VMDインストラクターのモニター時間

この間、VMDインストラクターは
修行の時期はお試し期間、
つまりモニター期間設ければいいと言いました。

目安として半年から1年と言いましたが
、少し詳しく述べます。
モニター期間はただ、1年過ごせばいっぱしの
VMDインストラクターになれるとは限らないです。
やっぱり、100時間以上はコンサルしないとダメでしょう。
講義の場合は、50時間かな。

コンサル100時間は、店舗診断を2時間とすると、
50回ということになります。
4時間でしたら、25回です。

通常の店舗診断は30坪のお店で2時間くらいで終わります。
これを50回繰り返せば、VMDコンサルティングに慣れてきて
自分なりの守破離の離の境地に行くことができます。

ただ、この2時間はプラス4倍と考えなくてはいけません。
つまり、店舗診断の準備時間2時間、
店舗診断終わっての振り返り2時間です。
特に振り返りの2時間は自己のVMDノウハウを高めていくのに
とても無重要なんです。
他のVMDコンサルより数歩先に行くには、
この時間が欠かせないのです。
だから、100時間コンサル時間をクリアしましょうと
いっていますが、
実際には400時間なんです。

オーバルリンクは、この100時間目安で派遣する
コンサルを選んでいます。
ただ、テストをする時もあって、落ちる人もいます。
その時はテストを学習だと思ってください。(^^)

ということで、VMDインストラクターは売場塾を
卒業した後が勝負なんです。
VMDインストラクター指導コースでは、
目標100時間の過ごし方を教えていますので
興味ある卒業生はオプションを受けてみましょう。

VMDインストラクターのモニター期間

最近は、VMDインストラクターの資格を取って独立される方が
多くなってきました。

日本に、売場づくりという職業人をたくさんつくることが
当社の狙いなので、それはうれしいです。

でも、VMDインストラクターになったからと行って
即仕事がうまくいくとは限りません。
独立した方のVMDの収益は、クライアントあってのことですので、
まずはクライアントを探すこと。
そして仕事を請け負い、クライアントに満足していただくこと。
そして最後にお金が入ってくるのです。

クライアント満足、
これが大事です。
「先生に来てもらってよかった~」とか
「先生のおかげで売り上げが伸びた!」
となると、お金をもらってお客様も満足して
頂けるという、ダブルのうれしさがみなぎるでしょう。

それがVMD独立後の糧となり、さらに成長していくきっかけになると
思います。

ただ、お金をすぐもらえるのは、VMDの経験が豊富か、以前流通で
売り場づくりに関わっていた方が多いと思います。
VMD未経験で一から独立して仕事をされる方は、最初のお金を取ることが
とても難しいかな、と思います。
そんな時はやっぱりモニター期間が必要ではないかな、と思います。

モニター期間とは、「先生になるための助走期間」です。
VMDインストラクターになって、名刺にその肩書をつければ、
仕事がうまくいことは限らず、やっぱりVMD経験がある人の方が
スムーズに仕事をこなしていきます。

VMDコンサルになって、現場指導や会議室でプレゼンしたり
企画書を書いたりするのは慣れが必要だと思います。
企画書をかけなかったり、プレゼンしたことのない方は
結構いるのではないでしょうか。
本部VMDの方だったら、そういう経験はいくらでもありますが、
販売員だった方や主婦を長くやっている方は、慣れるのに大変だと思います。

その慣れる期間は1年くらいだと思いますが、この期間、
仕事の金額より、「慣れるための時間投資」と考えた方がいいです。

VMDコンサル料を高めに設定して、何も仕事が来ないよりも、
無料にしてどんどん仕事をとって、プランをして、コンサルをして
・・・とどんどん経験を積んでいく。
つまり、時間投資をされた方がいいかな、という感じです。

VMDのお仕事初心者の方、
特に「おうち起業」されているような方は、おススメします。

最初は「見習い価格」で行っている期間だということを
クライアントに言えば、それで失敗しても無料ならクライアントは
文句を言わないはずです。
そのうちに、仕事にだんだん慣れて、それからお金を取った方がいいです。

