VMDでの社長賞の取り方

今日は社長賞の取り方をお話しします。

最近、売場塾卒業生の方で、VMDで会社に貢献している…とのことで
社長賞を取った方が3名もいるんです。

しかも、今年に入ってからです。
いずれも有名ブランド企業で、うち2社は上場しているビッグな会社です。

すばらしいです。~
拍手!!

社長賞の内訳は、3名とも報奨金。
うち2名が海外研修。
すばらしいです!!!

VMDは新しい経営ノウハウで、それを会社が半信半疑で導入し、
VMDインストラクターがその担当になり、わが社の商品、あるいは
チェーン店の売上に多大な貢献を上げた・・・という理由です。

すごいな~。と思います。
VMD担当がわが社になくてはならないと、社長が思う。
その役割をVMDインストラクターが担う・・・。
これほど、うれしいことはありません。(^^)

海外研修は、主に小売企業が発達しているアメリカでした。
やっぱそうですね。
幹部候補生として、アメリカに行き、ますますVMDを磨いていく・・・
そんな人にまた秋葉でセミナーやってもらいたいです。
過去一度やりましたよ。

●アメリカ視察セミナー

さて、VMDインストラクターとしてどうやって社長賞を取るか?
その取り方を教えましょう。
過去2回、大手会社にいて社長賞を取った私がお教えしますよ。(^^ょ

社長賞を取るには、
●会社に多大に貢献した
●他人よりユニークな行いをした
この二つを満足させることが肝心です。

まず、●会社に多大に貢献した から行きましょう。
単なる「貢献」じゃダメなんです。
「多大な貢献」でないと。
例えば、20店まチェーン店の中で一番売上を上げた。
去年より50%売上アップした。
じゃダメなんです。

売上数字では、少なくとも億単位でないと。
売上たくさん上げたでは、社長さん出てきません。(笑)
0だった売上が1億増えた・・・でないとダメでしょう。
それには、新ブランド、ブランド転換、新業態開発くらいはしないと
0から1億円売り上げた・・・というイメージには見えません。
だから、銀座にお店を出して1億売上げたた・・・では誰でもできることなので、
そこがポイントです。

ただ、むずかしいのは、VMD担当は店長ではないので、
直接売上に貢献した・・・
とは見えませんので、画期的なショップデザイン、
画期的なVMDプロデュース、
画期的な品揃え、画期的なプロモーションの企画開発・
実施が必要でしょう。
大手マネキン会社におもしろいディスプレイをつくってもらって、
たまたまそれが
話題になった・・・というのでは、あなたの発想ではないし、
あなたがしたことではありません。

たまたま、別ブランドのVMD担当になって、それがたまたま好調なブランドで
売上もすごく日本で拡大した・・・だけでは社長賞はとれないんです。

具体的な事例を私の社長賞からお伝えしましょう。
広告代理店時代の話です。

そうなんです。
いまVMDの会社の社長やっているんで、社長賞は取れません。(^^)
昔の話をするしかないんです。

ひとつは、番組のプロデュース。
ひとつは、新規クライアント開拓です。

番組のプロデュースでは、自らラジオ局と交渉して、
土曜日のゴールデンタイム30分を
押さえて、ラジオ番組を1年つくりました。
すべて、自分で企画・シナリオ制作(初回のみ)、スポンサー開拓etc。
しかも、通常の営業ノルマにプラスで行ったので、
会社はだれも文句はいいません。
失敗すると、ラジオ局からもらった30分のタイムがすっ飛ぶので、
会社はその分のお金を
ラジオ局に払わなくてはいけません。
まあ、プロデュースした私は、失敗したら首ですね。

それを2ヶ月で企画・クライアントプレゼンして、番組ゴーしましたよ。
それが、「アースデザインマインドミュージック」という、音楽番組だったんです。
こちらの「トータルプロデュース」ご覧ください。

●深沢泰秀トータルプロデュース

もうひとつは、新規クライアント開発。
これは、わかりやすいです。
0から2億だったので、わかりやすいでしょう。(^^)

番組や雑誌プロデュースでざっと1.5億くらいですか。
数字で言うのはあまり好きではないのですが、会社の社長賞の杓子は
そうなので仕方がありません。

社長になった今も、あまり売上や利益をいうのは好きではありません。
でも、まあ会社の土台をなしているのは、この2つなので、やっぱり
オーバルリンク社長賞を上げるとしても、数字を少しは見るかな・・・。

でも、社長なので、社長賞はしれないのですが、「配当」という形で
社長賞はもらっていますよ。(~~9
なにせ、株主ですから。

もうすぐ、オーバルリンク第11期の株主報告です。
今日は、第11期決算概要つくっています。
そのうち、売場塾塾生賞というのをつくりたいですね。
これなら、いけるかも!!

