VMDインストラクターの心得

今日は、VMDインストラクターの心構えについて語ります。

優秀なVMDインストラクターは、VMDの専門家であるだけは
不十分で、生徒自身の興味や学習態度によって指導方法を
変えることのできる人です。

VMDインストラクターはOJTや集合研修で生徒にVMDを
教えていきますが、まずは下記に対して指導方法を
変えるべきです。
指導方法を変えることをカスタマイズと言います。

●VMDリテラシーによるカスタマイズ
●職務に対するカスタマイズ
●所属部署に対するカスタマイズ
●年齢や職位によるカスタマイズ
●興味のある業態・業種・取扱商品に対するカスタマイズ

VMDリテラシーとは、読み書き能力のことです。
生徒の習熟度に対して使う言葉です。

生徒がVMDを
●よくしっている
●あまりしらない
●まったくしらない
など、生徒にもレベルというものがあります。

だから、VMDインストラクターは生徒のレベルに合わせて
教えることをカスタマイズしないとダメなんです。

初心者には
オーケストレーションは壁面全体陳列、
ネガティブスペースはスキマ、
PPは展示、
IPは陳列
などと、専門用語を簡単な言葉に直して指導することが
必要なんです。

職務や所属部署に対するカスタマイズでは、
なんでもかんでもディスプレイしか教えない・・・
ようにしないことですね。

例えば、
●販促部に所属している
●店舗開発部に所属している
●人事部に所属している
●営業部に所属している
など、組織の部署に置いてVMDの焼くよりも違います。

だから、部署に合わせた教え方が必要なんです。
例えば、店舗開発部に関しては、
●ショップデザイン
●リモデル
●サイン
●ゾーニング
●コンセプト
●トーンアンドマナー
が必要になります。

販売部に関しては
●MDP
●POP
●52週MD
●店舗の見通し
が必要になります。

人事部に関しては
●VMDの時系列指導方法
●VMDの教育内容
●VMDのテスト内容と人事評価
●VMDの報奨制度
が必要になります。

また、職務・職位に関しては
販売部の中でも
●部長クラス
●課長クラス
●係長クラス
●スタッフ
と職位・職務が違います。

部長クラスには、
●ショップコンセプト
●売場のブランディング
●トーンアンドマナー
●競合とのポジショニング
という戦力的VMDを教えることが必要になりますし、

課長クラスには
●ゾーニング
●什器レイアウト
●SPツール制作
●マグネット売場設定
になりますし、

係長クラスには
●52週MD
●テーマ設定
●什器デザイン
●通路
になります。

なせこんなに教える内容が違うの?
というと、組織内での売場づくりの権限が
あるからです。

部長は、ショップコンセプトを考えるという任務がありますし、
課長は、ゾーニングや定数・定量を指揮する権限があります。
対して、係長や販売スタッフはそれらを決める権限がありません。

つまり、組織の売場づくりとは、職位・職務・所属部署により
VMD権限が違うのでそれに適した教育指導に変えないとダメなんです。

後は業種・業態の違い、これも大事です。
家電量販店にアパレルの教科書を使って講義しても意味はないでしょう。
バイク用品店にジュエリーのVMDを教えてもわかりません。
(キーホルダー売場の参考にはなるかもしれません)

このように、ただVMDを教えるだけではいけないのです。

優秀なVMDインストラクター、VMDの専門家であるだけは
不十分で、生徒自身の興味や学習態度によって指導方法を
変えることのできる人になってほしいです。

そのためには、どのようにしたら優秀なVMDインストラクターになれるのか?
それは、VMDインストラクターコースでばっちり教えします。(^^)

ちゃんちゃん!