かくゆう私も創業したての頃は、「無料店舗診断」をよくしていましたよ。
その後、力をつけていき、普通に料金を取るようになったのです。
(今は無料はまったくやっていません、すみません~)

昔はVMDというと、デコレーターの先生に見習いとして入り、徐々に
力をつけていったもの。
今は、デコレーター=VMDではなく、どちらかというと売場づくりの
コンサルタントになりますので、誰かの弟子になる・・・と
いうのが難しい時代です。

だとしたら、自ら「モニターキャンペーン」をして、修行価格を
つけ安くしてたくさんのクライアントを獲得し、たくさんの経験をしていって、
本当のプロになっていけばいいでしょう。

独立している、VMDインストラクターの皆さん、最初はとにかく経験です。
お金は二の次にして、時間を買いましょう。1年二年、モニター期間を設けて
力をつけていくのです。
そしたら、きっとプロのVMD職業人になって大成すると思います。(^^)

頑張ってください。~

VMDインストラクターが使う、売り場作りの言葉

VMDインストラクターがやってはいけないことの中に
「専門用語を使いすぎる」というのがあります。

VMD用語ばかりを使ってスタッフへの現場教育をするケースは
ほとんど、VMDインストラクターが何を言っているのか、
スタッフは思います。

VMD用語は、プロ用語ですので、VMDインストラクターは
VMDを伝える相手のレベルに合わせなくてはいけません。
VMDを知らない方にVMD用語を使っても、相手にとって
ギリシャ語になります。

例えば、
「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」
といってもスタッフはわからないでしょう。

専門用語というのは、実はその用語を普段使いしている人にしか
わかりません。
例えば、釣り用語を使った会話を言ってみます。

「ミドルレンジにフローティングしているバスを、サスペンダーで
ツイッチ、バイトさせましょう」と釣りの先生が、釣り初心者に
言っても何のことかわかりません。

この場合、
「池の水面と底の、ちょうど真ん中を泳いでいるブラックバスを
中層を泳がせる疑似餌を使って、糸を急速に引っ張ったり
離したりしましょう。すると、魚が疑似餌を食べてくれますよ」
と言わなければ初心者にはわかりません。

さて、先ほどの「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」を
意訳してみます。

「商品の種類ごとに、タテの陳列にくくって、虹色の順番に、商品を
表を前にして並べましょう。商品と商品の間は2cm開けてください」
これが正解です。

わかりましたか。
VMDインストラクターの方は、専門用語を使えばプロ、
と思わないでください。
どんなスタッフ、それが主婦でも学生のスタッフでも、売場づくりを
わかりやすく伝えるのがプロなんです。
専門用語は、プロとプロが会話する場合、スタッフが高度なVMD教育を
受けていている場合以外は、普通の言葉に変換してください。

例えば、現場スタッフを集めた集合教育では、プロ用語はご法度です。
VMD用語を普通の言葉に置き換えて講義します。

講義のレジメもそうです。
よくディスプレイセミナーに使われている、この本も
実はVMD用語はまったくありません。
VP,PP,IPという言葉すらありません。
すべて「陳列」「展示」という言葉で書いています。(^^)

売場塾はVMDプロを目指す方の学校なので、
この専門用語を使いこなす授業が多いです。
専門用語は55以上でてきます。
最初は初心者として売場塾に入ったけれど、
卒業時にはたくさんのVMD用語を知っていて、
それが使いこなせるようになれます。

専門用語を使いこなすことにより、VMDという学問を深く知り、
そのうえで、相手のレベルに合わせて用語を使い分けるように
しましょう。

VMD部はあった方がいい?