昔、オーバルリンク7周年でプリンタを上げたのですが、
これ、せこかったです。(^^)

●7周年記念プリンタ

牧さん、まだ使っているのかな~。
●受賞者の牧さん

せこかったオーバルリンクをお許しください。

ということで、売場塾の皆さん、
社長賞獲得がんばってくださいね。
期待しております!!!

VMDインストラクター受験者急増中

売場塾第39期生の皆様、VMDインストラクター試験受験お疲れ様でした。
合格者には、本日、VMDインストラクター証書発送いたしました。
ご自宅か会社の方にじきにつくと思います。
おめでとうございます。(^^)

今年の夏は、VMDインストラクターの受験者が多く、
50人以上になっています。
去年の夏の受験者の倍になっています。
特に企業ごとに受験されるケースが増えてきました。
VMDインストラクターが社内VMDチームに必須の資格として
大手企業が採用し始めているんです。

ありがたいことです。(^^)
特に、企業様から指定VMDスクールとして採用されるケースが
多くなってきたのもうれしいです。
大手アパレル会社、インテリア会社、食品会社、流通企業等々・・・。

なお社内VMD担当としての役割はこちら。
売場塾は、こういうことができる人を育成しているんです。

●VMDインストラクターの役割

具体的に会社でどういう仕事をするか、どんな役割を担うかを
想定してVMDを教えています。
だから、ただVMDを勉強するということでは
ないところが売場塾のミソなんです。
将来の仕事で役立つノウハウとスキル、こちらが習得できるんです。

特に、VMDチームの見直しを考えている、経営企画部の方、
人事部の方、そしてブランド管理部の方に、このサービスは
うってつけだと思います。(^^)。
VMDインストラクター戦略プログラムと言い、どうやってVMDチームをつくるか、
どうやってVMDを進行していくか、ゴールはどんなところにあるのか、が
よくわかるサービスになつています。

詳しくは資料請求ご応募するか、
説明会にお越しください。(^^)

●VMDインストラクター戦略プログラム

●VMDインストラクター説明会

販売スタッフから店舗付VMDになる方法

最近の売場塾は、販売スタッフの方の受講多いですよ。
うれしい限りです。

そもそも、売場塾は、本部付VMDまたは、店舗付VMDの方が多く、
いまあるショップの佇まいをどうにかしたい、
収益がもっと出るお店にしたい・・・
と思っているケースがありました。

ディスプレイが好きだから、もっと道を極めたい・・・という
受講ケースもままありますが、まずはVMDをしっかり習得して、
店舗VMDとして能力を発揮したい・・・という方が多いです。

そうなんです。
VMDを習うからには、ディスプレイ制作というよりも
売場づくりをマスターして、
店舗付VMDに、そしていつかは本部VMD担当に・・・と
いう方が多いんです。

ただ、ここでひとつ問題があって、
企業がVMD担当はいらない、あるいはつくる必要がない・・・
と思っているブランドにいつまでも販売スタッフとしていても、
VMD担当にはなれません。
なぜなら、所属している組織がVMDをそんなに重要視していないからです。

本当にVMDプロとして活躍したい方は、
少なくとも店舗VMD担当がいるブランドに転職した方が
いいでしょう。

例えば、H&MとかMUJIとかユニクロとか、
アメリカンイーグルなどです。
ここには店舗VMDもいるし、本部VMDもいますよ。

まあ、ディスプレイが好きだから、
店舗運営の傍ら売場づくりをがんばる・・・という動機は
すごくいいと思います。

「あなたディスプレイうまいからこれやって」と
他店のウインドウも引き受ける販売スタッフや
店長もいますが、売場塾としては、
それをやることにより給料が上がる・・・というところまで
本格化してほしいなと思っています。

