MD分類とは

今日はMD分類について話しします。
けっこう、VMD分類と混同する方、多いと思います。

MD分類とVMD分類の大きな違いは、品揃えと展開です。
MD分類のキーワードはお客様の買い方、そして仕入です。

VMD分類のキーワードは、お客様の選ぶ順番、そして展開です。

MD分類はお客様の買い方ですから、お客様の欲している商品が
たくさんある品揃えの店にすること、それがMD分類なんです。

だから、陳列や展示の様式は別として、店舗のバイヤーが
外の業社に発注するのが大事です。

だから、陳列や展示の様式は別として、店舗のバイヤーが
外の業社に発注するのが大事です。
この場合、お客様の買い方を分類し、その分類を元に
業社に発注することからMD分類というわけです。

お客様は色で買うから、色ごとに揃えようとして外注先に
発注します。
サイズごとに買うから、サイズごとに外注先に発注します。
この色ごと、サイズごとに発注するという行為が分類というわけです。

なんだかややこしいですね。
MD分類を一言で言うと、品揃えです。
VMDのMDに関しては、品揃えと展開が大きな流れですので、
●MD分類でお客様の要望をしっかり分類して外注に発注し仕入れ、
●VMD分類で仕入れたそれらの商品を売場にわかりやすく見つけやすく
展開する
というように覚えておくといいです。

また、MD分類はバックヤードに置かれた分類・・・として考えると
理解しやすいです。
仕入れた商品は段ボール箱という分類で入荷し、倉庫やバックヤードに
置かれますので、その分類がまさにMD分類と言えます。

次は、VMD分類についてお話しますね。(^^)

オリンピック競技場のコンペ方式

東京オリンピック主会場の建設費の問題、
連日のマスコミの話題になっています。
仕切り直しになりましたが、
間に合うんでしょうか?(・_・;

安藤忠雄さんや熊谷さんは、
デザインと建設費のトータルな管理はしてこなかったみたいなこと、
言ってますが、それにしても建設費の予算きちっと
計算してこなかったオリンピック委員会に問題ありますね。

今日は、このデザイン料、設計料、施工費など、
お店づくりにも重要な管理は予算項目についてお話しします。

まず、お店を作るのは誰か?
についてですが様々な人や会社が関わっています。
大まかに分けて、施主、デザイナー、企画設計者
実施設計者、施工会社に大別されます。

これらは、会社的にも分かれます
。デザイン会社、設計会社、施工会社という具合。
もちろんデザイン、設計は会社でなく、
個人でもできます。
街で見る設計事務所の看板が自宅に掲示されている方は、
会社でなく個人で仕事をしています。

どんなに安いお店でも外装から作ったら数千万に軽くなりますし、
内装でも軽く数百万からかかります。
お店ができてお金が施主から支払われるまでは、
個人がこれらの費用を負担することになります。
なので、支払い能力がない個人に施工を頼む人はいません。

さて、施主、つまりお店の持ち主になる会社は、
これらの個人、法人にどのようにお店づくりを頼むか決めます。
頼み方は3つ方法があります。
分別方式と、ゼネコン方式、その折衷様式があります。

オリンピック主会場は、この分別方式でした。
まず、デザイナーを選んで、次に施工会社にそのデザイン
に基づいて施工を頼むという、
分別発注方式だったんです。これが間違いのもとでした。(・_・;

しかもデザインコンペでした。
まず斬新なデザインをコンペしてデザイナーを選び、
それから施工費を見積もりしようとしました。

私たちショップデザイナーは、確かに予算を考えてデザインをつくります。
やっぱりVMD的に面白いお店をつくり、
オーバルリンクってやっぱり斬新なデザインつくるなあ!
と言われたいので、面白いお店をつくろうとしますよ。(^-^)

ただ、デザイン、おもしろければいいかというと、
そんなことはなく、ブランドのコンセプトや予算、
社会通年やトレンドなどを勘案して、もちろん決めます。

そうして、ショップデザインをつくり、クライアントにプレゼンします。
例の宇宙船のようなオリンピック主会場のように、
コンピューターグラフィックスでかっこよくつくり、
クライアントを魅了します。

オリンピックのデザインを決める選考委員会は、
ザハさんのデザイイ案を決めました。
その選考委員会のメンバーがそのデザインで作ったら
1600億で済むと思ってしまったわけです。

ちなみにこのコンペがゼネコン方式でしたら、
ある程度正確な見積もりはデザイン提案時にでていたはずです。な
ぜかというと、鹿島建設とか狭間組とか大手のゼネコンは、
デザイン提案時に施工費がいくらかかるか見積もっているからです。

