VMDインストラクターの布・紙ワザ!

ワイングラスのディスプレイ

1.プロップス「マテリアル」とは

以前、月刊VMDブログで布の敷き方の話をしました。
今日はその番外編です。

●ディスプレイ布の美しい敷き方

VMD用語でプロップスとは、小道具のことです。
その中のマテリアルとは、布や板、トタンや紙のような板状になっている素材をいいます。
ペラペラしている紙や布は使い勝手やコストの面からとても重宝されています。

北千住丸井の柿安 プロップス

惣菜店「柿安」さんではこんな感じで紙をGケースの下に敷いてナチュラル感を出しています。
また、QFRONTで見た『呪術廻戦』のフィギュア「七海建人」もこの通り。
波のような布がアクティブに感じられてとてもいいですね。(^^)

QFRONTのフィギュア 呪術廻戦

2.紙や布を使ってディスプレイを魅力的にしよう

100円ショップのシートを使うだけで、売場は見違えるようになります。
ダイソーやセリアには、シートや紙の他に「布切れ」もたくさんあります。
これらを使用して売場をリバイスしてみましょう。

例えば、下写真は革製品ですが、あんまり高級そうに見えないでよね。

棚のバックディスプレイBeore

店の近くにあるダイソーで日曜大工でよく使うカッティングシートを買ってきました。
まずは、すべての商品を棚からどけて、木目のカッティングシートを棚と背面に貼りました。
そして、バッグの配置をシンメトリーに整えて、空間(ネガティブスペース)を使ってきれいに陳列します。
するとこんな感じ。
高級そうに見えますよね。

棚のバッグディスプレイ After

これがマテリアルの効果です。

家でも重宝できます。
書斎にドカッと置いてる一時しのぎの段ボール、これ、わずらわしいですよね。
で、布を掛けます。

プロップスの使い方 Beforeはただの箱

さらに、グリーンを載せると、段ボール箱は展示台に早変わり。
空間がとても優雅になりました。
書斎の中はハワイになりました。(^^)

ハワイのような書斎空間

下写真は、ヘアサロンで作ったヘアケア用品のリピテーションです。
海底の泥からできたシャンプー・リンスなので、ガーゼぽい麻布を敷いてゆらゆら波型をつけました。
パーチクルとして、青と白のボールを散らしました。
すると、シャンプー・リンスが室内のアクセントになりました。

ヘアサロンの商品ディスプレイ

普通なら、製品をそのまま棚に置くところ、布ものを使っただけで優雅なディスプレイに
これが布の魔力です。

食器のテーブルディスプレイ 改善前

上写真は、リサイクルショップの食器コーナーですが、陳列を整理し布で色のアクセントをつけてみます。

順番は下記です。

  1. ディスプレイテーマを「イタリアンなミールタイム」にする。
  2. 食器をイタリアンな食器であるバーニャカウダ食器、パスタ皿、カフェラテ用カップアンドソーサー、サラダボール、ピルスナーに限定。
  3. テーブル上の色を、白・青・茶に統一。
  4. 全体をシンメトリー陳列にする。
  5. 中央にフォーカルポイントとして台を置き、三角構成に商品を載せる。

改めて、Before Afterを見てみましょう。

エコメッセ 食器ディスプレイリバイス前後

どうですか。
白いままのテーブルよりも青い布を使った方が見栄えよいですよね。
青い布、名付けて「地中海ブルー」と呼びました。(^^)

実はこの写真、売場塾卒業生がVMDインストラクターとなって指導した売場なんです。
詳しくは下記をご覧ください。
●リバイス

3.シニアVMDインストラクター佐野先生の紙ワザ

プロップス布ものダメな例

上の写真を見てください。
和紙の下にライザー(展示台)を入れると、テーブル上がデコボコになって、ディスプレイに締まりがなくなっています。

そこで、シニアVMDインストラクターの佐野まさ枝先生に「何かいいアイデアないか」お聞きしました。

すると、すぐに下記の写真が届きました。
それは和紙で四角いライザーを包んだディスプレイでした。

VMDインストラクター佐野 まさ枝先生のディスプレイ1

非常にいいですね~(^^)。
このようにすれば、先ほどの卓上ディスプレイはデコボコはすぐに解消されそうです。
さすがラッピングのプロです。

このディスプレイ、和のテイストとギフト感があふれていて、とても美しいです

VMDインストラクター佐野 まさ枝先生のディスプレイ2

上の写真は化粧品を展示。
ピンクのリップと紫の和紙のカラーコーディネートいいですね。
春らしさが伝わってきます。

布でもつくっていただいて、下記の通り。

VMDインストラクター佐野 まさ枝先生のディスプレイ3
VMDインストラクター佐野 まさ枝先生のディスプレイ4

カジュアルなランチタイムシーンと、江戸切子の豊潤な伝統美がマッチしています。
ハンカチのような布で包んだライザーは、布を結んでポップなイメージを醸し出しています。
一方、風呂敷をリボン結びにした演出からは、華やかで豪華な印象が感じられます。
「大切なギフトを風呂敷で包む」というメッセージも効果的に伝わってきて、とてもいい演出です。

ライザーと、布や紙といったマテリアルがこんなに相性いいとは!!!
ディスプレイつくったけど、なんか物足りない・・・と思ったら、ぜひマテリアルを使ってください。
あなたの店のディスプレイが見違えようにリバイスできます。(^^)

ちなみに、佐野まさ枝先生のホームページはこちらです。
●studio Wraps

商空間スタイリストの講師でもあるので、ディスプレイ上達したい、という方は相談してみよう。
●佐野まさ枝先生プロファイ

(VMDコンサルタント 深沢泰秀)