でないと、それはVMDを習うというよりも、
ディスプレイを習う・・・ということで、
ディスプレイが好き!という趣味の延長線にすぎないからです。

VMDを習得するからには、ディスプレイがうまくなる!!というよりも、
一歩進んで、少なくとも店舗付VMDになってほしいな・・・
というのが売場塾の本音なんです。

それがVMDインストラクターという資格の面目躍如たるところなんです。

そういう意味では、すでに何人ものかたが、
販売スタッフから有名ブランドの本部VMD、
あるていは店舗VMDに転身していますよ。
つまり、VMDで転職をしているということです。

店舗VMDは、専門職の場合と、販売スタッフ兼任の二種類があります。
VMDインストラクターには最低、兼任店舗VMDになってほしいです。
そのためには、どうしたらいいか、それは自己アピールなんです。
まずは、店長や本部の方に「VMDインストラクターの資格取った」と
言ってほしいです。

確かに資格だけ取ったから店舗でVMDできる!!
というピアールにはなりません。
でも、販売スタッフを続けながら、毎日売場づくりを工夫して、
写真を撮って記録して自分なりの集大成(3ケ月でも、1年でも)続けていき、
それを本部にピーアルしつつ、顧客も増やしていく。
そうしたら、VMD担当をつくろうとしないブランドでも重い腰を
上げるでしょう。
少なくとも兼任VMDとして役職が増えるでしょう。

例えば、あの成城石井でさえ、兼任VMD担当は
どんなに小さい店舗でも最低一人はいますので、
アパレル以外の方でも、夢と希望はありますよ。
ここは優秀者には海外研修のおまけつきです。(^^)

実際に、売場塾の卒業生は、何人ものかたが
社長賞を取って、海外研修にいっています。
優秀な先輩多いです。

VMDインストラクターの方は、ぜひ今度の大阪売場塾交流会、来てくださいね。
先輩である本部VMD、店舗VMDのお話が聞けますよ。
自分たちが、どうやって販売スタッフから本部VMDに
上り詰めたのかがわかるでしょう。(^^)

●フレンチVMD Cafe

お待ちしております!!

VMDインストラクターのバックヤードアドバイス

今日は、VMDインストラクターのコンサルの特色、
バッヤードアドバイスについてお話しします。

普通、VMDコンサルは売場でアドバイスするのですが、
VMDインストラクターの特色として、お店の裏でアドバイスしています。

これ、どういうこと。と思うかもしれませんが、お店でアドバイスするよりも、
お店の裏でのアドバイスも重宝している、
VMDインストラクターの特色です。
この方が、店長さんを納得させることができます。

お店では、目線ツアーと言って、お客様の目線で売場をアドバイスしていますが、
VMDアドバイスのまとめとして、タブレットを使って、
お店の改善点を、バックヤードで店長たちに説明しています。

これが、バックヤードアドバイスというものです。
写真で解説した方が、店長さんたち、納得していただけるからです。
というのは、現場では視界を制限できないんですが、
タブレット写真では制限できるからです。

きれいなショッピングモールに入っているお店は、
周りがきれいなので、お店の中もきれいに見えます。
これ、ハロー効果というんですが、
陳列乱れても店長は気にならないんですね。

ところが、タブレットにだけ映された陳列の写真は周りが見えていません。
乱れた汚い陳列が画面にでかくクローズアップされているんです。

店長は、あらら実はうちの売場ってすごく見にくくて選びにくかったんですね、
と納得。

このように、バックヤードアドバイスは、売場の真実を着実に物語ってくれます。
そう、売場塾のVMDコンサルメソッドって、写真をベースにしているんです。
写真はとても大事なんです。

もちろん、現場でのコンサルはやった方がいいんですが、
まとめとして、バックヤードに移って、
椅子に座って落ち着いたところで、
タブレットに映された写真を見せて解説する、
これマストです。(^-^)

こんな感じで、卒業生のみなさん、
タブレット使っています。

●タブレット使用例

全国のVMDインストラクターのみなさん、
バックヤードアドバイスがんばってくださいね。
詳しいやり方は、週末のVMDインストラクター指導コースで説明します。(^^)

セミナー講師の話し方

私の友人で予備校の人気講師がいますが、
この間、いい話を聞きました。

下記は、セミナーをやるときに参考になりますよ。(^^)