それに懲りたオリンピック選考委員会は、今度はゼネコン方式の
コンペをしています。

今回のような分別方式のデザインコンペは、デザインが主なため、
予算は後回しになっていました。
提案するデザイナーの方も、デザイン料がメインの収益で、
施工費は関係ないので、正確に施工費を見積もることは
なかったわけです。

今回は、ザハさん、あまりに施工費をあまく見ていました。
と同時に選考委員会の方、せめて企画設計もザハさんに提出いただいて、
施工会社に見積もりを取るべきでした。
というのは、施工費というのは、デザインを、
見ただけでは見積もりが取れないからです。
デザインはほとんどパースと呼ばれるイメージ絵です。
コンピューターグラフィックスで行います。
CADとも言いますね。
設計図がないと施工会社は見積もりに困ってしまうからです。

キールアーチこんな感じ、とデザイナーが言っても、
どんな仕様で正確なサイズはどのくらいか、
素材は何かみたいな設計図がないとわからないからです。

この、VMDの世界では当たり前のことが、
国の威信であるオリンピック主会場でなされていなかったとは。。。
(・_・;

VMD関係者の皆さん、デザインを甘く見ないで
クライアントの予算通りのデザイン案を提案しましょう。(^^)

クリエイティブなVMDチームとは

VMDチームはクリエイティブなチームでないと
ダメ でしょうね。

VMDセクセョンほど、クリエイティブが求められる部署はないでしょう。
クリエイティブとは、アートとは違う響きで、
物事をユニークに考える発想のところから発生する制作表現なんです。

ユニークさ、これが肝心です。他と違う、おもしろい、
ほう、とうならせる、、、こういうのがクリエイティブだと考えます。

私事ですが、あまり人と同じ表現は好きではありません。
つまんないんですね。人と同じたと。
だからいつもユニークさを求めるんです。
なーんだ、オーバルリンクって他のVMD会社と同じじゃん、と
言わないようにしたい。

それは会社経営にしても、ディスプレーにしても、POPにしても、
ショップデザインにしてもです。

どこが違うの?と訊かれると、事業そのものや、
クライアント、やっている仕事などを見てください。(^-^)

●オーバルリンクの事例

VMDに関するクリエイティブ表現は、
独創性、斬新性、意外性、芸術性、発想性などの点で
ユニークさを発揮することです

例えば、斬新性と独創性では、従来のVMDの当たり前をぶち壊す!これです。
例えば、VPはもういらないという発想。
例えば、店内見通しを悪くするという発想。
例えば、完全にショールーム化するという発想です、

VPはもういらないという発想については、
VP概念があるために、ディスプレー配置がうまくいかないSCが増えてます。
そこでグランドプレゼンテーションという新たな発想で、
店内全体をVPにするという発想を採用してはどうでしょう。

ということで、
クリエイティブなVMDチームをつくりましょう。

ショールーミング時代のVMDとは

家電業界も勢力図が変わりつつありますね。
ショールーミングが定着した昨今、家電店で商品を見て、
ネットで買う人が増えています。

一昨日の日経MJの記事を見ると、ヤマダ電機は確かに売上日本一
ですが、営業利益はヨドバシカメラの1/5で、ビックカメラや
ケーズデンキと同等です。
さらにヨドバシカメラの店員一人あたりの稼ぎ高はヤマダ電機の
数倍と、専門員による接客対応が定評で、ヨドバシカメラ店頭でしか
買えないオリジナルモデルのMD編成など、ショールーミングに
流れない売場モデルをつくっています。

私もヨドバシでよく買うんですが、店員の専門性かなり高いのに
ビックリしています。
もともと、カメラいじりが好きなので、専門用語を店員に出すんですが、
なんなく答えてくれます。

例えば、
「ステップアップリングがレンズに合わないので、ニッコーの54MDに
合うものありますか」
とか
「バウンスライトだとてかりがすごいので、ディフューズで拡散できる
ライトがほしい」などと言っても
すぐに対応してくれます。
わかってる~という感じ。

かといって、釣具屋の偏屈おやじのように、ビギナーをからかうことも
しません。
親切丁寧に対応してくれるんです。

一方、量販店とは格段に差別化された、蔦屋家電がGWにオープン
しましたが、これもショールーミングでは味わえない、生活空間
スタイルの体験価値を提供しています。

VMDの考え方も、
●リアル→ネット販売を促すショールーム的な売場づくり
●リアルでしか味わえない体験型の売場づくり
の二つにセパレートしていくでしょう。

今後も、家電業界の動向を見守っていきたいと思っています。