ウォールマートのデジカメ売場

ウォールマート

この間、ハワイのウォールマートに2年ぶりに行った。
見るべき点は、家電売場だ。
日本の家電売場と全く違い、
ここにはメーカー装飾の売場というものがない。

すべて小売店側で売場づくりをしているため、
メーカーPOPがないのだ。
そのため、例えばデジカメ売場は
このような殺風景な売場になっている。

不思議なのは、これで売れるからすごいところだ。
商品特徴が一切書いていなく、たよりはプライスカードのみだ。
接客する様子もないので、現地の人はどうやって
商品を見定めるかが不思議。

日本の家電売場が世界的に優れているのは
メーカーが売場をがっちりつくっていることだ。
ソニーやカシオが自社の商品のいいところを
販促ツールであますところなく売場で説明している。

これを私は、AP、アーチクルプレゼンテーションと呼んで
アメリカのそれとは比較している。

ウォールマートは現在苦戦していて、
伸びはホールフーズマートが格段にいいらしい。
今回の両社の比較で売れている理由は、
商品政策と売場づくりにあったことがわかるような気がした。

5月でスカイツリーも1周年

今月22日で、東京スカイツリーも1周年になった。
おめでとうございます。

メタリック2

こちらは、薄曇りにそびえたつ、5月のスカイツリー。

メタリックな感じがします。
なんか、プラモデルのようなスカイツリー。

1年間で5回くらいいきました。
スカイツリーは、いいことずくめで

●動員数 5000万人突破
ディズニーリゾートの2倍以上でした。

●施設売上700万以上
一人1400円くらいと、少ない気がしますが
子供も含まれているのでこんなもんでしょうか。
でも、目標売上500億を軽く超えています。
単価は、売れないドラッグストアの客単価ですね。(笑)

そのかわり、付近の商店街は地盤地下ということになりました。
売上が半分になってしまった店も多いとのことでした。

そうでしょうね。
スカイツリーの中には、スーパーもデパ地下もありますので・・・。
駅と直結している、ワンストップ商業施設はやっぱ便利といことにつきました。

商店街近くに住んでいる人も日常の買い物はスカイツリーに
いってしまうという事態はあまりよくありません。

打開策としては、スカイツリーの半径1KM以内に
核施設をつくることですね。
施設同士を結ぶ間に商店街がないと、やはり人は通りません。
わざわど商店街に行かないのです。

そういう意味では、私が住んでいる北千住は
よくできていますよ。
商店街もさびれていないです。活発です。

それは、北千住駅にルミネと丸井があるが、
半径1km以内にイトーヨーカドーとトポスがあるからなんです。
そしてうまい具合に大学が5軒ぐるりと北千住駅を囲んでいます。
住民は商店街を通らざるをえないんです。

エルメスのコーヒーカップ

エルメス

もうすぐGWですね。エルメスのコーヒーカップ、
銀座に買いに行こうかしら。
こう私が言ったら、パートナーは次のように言いました。

「アマゾンでも売っている、今日注文すれば明日届く」と言いました。

確かに、買うのは新作で色や柄も決まってるんですが、
銀座のエルメス本店で買わないと意味がないんです。

日曜日に同伴で、オシャレな格好してエルメス銀座に行き、
最上階の食器コーナーで買わなきゃダメなんです。

深々としたソファに通されて、
手袋付けた店員がおもむろにカップを確かめて、
一言新作のよさを語ってくれないとダメなんです。

カップを拭いて箱に戻し、ラップを丁寧にかけ、
エルメス春のショッピングバックに入れていただき、
エスカレーターまで見送ってくれないとダメなんです。

確かにネットだと簡単に注文でき、
時間がかからないのですが、
それだとエルメス買う意味がないんですね。

こうした購買行動を経験価値と言います。
買うという行為自体に価値があるわけです。
ネットと違い、リアルな場所で買う経験価値をつくるのに
VMDはとても大事ということです。

体験価値がなくて買うものが決まっていたら、
ネットで買う方が便利です。そこにはVMDは必要ありません。

お店に言って買いたい、と思っているお客様に
VMDはとても有効な技術です。

さて、うちのパートナーはエルメスの柄が気にいらないらしく、
ペアで買っても使ってくれないかもしれません。(´・_・`)