お客様の支持率×分類比率

今日はお客様の支持率×分類比率のことをお話しします。

お客様の支持率とは、例えばネクタイ売場があり、
大分類がテイストで、オーセンティック7割、モダン3割だったとします。
中分類は柄で、オーセンティック7割の中でそれぞれ
レジメンタル3割
ドット1割
幾何学1割
ボーダー1割
ペイズリー2割
チェック1割
無地1割

すみません、中分類は柄ですね。
訂正です。
小分類は色で
暖色系3割
寒色系3割
中性色2割
無彩色2割とします。

きょう7月のバーゲンが終わるので、秋向けに
売れている柄や色を入れ替えます。
下記のように入れ替えました。

中分類は
レジメンタル3割
ドット0.5割
幾何学0.5割
ボーダー0.5割
ペイズリー3割
チェック1.5割
無地1割

小分類の色は
暖色系4割
寒色系2割
中性色3割
無彩色1割としました。

このときに注意しなければいけないのはなんですか。
それは、オーセンティック7割、モダン3割の比率です。
オーセンティック7割ということは、ネクタイ売場に来ている
お客様の7割がオーセンティック支持派ということです。
残りの3割はモダン支持層なので、この比率を
中分類・小分類を適当に配分して、下げたり上げたりはできません。

例えば、オーセンティックのブランドが
→バーバリー
→アクアスキュータム
→ニノセルッティ
→マッキントッシュ
モダンのプランドが
→CK
→マークジェイコブス
→アレキサンダーマックイーン
だとしたら、
それぞれの柄と色の配分を
オーセンティック7割、モダン3割の比率がバラけないように
維持しつつ、替えなくてはいけません。

つまり、中分類と小分類のみの比率を考えて
大分類の比率をないがしろにしてはいけないんです。

これが、お客様の支持率×分類比率のキープ方法です。

これがドラッグストアの風邪薬だとしたら
大分類がメーカー別。
中分類が薬の固形携帯別。
小分類がサイズとします。

中分類の比率は
→液体薬2割
→粉末剤1割
→顆粒剤3割
→錠剤4割
とします。

メーカーは、
パブロン3割
コンタック2割
スカイナー1割
ベンザエース4割とします。

スカイナーとパブロンが売れているので
それぞれのFKUを下記にしました。
パブロン4割
コンタック1割
スカイナー2割
ベンザエース3割

すると、店長であるあなたは、
それぞれのメーカーのFKUは正しいけれど、
中分類FKUは下記の様にしてしまいます。

中分類の比率は
→液体薬5割
→粉末剤1割
→顆粒剤3割
→錠剤1割

これでは、いけませんね。
まったく売れない風邪薬コーナーになってしまいます。

わかりますでしょうか。
大・中・小分類ツリー書くだけでは解決できないのが、
お客様の支持率×分類比率なんです。
これをCCマトリクスと言い、衣類・薬・家電なんでも使える
方程式です。

全国のVMD担当の方、Ipをつくるときに、
お客様の支持率×分類比率間違えないように棚割りしてくださいね。
(^^)

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