年末、商空間スタイリスト認定講師の方と話をしていたら、ディスプレイを習いに来ている人たちは、アクティブな女性が多い、という話になりました。
話は戻りますが、アクティブな女性とは、ACTiveと書き、
A(アドバイザー)、
C(コーディネーター)、
T(トレーナー)
という頭文字を表しています。
ディスプレイをつくるというそのものよりも、ディスプレイがうまくできるリクツを知りたい、そしてそのリクツを人に教えたい、というのが彼女たちの意図のようです。
「ディスプレイはうまくできるけど、それを人に伝えられない」
「このディスプレイ、なんかヘンだと思ったけれど、どこがどうヘンか言えない」
「ディスプレイがうまくできるロジックが知りたい」
ということなのでした。
このような方は、
●自分のスキルを常に磨きたい。
●自身のセンスを上げたい。
●何かを作るのが好き。習い事も大好き。
という性格なので、文字通りアクティブ女性なのです。
ACTive女性は以下のような形で、ディスプレイの先生になる指向を持っています。
(A)アドバイザー
売場づくりをアドバイスすることによって、店内を魅力的に見せ、モノが売れるようにアドバイスする。
ディスプレイのリクツを知っているので、何が正しいのかアドバイスできる。
(C)コーディネーター
ディスプレイの店内空間を魅力的にコーディネートできる。
改装することなしに、ディスプレイ、什器レイアウト、POP等の販促物を改善することにより、店のたたずまいを魅力的にすることができる。
装飾中心のデコレーターとは少し違う。
(T)トレーナー
チェーン店舗を巡回して、ショップスタッフをトレーニングする。
自らディスプレイをつくることもあるが、基本的にはショップスタッフに指導してつくってもらう。
ACTive女性、自分で言うのもなんですが、いい響きです。
これからはVMDのマーケティング用語になるといいですね。~
VMDスキルを身に着けることによって、世の中の女性がアクティブになる。
自ら起業したり、副業にすることにより、社会貢献できる・・・というわけです。
これが、コロナ禍で社会的苦境に陥っている女性パワーを支える用語になってくれたら、オーバルリンクもVMDインストラクター事業をやってきた甲斐があるというものです。
コロナ禍の2020年でしたが、来年はみんながアクティブな年になりますように。
大みそかの願いです。
(VMDコンサルタント 深沢泰秀)