでしょう。
そこであなた自身のVMDが生まれるんです。

これを修行の世界では「守破離」といいます。

VMDの会社をつくって12年。私は今でも「型にはまった売場指導」をしています。
そうすることによって、クライアントに個性的な売場づくりを提案することができます。
基本を知っているからこそ、基本からそれた独特な売場づくりが提案できるんです。
これがこの結果です。

●VMD導入事例

フレームワーキング。「型にはめて売場づくりを考える」。
それがオーバルリンクのVMDノウハウです。(^^)

●フレームワーキング

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