・生徒30人までは、1時間授業なら、一人一人の目を見て話す
・そうすることにより、生徒は緊張するので寝ることはない
・40人以上になると、教室全体と話すようになるので、講師はやりやすいし、生徒も退屈することはない。
・途中で体を動かすことをいれるとよい。
・スライドや黒板は気分転換によい。
ただし、スライドをずっと流すと、暗いので寝てしまうことがある。
・講義は最初が肝心。つまらない講義がはじまりそうだな・・・というのを打破する。
・眠くなるときに、テストをやるのはよくない。
・テストとはいわずにアンケートをする・・・というようなニュアンス。
・テストは、最初にやるか、最後にやるのがよい。
・そして、皆さんよくできました・・・とほめて、自信をつけさせてやるのが先生。
・優れた先生は、「それじゃだめ」と生徒に言って「こうやるんだ」と
実際に自分がやって見せて「さすが」と思わせるような先生がカンペキ。
・VMDの講義でも同じ。VMDインストラクターが講義する・・・という
事前のふれこみでは、
生徒は「むずかしい話をするのかな」と構えてしまうのだが、
最初に「VMDの先生って難しいと思っているでしょ?」
などと一ランクくだけた言い方をすると、生徒は聞く気になる。

いい話ですね。
ためになったと思います。(^^)

理想とするVMDディレクター、VMDインストラクターとは

今日は、理想とするVMDディレクター、VMDインストラクター
について論じたいと思います。

VMDディレクターとは、VMDをディレクションする人のことです。
間違えてはいけないのが、ディスプレイディレクターですね。
これはディスプレイだけをディレクションする人のことです。
マネキン会社に多いのでは、と思います。

VMDディレクターとは、「リモデルのディレクションができる人」
と考えましょう。
リモデルとは、売場を売り方から根本的に変える
ディレクションができる人です。

例えば、伊勢丹メンズ館では、ブランド仕切りから
テイストし仕切りに変革しました。
また、本館パークリモデルでは、エスカレーター周りの売り方から、
そこからのフロアの見え方を律し、店舗の20%の商品をカットする
ディレクションをしています。
こんな感じの方が、VMDディレクターでしょう。

なので、VMDディレクターとは、リモデルを指揮できる人、と考えます。

VMDインストラクターは、これは、VMDを教えることのできる人です。
文字通りインスタクターですが、違うのは、
セミナー講師だけとしてではないということです。
役割は3つあり、集合教育・現場教育・ガイドラインづくりのできる人です。
集合研修はセミナーみたいなものですが、現場教育はOJTです。

つまり、現場でスタッフに教えることができる方、
そしてディスプレイ見本が作れる方です。
特にリバイスといって、その場でIP、PP,VP、什器レイアウト、
POP編集ができないと難しいかな・・・と思います。
ガイドラインとは、ブランドガイドラインのことで、
要はマニュアルが作れるスキルがあることです。

マニュアルをつくるには、報告書が書けないとダメです。
本部に報告したり、マニュアルの元となる報告書が書けるか、
まとめられるかで、集合研修の組み立てやマニュアルの出来も違うからです。

とまあ、ここまで書きましたが、なかなかこの3つを
会得するのは難しいですが、みんな売場塾卒業してからも
がんばっていますよ。

ところで、このVMDインストラクター、売場の登録商標なのです。
つまり、オーバルリンクの資格試験に合格しないと名乗れないので
注意してください。(^^)

VMDデザイナーとは、などについてはまたお知らせしますね。

本部VMDと店舗VMDの違い

今日は本部VMDと店舗VMDの人材分岐、
について考えたいと思います。

本部VMDは本部にいて、VMDを考える人、役目は下記です。
●VMDプランニング
●新店デザイン監修
●展示会企画運営
●VMDマニュアル作成
●VMD研修
●ディスコン審査
●各店舗OJT
●商業施設売場提案
●新プランドショップコンセプト策定

うーん、いろいろありますね。
肩や、店舗VMDの役割は何でしょうか。

●指示書に基づくインスタ
●店員研修
●ディスコン用ディスプレイ造作
●棚割り管理
●オーケストレーション管理
●指示書に基づく什器移動
●Before After写真送付
●OJT報告書
●ウインドウディスプレイ制作
●指示書にもとづくディスプレイ買い出し
●売上グラフ管理