ワインソムリエとVMDインストラクター 

お店でソムリエに好みのワインを注文するのは、
ディスプレイテーマを考えるのにとてもよく似ています。

どういうことかというと、ありていの言葉では
相手に話の意図が届かないからです。
例えば!ソムリエに、甘い白ワインが欲しいと言っても、
ソムリエは困ってしまいます。
甘いという言葉は漠然としているので、
ソムリエは何を選んでいいかわからなくなるからです。

同じように、VMDインストラクターは、店長にカジュアルという
テーマでディスプレイつくって、と言っても、店長は困ります。
あまりに漠然とした言葉だからです。

だから、言葉を伝える時に、相手がイメージしやすいような
言葉をつくらなければいけません。
メロンのようにさっぱりして後味もいい甘い白ワインで3000円台のものを、
とソムリエに伝えなくてはいけません。

同様に、店長には、デニムとパーカーを使った春ぽいスポーティな
カジュアル着をテーマにしてディスプレイつくって、と言わなくてはいけません。

わかりましたでしょうか?ディスプレイテーマのネーミング、
店長にわかりやすいようにつくってくださいね

ということで、今日はニューワールドの酸味のやや強いぶどうのピール
ぽい味のするジューシーなロゼ探しに行きます。(^-^)

VMDインストラクターは副業になりうるか?

今日は、VMDインストラクターは副業になりうるか?
についてお話しします。

副業って、サラリーマンだけでなく、会社役員や経営者、
パート・アルバイトの人や派遣社員、自営業の人とか
いろいろしています。

オーバルリンクもちょっと前まで副業していて、
不動産業(早い話が事務所レンタル)していましたが、
やめました。
今は本業オンリーですよ。
書籍や商標など無形資産収集は相変わらずありますが、
個人収入をやめてすべて会社計上にしています。

経営者なので、やっぱ収益は純粋なVMD事業の方がいいです。

話しを元に戻しますが、副業をしている若い人多くて、
20代では、4人に一人が副業しているんです。

そういう人の中で注目されているのがVMDインストラクター。
フリーの若い人が最近売場塾に増えているのはそういう理由があるんです。

若い人の副業収入は、実は平均して月5.5万しかないんです。
しかもブルーワークがとても多いんです。
汗水たらして働くのはとてもいいと思いますが、
好きな仕事で副収入得るのが一番いいですね。

そんな中で、好きな小売業にいて好きなディスプレイの仕事が
副収入としてできるのはとてもいいこと。(^^)
しかも、VMDインストラクターという先生として収入得られますから
いい仕事と言えるでしょう。
例えば、VMD研修をすれば1回で1か月分の収入以上がとれます。
というのは、VMDセミナーを実施する料金は1回で3万から70万と
すごく幅が広いからです。

20代で先生?というと不思議だと思われるかもしれませんが、
20代のVMDインストラクター、多いですよ。
企業の中のVMDインストラクターとして、
独立したVMDインストラクターとして
がんばっています。

研修先は、小売業やメーカーの他に、商店もあります。
VMDで売上を上げたい商店主の方が各地に多くいらして、
VMDインストラクターはその人たちに貢献しています。

VMDインストラクターは
官公庁の専門家派遣として登録している方も多く、
なんか、VMDで地域貢献できるっていいですね。
それでいて、収入増えるってなんかいい傾向だと思います。

ということで、結論。
VMDインストラクターは十分副業になりうります。(^^)

VMDでの社長賞の取り方

今日は社長賞の取り方をお話しします。

最近、売場塾卒業生の方で、VMDで会社に貢献している…とのことで
社長賞を取った方が3名もいるんです。

しかも、今年に入ってからです。
いずれも有名ブランド企業で、うち2社は上場しているビッグな会社です。

すばらしいです。~
拍手!!

社長賞の内訳は、3名とも報奨金。
うち2名が海外研修。
すばらしいです!!!

VMDは新しい経営ノウハウで、それを会社が半信半疑で導入し、
VMDインストラクターがその担当になり、わが社の商品、あるいは
チェーン店の売上に多大な貢献を上げた・・・という理由です。

すごいな~。と思います。
VMD担当がわが社になくてはならないと、社長が思う。
その役割をVMDインストラクターが担う・・・。
これほど、うれしいことはありません。(^^)

海外研修は、主に小売企業が発達しているアメリカでした。
やっぱそうですね。
幹部候補生として、アメリカに行き、ますますVMDを磨いていく・・・
そんな人にまた秋葉でセミナーやってもらいたいです。
過去一度やりましたよ。

●アメリカ視察セミナー

さて、VMDインストラクターとしてどうやって社長賞を取るか?
その取り方を教えましょう。
過去2回、大手会社にいて社長賞を取った私がお教えしますよ。(^^ょ

社長賞を取るには、
●会社に多大に貢献した
●他人よりユニークな行いをした
この二つを満足させることが肝心です。

まず、●会社に多大に貢献した から行きましょう。
単なる「貢献」じゃダメなんです。
「多大な貢献」でないと。
例えば、20店まチェーン店の中で一番売上を上げた。
去年より50%売上アップした。
じゃダメなんです。

