CMのうまい使い道

今日の「アッコにおまかせ」見ていたら、
タレントのCMギャラの
話がありました。

安室奈美恵で1本5000万、松子デラックスで3000万。
キャリーぱみゅばみゅで3000万。

もと広告代理店でCMをたくさん作ってきた私の感想では、
とても安くなりましたね。タレントのギャラは。

バブルのころは例えばサンマで1億。
山田邦子で8000万くらいでした。
今ではこんなに安くなっているんですね。オドロキです。

でも、これがもしかしたら標準価格かもですね。
バブルが異常でした。
あの時は、テレビCM入らなくて困っていましたよ。
テレビCMの枠は全放映時間の1/10までと決まっていたので
広告代理店の枠取り競争でした。

私の前いた広告会社では、超有名タレントを3000万で獲得した
といってその担当は社長賞もらっていましたよ。
これも異常でした。・・・・

スピルバーグにCM演出を1億で依頼すると、それが超安値という
時代でした。時代は変わりました。

アパレルでは、安室奈美恵をアンタイトルが使い、エビちゃんを
サマンサタバサが使っています。
お店に行くと、デカデカとポスターが貼っています。
アパレルでは、特にスポーツウエアや下着メーカーが派手にCMを
放映してますね。

CMを使うと、お客様が店にやってくるということで、サマンサさんなどは
とても効果があるようです。

特にユニクロさんは海外の一流タレントをも使用しているので
その効果は絶大です。
ただ、もと広告代理店のCMプロデューサーとして忠告したいのは
タレントの使い方とVMDとの関係です。

まず第一に、中途半端にCM流すのなら、CM辞めた方がいいです。
CMは1万GRP維持要は流さないと効果は出ないとは、私の経験則です。
みんなが帰宅しているゴールデン以外に1週間に数本打っても効果はありません。
辞めた方がいいです。

1万GRPとは、プレステやコカコーラ、サマンサやユニクロくらいの量です。
1定期間に打つ視聴率の総和です。
一般的な衣料品や日用品はこのくらい打たないと効果がないんですね。

なぜなら、1週間に1.2本ブランドのCMを見たくらいでは、1週間経つと
忘却の彼方だからです。

さて、CMとVMDの関係なんですが、これが連携していないブランド実は多いです。
高価なタレントを使っているのに、売場でその効果が出ていないショップは、
ほとんどタレントをPOPに起用していないからです。

せっかく、プランドのCMを大量に放映しているのに、売場はブランドサインが
設置されているだけで、そのタレントの肖像がありません。
これでは、CMを売っている効果がないのです。

例えば、エビちゃんを「オーバル」というアパレルプランドがCM打っているとします。
百貨店の平場に位置しているオーバルの売場を見てみると、エビちゃんの肖像がありません。
あるのはオーバルのロゴが売場のスミにちっちゃくあるだけです。
こんなブランドのCMとVMDのミスマッチが実はすごく多いんです。
先週もあるブランドに指摘しましたよ。
みんな納得いっていました。

CMを打っている宣伝部はなるほど、テレビ上でオーバルは有名になりましたが、
百貨店では目立たない。それはPOPにタレントを起用していないからです。
起用していても、B6くらいのPOPフレームを売場のスミに置いているだけ。
これではCMをやっている意味はないんです。
エビちゃんをばーーんと平場に置くとお客様は寄って来るでしょう。

このミスマッチの理由は、宣伝部とVMD部がかい離している典型的なミスです。
宣伝部はとにかくチマタで商品ブランドが有名になればいいだけで、
売場への誘導を怠っています。

また、VMD担当はマス広告は関係ないと思っているから、
売場のコーディネートばかり気にします。

これは、アパレルだけではなくて、実はケータイや家電製品、化粧品にも
言えるんです。
「オーバル」というブランドロゴよりも「エビちゃん」というアイドル(偶像)を
出した方がてっとりばやく来店客に伝わるんです。

