VMDインストラクターのモニター期間

最近は、VMDインストラクターの資格を取って独立される方が
多くなってきました。

日本に、売場づくりという職業人をたくさんつくることが
当社の狙いなので、それはうれしいです。

でも、VMDインストラクターになったからと行って
即仕事がうまくいくとは限りません。
独立した方のVMDの収益は、クライアントあってのことですので、
まずはクライアントを探すこと。
そして仕事を請け負い、クライアントに満足していただくこと。
そして最後にお金が入ってくるのです。

クライアント満足、
これが大事です。
「先生に来てもらってよかった~」とか
「先生のおかげで売り上げが伸びた!」
となると、お金をもらってお客様も満足して
頂けるという、ダブルのうれしさがみなぎるでしょう。

それがVMD独立後の糧となり、さらに成長していくきっかけになると
思います。

ただ、お金をすぐもらえるのは、VMDの経験が豊富か、以前流通で
売り場づくりに関わっていた方が多いと思います。
VMD未経験で一から独立して仕事をされる方は、最初のお金を取ることが
とても難しいかな、と思います。
そんな時はやっぱりモニター期間が必要ではないかな、と思います。

モニター期間とは、「先生になるための助走期間」です。
VMDインストラクターになって、名刺にその肩書をつければ、
仕事がうまくいことは限らず、やっぱりVMD経験がある人の方が
スムーズに仕事をこなしていきます。

VMDコンサルになって、現場指導や会議室でプレゼンしたり
企画書を書いたりするのは慣れが必要だと思います。
企画書をかけなかったり、プレゼンしたことのない方は
結構いるのではないでしょうか。
本部VMDの方だったら、そういう経験はいくらでもありますが、
販売員だった方や主婦を長くやっている方は、慣れるのに大変だと思います。

その慣れる期間は1年くらいだと思いますが、この期間、
仕事の金額より、「慣れるための時間投資」と考えた方がいいです。

VMDコンサル料を高めに設定して、何も仕事が来ないよりも、
無料にしてどんどん仕事をとって、プランをして、コンサルをして
・・・とどんどん経験を積んでいく。
つまり、時間投資をされた方がいいかな、という感じです。

VMDのお仕事初心者の方、
特に「おうち起業」されているような方は、おススメします。

最初は「見習い価格」で行っている期間だということを
クライアントに言えば、それで失敗しても無料ならクライアントは
文句を言わないはずです。
そのうちに、仕事にだんだん慣れて、それからお金を取った方がいいです。

かくゆう私も創業したての頃は、「無料店舗診断」をよくしていましたよ。
その後、力をつけていき、普通に料金を取るようになったのです。
(今は無料はまったくやっていません、すみません~)

昔はVMDというと、デコレーターの先生に見習いとして入り、徐々に
力をつけていったもの。
今は、デコレーター=VMDではなく、どちらかというと売場づくりの
コンサルタントになりますので、誰かの弟子になる・・・と
いうのが難しい時代です。

だとしたら、自ら「モニターキャンペーン」をして、修行価格を
つけ安くしてたくさんのクライアントを獲得し、たくさんの経験をしていって、
本当のプロになっていけばいいでしょう。

独立している、VMDインストラクターの皆さん、最初はとにかく経験です。
お金は二の次にして、時間を買いましょう。1年二年、モニター期間を設けて
力をつけていくのです。
そしたら、きっとプロのVMD職業人になって大成すると思います。(^^)

頑張ってください。~