もうすぐGWですね。エルメスのコーヒーカップ、
銀座に買いに行こうかしら。
こう私が言ったら、パートナーは次のように言いました。
「アマゾンでも売っている、今日注文すれば明日届く」と言いました。
確かに、買うのは新作で色や柄も決まってるんですが、
銀座のエルメス本店で買わないと意味がないんです。
日曜日に同伴で、オシャレな格好してエルメス銀座に行き、
最上階の食器コーナーで買わなきゃダメなんです。
深々としたソファに通されて、
手袋付けた店員がおもむろにカップを確かめて、
一言新作のよさを語ってくれないとダメなんです。
カップを拭いて箱に戻し、ラップを丁寧にかけ、
エルメス春のショッピングバックに入れていただき、
エスカレーターまで見送ってくれないとダメなんです。
確かにネットだと簡単に注文でき、
時間がかからないのですが、
それだとエルメス買う意味がないんですね。
こうした購買行動を経験価値と言います。
買うという行為自体に価値があるわけです。
ネットと違い、リアルな場所で買う経験価値をつくるのに
VMDはとても大事ということです。
体験価値がなくて買うものが決まっていたら、
ネットで買う方が便利です。そこにはVMDは必要ありません。
お店に言って買いたい、と思っているお客様に
VMDはとても有効な技術です。
さて、うちのパートナーはエルメスの柄が気にいらないらしく、
ペアで買っても使ってくれないかもしれません。(´・_・`)