今日は、顧客目線ツアーについてお話します。
顧客目線ツアーとは、「お客様目線で売場を見てみよう」というOJTのメニューです。
これ、VMDインストラクターのやるコンサルティングのメニューにも入っており、
実施者が多い人気のメニューです。
なにをやるかというと、いろいろな顧客目線で店舗で売場を見ることですが、
面白いのは、VMDインストラクターがツアーガイドのように、店舗スタッフを導いてくれることです。
店舗スタッフはいつもお店にいるので、お店の陳列が乱れたり、
通路に段ボールがあっても気がつきません。
ところがお客様目線で見ると、陳列の乱れ、
段ボール、POPの散乱状態がとても目立って見えるんです。
それだけでなく、分類サインがなかったり、リレーションがおかしく、
買い物しにくいことがよくわかります。
要は、売場塾でいうところのネガティブ要因が、顧客目線ツアーをやると
よくわかるんです。
さて、この顧客目線ツアー、VMDインストラクターがOJTをやる時の手法と
考えてよいのですが、これをインストラクターだけでなく、
現場スタッフの義務としてもいいでしょう。
そう、現場スタッフは毎日目線ツアーをする必要があるのです。
なぜかというと、毎日お客様が来ている、そのお客様の目で見て、
「これはいけないな」というネガティブ要因をすぐその場で直すことが
大切だからです。
私ごとですが、こどもの時からいやだな~と思っていたことがあります。
それは、旅行に行ったときのこと。
きれいな旅館なのに、廊下に段ボールが置いてある。
きれいなホテルなのに、掃除用具が玄関に置いてある。
きれいなままでいてほしいのに、ガックリしていました。
まあ、自分の子供部屋に関しては、そこそこ片付けしてある程度で
決してニートな性格じゃないんですが、きれいなところは
いつもきれいなままでいてほしい・・・というのがありました。
そんな顧客目線で、お店を見てほしい・・・と願っています。
VMDインストラクターの皆さん、顧客目線ツアーに精を出しましょう!!