売上数字では、少なくとも億単位でないと。
売上たくさん上げたでは、社長さん出てきません。(笑)
0だった売上が1億増えた・・・でないとダメでしょう。
それには、新ブランド、ブランド転換、新業態開発くらいはしないと
0から1億円売り上げた・・・というイメージには見えません。
だから、銀座にお店を出して1億売上げたた・・・では誰でもできることなので、
そこがポイントです。

ただ、むずかしいのは、VMD担当は店長ではないので、
直接売上に貢献した・・・
とは見えませんので、画期的なショップデザイン、
画期的なVMDプロデュース、
画期的な品揃え、画期的なプロモーションの企画開発・
実施が必要でしょう。
大手マネキン会社におもしろいディスプレイをつくってもらって、
たまたまそれが
話題になった・・・というのでは、あなたの発想ではないし、
あなたがしたことではありません。

たまたま、別ブランドのVMD担当になって、それがたまたま好調なブランドで
売上もすごく日本で拡大した・・・だけでは社長賞はとれないんです。

具体的な事例を私の社長賞からお伝えしましょう。
広告代理店時代の話です。

そうなんです。
いまVMDの会社の社長やっているんで、社長賞は取れません。(^^)
昔の話をするしかないんです。

ひとつは、番組のプロデュース。
ひとつは、新規クライアント開拓です。

番組のプロデュースでは、自らラジオ局と交渉して、
土曜日のゴールデンタイム30分を
押さえて、ラジオ番組を1年つくりました。
すべて、自分で企画・シナリオ制作(初回のみ)、スポンサー開拓etc。
しかも、通常の営業ノルマにプラスで行ったので、
会社はだれも文句はいいません。
失敗すると、ラジオ局からもらった30分のタイムがすっ飛ぶので、
会社はその分のお金を
ラジオ局に払わなくてはいけません。
まあ、プロデュースした私は、失敗したら首ですね。

それを2ヶ月で企画・クライアントプレゼンして、番組ゴーしましたよ。
それが、「アースデザインマインドミュージック」という、音楽番組だったんです。
こちらの「トータルプロデュース」ご覧ください。

●深沢泰秀トータルプロデュース

もうひとつは、新規クライアント開発。
これは、わかりやすいです。
0から2億だったので、わかりやすいでしょう。(^^)

番組や雑誌プロデュースでざっと1.5億くらいですか。
数字で言うのはあまり好きではないのですが、会社の社長賞の杓子は
そうなので仕方がありません。

社長になった今も、あまり売上や利益をいうのは好きではありません。
でも、まあ会社の土台をなしているのは、この2つなので、やっぱり
オーバルリンク社長賞を上げるとしても、数字を少しは見るかな・・・。

でも、社長なので、社長賞はしれないのですが、「配当」という形で
社長賞はもらっていますよ。(~~9
なにせ、株主ですから。

もうすぐ、オーバルリンク第11期の株主報告です。
今日は、第11期決算概要つくっています。
そのうち、売場塾塾生賞というのをつくりたいですね。
これなら、いけるかも!!

昔、オーバルリンク7周年でプリンタを上げたのですが、
これ、せこかったです。(^^)

●7周年記念プリンタ

牧さん、まだ使っているのかな~。
●受賞者の牧さん

せこかったオーバルリンクをお許しください。

ということで、売場塾の皆さん、
社長賞獲得がんばってくださいね。
期待しております!!!

VMDインストラクター受験者急増中

売場塾第39期生の皆様、VMDインストラクター試験受験お疲れ様でした。
合格者には、本日、VMDインストラクター証書発送いたしました。
ご自宅か会社の方にじきにつくと思います。
おめでとうございます。(^^)

今年の夏は、VMDインストラクターの受験者が多く、
50人以上になっています。
去年の夏の受験者の倍になっています。
特に企業ごとに受験されるケースが増えてきました。
VMDインストラクターが社内VMDチームに必須の資格として
大手企業が採用し始めているんです。