うーん、こっちもいろいろありますね。
しかし決定的な違いがあります。

本部VMDが主で店舗VMDが従という感じ。
やっぱり情報発信は本部からなんですが、
フィードバックは店舗VMDですね。

本部VMDは頭脳で店舗VMDは手足なので、
●本部VMDは企画能力・プレゼン能力・対人折衝能力。
●店舗VMDはディスプレイ能力、応用力、表現力、アート力か。

しいて言うと、本部VMDは多少デイスプレイ下手でも
企画やプレゼンがうまく、他部署のたくさんの方とコミュニケーションを
はかれる方がいいですね。

対して、店舗VMDは、ディスプレイスキルがいい人と、
アパレルならコーディネート能力、表現力ということになりますか。
あとは繊細な頭の持ち主かな。
売場の変化を即読み取り、すばやく修正できるスキルですね。

ということは、店舗VMDのあなたがまずやることは、
ディスプレイがうまくなること、売場の再編集能力が長けていることですね。

本部VMDのあなたがやることは、企画・プレゼン能力ですね。
そして、組織の人たちとコミュニケーションがとれていること。
これですね。(^^)

ただ給料の違いがありますね。
本部VMDは正社員ですが、店舗VMD準社員かパートの場合もありますね。
子の違いは何でしょう。
やはり主か従かの違いでしょうか。
だとすると、店舗VMDが本部VMDなみに給料もらうにはどうすればいいか。

これは次回以降、じっくり論じていきますよ。

VMDインストラクターのモニター時間

この間、VMDインストラクターは
修行の時期はお試し期間、
つまりモニター期間設ければいいと言いました。

目安として半年から1年と言いましたが
、少し詳しく述べます。
モニター期間はただ、1年過ごせばいっぱしの
VMDインストラクターになれるとは限らないです。
やっぱり、100時間以上はコンサルしないとダメでしょう。
講義の場合は、50時間かな。

コンサル100時間は、店舗診断を2時間とすると、
50回ということになります。
4時間でしたら、25回です。

通常の店舗診断は30坪のお店で2時間くらいで終わります。
これを50回繰り返せば、VMDコンサルティングに慣れてきて
自分なりの守破離の離の境地に行くことができます。

ただ、この2時間はプラス4倍と考えなくてはいけません。
つまり、店舗診断の準備時間2時間、
店舗診断終わっての振り返り2時間です。
特に振り返りの2時間は自己のVMDノウハウを高めていくのに
とても無重要なんです。
他のVMDコンサルより数歩先に行くには、
この時間が欠かせないのです。
だから、100時間コンサル時間をクリアしましょうと
いっていますが、
実際には400時間なんです。

オーバルリンクは、この100時間目安で派遣する
コンサルを選んでいます。
ただ、テストをする時もあって、落ちる人もいます。
その時はテストを学習だと思ってください。(^^)

ということで、VMDインストラクターは売場塾を
卒業した後が勝負なんです。
VMDインストラクター指導コースでは、
目標100時間の過ごし方を教えていますので
興味ある卒業生はオプションを受けてみましょう。

VMDインストラクターのモニター期間

最近は、VMDインストラクターの資格を取って独立される方が
多くなってきました。

日本に、売場づくりという職業人をたくさんつくることが
当社の狙いなので、それはうれしいです。

でも、VMDインストラクターになったからと行って
即仕事がうまくいくとは限りません。
独立した方のVMDの収益は、クライアントあってのことですので、
まずはクライアントを探すこと。
そして仕事を請け負い、クライアントに満足していただくこと。
そして最後にお金が入ってくるのです。

クライアント満足、
これが大事です。
「先生に来てもらってよかった~」とか
「先生のおかげで売り上げが伸びた!」
となると、お金をもらってお客様も満足して
頂けるという、ダブルのうれしさがみなぎるでしょう。

それがVMD独立後の糧となり、さらに成長していくきっかけになると
思います。

ただ、お金をすぐもらえるのは、VMDの経験が豊富か、以前流通で
売り場づくりに関わっていた方が多いと思います。
VMD未経験で一から独立して仕事をされる方は、最初のお金を取ることが
とても難しいかな、と思います。
そんな時はやっぱりモニター期間が必要ではないかな、と思います。

モニター期間とは、「先生になるための助走期間」です。
VMDインストラクターになって、名刺にその肩書をつければ、
仕事がうまくいことは限らず、やっぱりVMD経験がある人の方が
スムーズに仕事をこなしていきます。

VMDコンサルになって、現場指導や会議室でプレゼンしたり
企画書を書いたりするのは慣れが必要だと思います。
企画書をかけなかったり、プレゼンしたことのない方は
結構いるのではないでしょうか。
本部VMDの方だったら、そういう経験はいくらでもありますが、
販売員だった方や主婦を長くやっている方は、慣れるのに大変だと思います。