特に家電や化粧品は、こむずかしい効果や機能を歌うよりも、タレントを売場に
偶像として置いた方がてっとりばやいです。
効果や効能は棚の近くで初めて詳細にPOPで語るといいでしょう。

全国のアパレルVMDの皆さん、もと自分のブランドがCM売っていたら、
マス→売場づくりでタレントをアイコンにするように心かげましょう。
「いやいやタレントのでかいポスターを売場に置いたらショップの品が落ちる」と
思わない方法がいいです。
品をキープしつつ、CMを活かす方法はいくらでもありますから。

後は宣伝部と常にコミュニケとってくださいね。
がんばってください。(^^)

コンセプトからVMDは成り立っている

さて、質問です!
なぜ、無印良品は「色物」を置かないのでしょうか?

答えは・・・・
「それは無印だから」です。

こんな当たり前のことができていないお店が巷にたくさんあふれています。
このことをコンセプトっていうんです。

コンセプトは、お店を方向付けるもの、お店のポリシー、お店の進む道、お店の個性・・・。
このコンセプトがあるために、お店の商品は限定されるんです。

コンセプトがないと、「なんでもや」になってしまいます。
売れればなんでもいい。というやつですね。
そんなお店は「何屋か?」わからないのです。
この「何屋か」がコンセプトなんです。

あるとき、無印商品が不振になっていた時、
バイヤーは満を期して色物を置き始めました。
カラフルな文具、カラフルな服・・・。
するとどうなったか?
ますますお客様に売れない店となったそうです。

それまで、素朴でナチュラルな色が好きな人がそっぽを向いてしまったわけです。
こんなの、MUJIじゃない!!ということですね。
それはまるでフランフランの売場だったのでした。

そうなんです。売れるからと流行を取り入れたり、
他でも売れているものを導入したりと、
だんだんコンセプトに反した行いをしていくと、
もう「その店ではなくなってしまう」のです。

MUJIは、地球上に存在しない色は売らない・・・というポリシーを持っていたのに、
ウケると思って一部の人がカラフルな服を入れてしまった。
でもそれはお客様への裏切りだったのです。

あなたの店には、コンセプトはありますか。
なければすぐに作ってください。
でないと、何屋かわからない、お店になってしまいます。

VMDでとても大事なのは、実はこの「コンセプト」ってやつです。
コンセプトがお店のすべてを決めてしまう!といっても過言ではないのです。

ちなみに、オーバルリンクのコンセプトは
「生活者と企業を快場で結ぶ」というものです。
このポリシーを礎に商品開発しています。
うちの商品開発は学校やコンサルサービスなんですが、
考え方は会社も店も同じです。

詳しくは、ここを見てください。
オーバルリンクの商品がズラリと並んでいます。

●会社案内

マーケティングとは何ですか

先週、セミナーをしている最中に、「マーケティングとは何ですか?」と
質問がありました。いきなりだったので、
つい販売戦略と答えてしまいました。(*^_^*)

受講されている方々は、いろいろ答えます。
「マーケティングとは調査のこと」
「マーケティングとは広告のこと」。
ウーン、ちょっと違うかな。。

コトラーなどでは、消費者のニーズにあった
商品やサービスを開発し、
川上のメーカーから川下の小売店まで
スムーズに商品を流通させること。
みたいになると思いますが、
こういうテストのような答えでは
実感が伴わないでしょう。

私的には、マーケティングとは、
お客様に受け入れられる商品を開発し、
永続的に顧客が満足し、
企業が利潤をきちんと受けられることだと思います。

だから、調査や広告は当たり前。
商品開発も苦情処理もPRも名刺の印刷も
社内旅行もすべてマーケティングに入ると思います。

VMDはマーケティングの流れの中に入ります。
売場自体を広告にするようなものです。
メーカーの方は、VMDを販促といい、
小売店の方はマーチャンダイジングと言います。

だから、VMDはマーケティングを
知っている方の方が有利なことは間違いありません。
VMDを追求する方はマーケティングの本も読んでくださいね。(*^_^*)
もちろん、VMDの勉強も頑張りましょう。