ありがたいことです。(^^)
特に、企業様から指定VMDスクールとして採用されるケースが
多くなってきたのもうれしいです。
大手アパレル会社、インテリア会社、食品会社、流通企業等々・・・。

なお社内VMD担当としての役割はこちら。
売場塾は、こういうことができる人を育成しているんです。

●VMDインストラクターの役割

具体的に会社でどういう仕事をするか、どんな役割を担うかを
想定してVMDを教えています。
だから、ただVMDを勉強するということでは
ないところが売場塾のミソなんです。
将来の仕事で役立つノウハウとスキル、こちらが習得できるんです。

特に、VMDチームの見直しを考えている、経営企画部の方、
人事部の方、そしてブランド管理部の方に、このサービスは
うってつけだと思います。(^^)。
VMDインストラクター戦略プログラムと言い、どうやってVMDチームをつくるか、
どうやってVMDを進行していくか、ゴールはどんなところにあるのか、が
よくわかるサービスになつています。

詳しくは資料請求ご応募するか、
説明会にお越しください。(^^)

●VMDインストラクター戦略プログラム

●VMDインストラクター説明会

販売スタッフから店舗付VMDになる方法

最近の売場塾は、販売スタッフの方の受講多いですよ。
うれしい限りです。

そもそも、売場塾は、本部付VMDまたは、店舗付VMDの方が多く、
いまあるショップの佇まいをどうにかしたい、
収益がもっと出るお店にしたい・・・
と思っているケースがありました。

ディスプレイが好きだから、もっと道を極めたい・・・という
受講ケースもままありますが、まずはVMDをしっかり習得して、
店舗VMDとして能力を発揮したい・・・という方が多いです。

そうなんです。
VMDを習うからには、ディスプレイ制作というよりも
売場づくりをマスターして、
店舗付VMDに、そしていつかは本部VMD担当に・・・と
いう方が多いんです。

ただ、ここでひとつ問題があって、
企業がVMD担当はいらない、あるいはつくる必要がない・・・
と思っているブランドにいつまでも販売スタッフとしていても、
VMD担当にはなれません。
なぜなら、所属している組織がVMDをそんなに重要視していないからです。

本当にVMDプロとして活躍したい方は、
少なくとも店舗VMD担当がいるブランドに転職した方が
いいでしょう。

例えば、H&MとかMUJIとかユニクロとか、
アメリカンイーグルなどです。
ここには店舗VMDもいるし、本部VMDもいますよ。

まあ、ディスプレイが好きだから、
店舗運営の傍ら売場づくりをがんばる・・・という動機は
すごくいいと思います。

「あなたディスプレイうまいからこれやって」と
他店のウインドウも引き受ける販売スタッフや
店長もいますが、売場塾としては、
それをやることにより給料が上がる・・・というところまで
本格化してほしいなと思っています。

でないと、それはVMDを習うというよりも、
ディスプレイを習う・・・ということで、
ディスプレイが好き!という趣味の延長線にすぎないからです。

VMDを習得するからには、ディスプレイがうまくなる!!というよりも、
一歩進んで、少なくとも店舗付VMDになってほしいな・・・
というのが売場塾の本音なんです。

それがVMDインストラクターという資格の面目躍如たるところなんです。

そういう意味では、すでに何人ものかたが、
販売スタッフから有名ブランドの本部VMD、
あるていは店舗VMDに転身していますよ。
つまり、VMDで転職をしているということです。

店舗VMDは、専門職の場合と、販売スタッフ兼任の二種類があります。
VMDインストラクターには最低、兼任店舗VMDになってほしいです。
そのためには、どうしたらいいか、それは自己アピールなんです。
まずは、店長や本部の方に「VMDインストラクターの資格取った」と
言ってほしいです。

確かに資格だけ取ったから店舗でVMDできる!!
というピアールにはなりません。
でも、販売スタッフを続けながら、毎日売場づくりを工夫して、
写真を撮って記録して自分なりの集大成(3ケ月でも、1年でも)続けていき、
それを本部にピーアルしつつ、顧客も増やしていく。
そうしたら、VMD担当をつくろうとしないブランドでも重い腰を
上げるでしょう。
少なくとも兼任VMDとして役職が増えるでしょう。

例えば、あの成城石井でさえ、兼任VMD担当は
どんなに小さい店舗でも最低一人はいますので、
アパレル以外の方でも、夢と希望はありますよ。
ここは優秀者には海外研修のおまけつきです。(^^)

実際に、売場塾の卒業生は、何人ものかたが
社長賞を取って、海外研修にいっています。
優秀な先輩多いです。

VMDインストラクターの方は、ぜひ今度の大阪売場塾交流会、来てくださいね。
先輩である本部VMD、店舗VMDのお話が聞けますよ。
自分たちが、どうやって販売スタッフから本部VMDに
上り詰めたのかがわかるでしょう。(^^)

●フレンチVMD Cafe

お待ちしております!!

