売場塾のVMDフレームワークは55あり、
店舗診断する際にそこから解決策を持ってきて
売場改善するのですが、ときどき、通常想定の改善と
反対のことをすることがあります。
たとえば、「スペーシング」という型は、
棚や什器内の、商品を置かないスペースをどのくらい取るか、
というフレームワークなんですが、
通常はスペースがなくて、ぎっしりしている売場を
改善するのに使います。
でも、商品があまりになさ過ぎて、
スカスカの売場もあるんですよね。
棚や壁面の10%くらいしか商品が載っていない売場を
たまに見かけます。
高級カバン、グッチだったら10%でいいかもしれませんが、
バラエティショップの様な店でも商品陳列スペースは
棚全体の10%しかないなんて場面もありますから、
オドロキです。
どう見ても、欠品しているとしか思えません。
スペースがあればいいというものではなく、中葉が必要なんです。
POP編集というのもそう。
通常は、POPが多すぎて整理する場合のフレームワークなんですが、
POPがなさすぎて商品が全然わからない売場もたまにあるんですよね。
セルフの店で、化粧品とか家電製品とか
難しい商品を売っている店はPOPが必要なんですが、
これがなさ過ぎて商品が置いてあっても気づかない、
理解できない売場に、たまに遭遇します。
売場塾のVMDフレームワーク、「逆もまた真なり」なんです。
GWもショッピングに出かけた時に、
珍しい「逆もまた真なり」のお店を見つけましょう。(^^)