その慣れる期間は1年くらいだと思いますが、この期間、
仕事の金額より、「慣れるための時間投資」と考えた方がいいです。

VMDコンサル料を高めに設定して、何も仕事が来ないよりも、
無料にしてどんどん仕事をとって、プランをして、コンサルをして
・・・とどんどん経験を積んでいく。
つまり、時間投資をされた方がいいかな、という感じです。

VMDのお仕事初心者の方、
特に「おうち起業」されているような方は、おススメします。

最初は「見習い価格」で行っている期間だということを
クライアントに言えば、それで失敗しても無料ならクライアントは
文句を言わないはずです。
そのうちに、仕事にだんだん慣れて、それからお金を取った方がいいです。

かくゆう私も創業したての頃は、「無料店舗診断」をよくしていましたよ。
その後、力をつけていき、普通に料金を取るようになったのです。
(今は無料はまったくやっていません、すみません~)

昔はVMDというと、デコレーターの先生に見習いとして入り、徐々に
力をつけていったもの。
今は、デコレーター=VMDではなく、どちらかというと売場づくりの
コンサルタントになりますので、誰かの弟子になる・・・と
いうのが難しい時代です。

だとしたら、自ら「モニターキャンペーン」をして、修行価格を
つけ安くしてたくさんのクライアントを獲得し、たくさんの経験をしていって、
本当のプロになっていけばいいでしょう。

独立している、VMDインストラクターの皆さん、最初はとにかく経験です。
お金は二の次にして、時間を買いましょう。1年二年、モニター期間を設けて
力をつけていくのです。
そしたら、きっとプロのVMD職業人になって大成すると思います。(^^)

頑張ってください。~

VMDインストラクターが使う、売り場作りの言葉

VMDインストラクターがやってはいけないことの中に
「専門用語を使いすぎる」というのがあります。

VMD用語ばかりを使ってスタッフへの現場教育をするケースは
ほとんど、VMDインストラクターが何を言っているのか、
スタッフは思います。

VMD用語は、プロ用語ですので、VMDインストラクターは
VMDを伝える相手のレベルに合わせなくてはいけません。
VMDを知らない方にVMD用語を使っても、相手にとって
ギリシャ語になります。

例えば、
「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」
といってもスタッフはわからないでしょう。

専門用語というのは、実はその用語を普段使いしている人にしか
わかりません。
例えば、釣り用語を使った会話を言ってみます。

「ミドルレンジにフローティングしているバスを、サスペンダーで
ツイッチ、バイトさせましょう」と釣りの先生が、釣り初心者に
言っても何のことかわかりません。

この場合、
「池の水面と底の、ちょうど真ん中を泳いでいるブラックバスを
中層を泳がせる疑似餌を使って、糸を急速に引っ張ったり
離したりしましょう。すると、魚が疑似餌を食べてくれますよ」
と言わなければ初心者にはわかりません。

さて、先ほどの「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」を
意訳してみます。

「商品の種類ごとに、タテの陳列にくくって、虹色の順番に、商品を
表を前にして並べましょう。商品と商品の間は2cm開けてください」
これが正解です。

わかりましたか。
VMDインストラクターの方は、専門用語を使えばプロ、
と思わないでください。
どんなスタッフ、それが主婦でも学生のスタッフでも、売場づくりを
わかりやすく伝えるのがプロなんです。
専門用語は、プロとプロが会話する場合、スタッフが高度なVMD教育を
受けていている場合以外は、普通の言葉に変換してください。

例えば、現場スタッフを集めた集合教育では、プロ用語はご法度です。
VMD用語を普通の言葉に置き換えて講義します。

講義のレジメもそうです。
よくディスプレイセミナーに使われている、この本も
実はVMD用語はまったくありません。
VP,PP,IPという言葉すらありません。
すべて「陳列」「展示」という言葉で書いています。(^^)

売場塾はVMDプロを目指す方の学校なので、
この専門用語を使いこなす授業が多いです。
専門用語は55以上でてきます。
最初は初心者として売場塾に入ったけれど、
卒業時にはたくさんのVMD用語を知っていて、
それが使いこなせるようになれます。

専門用語を使いこなすことにより、VMDという学問を深く知り、
そのうえで、相手のレベルに合わせて用語を使い分けるように
しましょう。