VMDインストラクターのバックヤードアドバイス

今日は、VMDインストラクターのコンサルの特色、
バッヤードアドバイスについてお話しします。

普通、VMDコンサルは売場でアドバイスするのですが、
VMDインストラクターの特色として、お店の裏でアドバイスしています。

これ、どういうこと。と思うかもしれませんが、お店でアドバイスするよりも、
お店の裏でのアドバイスも重宝している、
VMDインストラクターの特色です。
この方が、店長さんを納得させることができます。

お店では、目線ツアーと言って、お客様の目線で売場をアドバイスしていますが、
VMDアドバイスのまとめとして、タブレットを使って、
お店の改善点を、バックヤードで店長たちに説明しています。

これが、バックヤードアドバイスというものです。
写真で解説した方が、店長さんたち、納得していただけるからです。
というのは、現場では視界を制限できないんですが、
タブレット写真では制限できるからです。

きれいなショッピングモールに入っているお店は、
周りがきれいなので、お店の中もきれいに見えます。
これ、ハロー効果というんですが、
陳列乱れても店長は気にならないんですね。

ところが、タブレットにだけ映された陳列の写真は周りが見えていません。
乱れた汚い陳列が画面にでかくクローズアップされているんです。

店長は、あらら実はうちの売場ってすごく見にくくて選びにくかったんですね、
と納得。

このように、バックヤードアドバイスは、売場の真実を着実に物語ってくれます。
そう、売場塾のVMDコンサルメソッドって、写真をベースにしているんです。
写真はとても大事なんです。

もちろん、現場でのコンサルはやった方がいいんですが、
まとめとして、バックヤードに移って、
椅子に座って落ち着いたところで、
タブレットに映された写真を見せて解説する、
これマストです。(^-^)

こんな感じで、卒業生のみなさん、
タブレット使っています。

●タブレット使用例

全国のVMDインストラクターのみなさん、
バックヤードアドバイスがんばってくださいね。
詳しいやり方は、週末のVMDインストラクター指導コースで説明します。(^^)

セミナー講師の話し方

私の友人で予備校の人気講師がいますが、
この間、いい話を聞きました。

下記は、セミナーをやるときに参考になりますよ。(^^)

・生徒30人までは、1時間授業なら、一人一人の目を見て話す
・そうすることにより、生徒は緊張するので寝ることはない
・40人以上になると、教室全体と話すようになるので、講師はやりやすいし、生徒も退屈することはない。
・途中で体を動かすことをいれるとよい。
・スライドや黒板は気分転換によい。
ただし、スライドをずっと流すと、暗いので寝てしまうことがある。
・講義は最初が肝心。つまらない講義がはじまりそうだな・・・というのを打破する。
・眠くなるときに、テストをやるのはよくない。
・テストとはいわずにアンケートをする・・・というようなニュアンス。
・テストは、最初にやるか、最後にやるのがよい。
・そして、皆さんよくできました・・・とほめて、自信をつけさせてやるのが先生。
・優れた先生は、「それじゃだめ」と生徒に言って「こうやるんだ」と
実際に自分がやって見せて「さすが」と思わせるような先生がカンペキ。
・VMDの講義でも同じ。VMDインストラクターが講義する・・・という
事前のふれこみでは、
生徒は「むずかしい話をするのかな」と構えてしまうのだが、
最初に「VMDの先生って難しいと思っているでしょ?」
などと一ランクくだけた言い方をすると、生徒は聞く気になる。

いい話ですね。
ためになったと思います。(^^)

理想とするVMDディレクター、VMDインストラクターとは

今日は、理想とするVMDディレクター、VMDインストラクター
について論じたいと思います。

VMDディレクターとは、VMDをディレクションする人のことです。
間違えてはいけないのが、ディスプレイディレクターですね。
これはディスプレイだけをディレクションする人のことです。
マネキン会社に多いのでは、と思います。

VMDディレクターとは、「リモデルのディレクションができる人」
と考えましょう。
リモデルとは、売場を売り方から根本的に変える
ディレクションができる人です。

例えば、伊勢丹メンズ館では、ブランド仕切りから
テイストし仕切りに変革しました。
また、本館パークリモデルでは、エスカレーター周りの売り方から、
そこからのフロアの見え方を律し、店舗の20%の商品をカットする
ディレクションをしています。
こんな感じの方が、VMDディレクターでしょう。

なので、VMDディレクターとは、リモデルを指揮できる人、と考えます。

VMDインストラクターは、これは、VMDを教えることのできる人です。
文字通りインスタクターですが、違うのは、
セミナー講師だけとしてではないということです。
役割は3つあり、集合教育・現場教育・ガイドラインづくりのできる人です。
集合研修はセミナーみたいなものですが、現場教育はOJTです。

つまり、現場でスタッフに教えることができる方、
そしてディスプレイ見本が作れる方です。
特にリバイスといって、その場でIP、PP,VP、什器レイアウト、
POP編集ができないと難しいかな・・・と思います。
ガイドラインとは、ブランドガイドラインのことで、
要はマニュアルが作れるスキルがあることです。

マニュアルをつくるには、報告書が書けないとダメです。
本部に報告したり、マニュアルの元となる報告書が書けるか、
まとめられるかで、集合研修の組み立てやマニュアルの出来も違うからです。

とまあ、ここまで書きましたが、なかなかこの3つを
会得するのは難しいですが、みんな売場塾卒業してからも
がんばっていますよ。

ところで、このVMDインストラクター、売場の登録商標なのです。
つまり、オーバルリンクの資格試験に合格しないと名乗れないので
注意してください。(^^)

VMDデザイナーとは、などについてはまたお知らせしますね。

本部VMDと店舗VMDの違い

今日は本部VMDと店舗VMDの人材分岐、
について考えたいと思います。

本部VMDは本部にいて、VMDを考える人、役目は下記です。
●VMDプランニング
●新店デザイン監修
●展示会企画運営
●VMDマニュアル作成
●VMD研修
●ディスコン審査
●各店舗OJT
●商業施設売場提案
●新プランドショップコンセプト策定

うーん、いろいろありますね。
肩や、店舗VMDの役割は何でしょうか。

●指示書に基づくインスタ
●店員研修
●ディスコン用ディスプレイ造作
●棚割り管理
●オーケストレーション管理
●指示書に基づく什器移動
●Before After写真送付
●OJT報告書
●ウインドウディスプレイ制作
●指示書にもとづくディスプレイ買い出し
●売上グラフ管理

うーん、こっちもいろいろありますね。
しかし決定的な違いがあります。

本部VMDが主で店舗VMDが従という感じ。
やっぱり情報発信は本部からなんですが、
フィードバックは店舗VMDですね。

本部VMDは頭脳で店舗VMDは手足なので、
●本部VMDは企画能力・プレゼン能力・対人折衝能力。
●店舗VMDはディスプレイ能力、応用力、表現力、アート力か。

しいて言うと、本部VMDは多少デイスプレイ下手でも
企画やプレゼンがうまく、他部署のたくさんの方とコミュニケーションを
はかれる方がいいですね。

対して、店舗VMDは、ディスプレイスキルがいい人と、
アパレルならコーディネート能力、表現力ということになりますか。
あとは繊細な頭の持ち主かな。
売場の変化を即読み取り、すばやく修正できるスキルですね。

ということは、店舗VMDのあなたがまずやることは、
ディスプレイがうまくなること、売場の再編集能力が長けていることですね。

本部VMDのあなたがやることは、企画・プレゼン能力ですね。
そして、組織の人たちとコミュニケーションがとれていること。
これですね。(^^)

ただ給料の違いがありますね。
本部VMDは正社員ですが、店舗VMD準社員かパートの場合もありますね。
子の違いは何でしょう。
やはり主か従かの違いでしょうか。
だとすると、店舗VMDが本部VMDなみに給料もらうにはどうすればいいか。

これは次回以降、じっくり論じていきますよ。