この間、VMD部はあった方がいいかどうか、話しましたが、
今回はじっくり考えてみようと思います。
VMD部といってもラインの部なので、
営業部、販促部、商品部と連携して、売場づくりの仕事を
担当する部となります。
さて、このVMD部、販促部とどう違うのでしょうか。

徹底的に違うのは、マーチャンダイジング、
つまり売場の運営と数値管理があるかどうか、
品揃えの変更が効くかどうか、が違うところでしょう。

小売店のVMD部の場合は、店舗のビジュアルと品揃えが
連動しているかどうか、つまり
「運営の仕事」「売場キープの仕事」で
一見スーパーバイザーの様な動きになるでしょう。

ただ、スーパーバイザーと違うのは、
「ビジュアルというクリエイティブ仕事」を
やっていることです。
スーパーバイザーは数値管理や人事管理、
施設との調停や品出しが主なので
ショップデザイン、プロモーション、
MDPまで管理は行き届きません。
せいぜいMD、つまり品揃えまでくらいでしょう。

スーパーバイザーは営業部や販売部のラインであり、
店や売場をMDP的に動かす・・・ということは
しないです。
これをするのがVMD部の役目で、変な言い方をすれば、
「MD管理をしつつ、クリエイティブに売場のビジュアルを
変えていく仕事」といえます。

反対に、販促部はPOPツールやパンフ・PR誌などのSPツール作成が主で、
店に販促物を「納品」「イベント」を実施することを主な仕事としています。
つまり、日々の売上成果を監理するところまでいかなく、
「スポット的に店に支援する部」
ということに留まっています。

これが宣伝部になると、テレビ、雑誌、新聞、Webと
いったマス広告に仕事の主眼が置かれるため、
現場などしったことじゃない・・・
ということに極端に言ったらなるでしょう。(^^)

ところが、小売チェーン店にとっては、
「売場のブランディング」ほど大事なものはなく、
マスで宣伝している店に行ってみると、
がっかり!というこはよくある話です。
これは宣伝部やその下請けである販促部と、
VMD部がかい離しているからです。

VMDを知らないスーパーバイザーがいる営業部は手も足も出ないのです。

売場のストアデザインやPOP、そしてMDPほど
ショップブランドを物語っているものはないでしょう。
お客様はマスで見たイメージで店に来るのですから、
その佇まいもブランドでなくてはいけません。

それを仕切るのがVMD部なのです。
いわばショップブランディングのプロデューサーと言えるでしょう。

さて、そのVMD部、聞こえはいいが、
宣伝部や販促部の下請けになっているケースがあります。
これは、ショップデザインやPOPツール、
サイン計画を宣伝・販促部が受け持っていて、
それを実施するのがVMD部ということになっているからです。
これでは宣伝部と販促部の下請けです。

VMD部は、売場の売り上げ管理と
そのビジュアルを日々管理するのが役目ですので、
現場から吸い上げた意見や、計数管理・顧客動態に
沿った考え方で、ショップデザインや
品揃え、店頭販促、ディスプレイを
変えていかなくてはいけません。

早い話が、宣伝部や販促部に対して
物申すくらいのイーブンな立場でないと、
本部→支店→店舗への
ビジュアル伝達は正常にいかないでしょう。

これを改良するために、VMD部よりもVMD室として、
独立した部署にすべきだとの話も多く、
海外の有名ブランドのVMD部は独立して、VMD室になっていることが多いです。
VMD室はハロッズの様に社長室直結というところも多いでしょう。
日本で最近できてきた、「ブランド管理室」に通ずるところがあります。

VMD室になると、ラインの仕事ではなく
、全体監理をする立場にあるため、権限も巨大になります。
欧米のVMD室マネージャーが部下を引き連れて、
肩で風を切るようにデパートを歩いている姿は圧巻です。
ルイ・ヴィトン、スワロフスキー、トミーフィルヒガーなんがすごいですね。

残念ながら、日本のVMD担当などは、
販促部の中のレイアウト課の中のVMD担当・・・という位置の方も
よくあるので、まだまだ欧米の様な「経営戦略を推進するVMD室」の
ようにはいっていないのでしょう。

論より証拠に、1ブランド1VMD担当というのがアパレルにも多いです。
1VMDは一人だけでVMDをきりもりしていかなくてはいけないんです。
だから、トップは、この一人VMDに権限を大いに与え
、給料も大いに与えてほしいと思います。
なぜなら、お店の売上を上げるための大切な部員だからです。

具体的にいうならば、販促部の部長よりもVMD室の室長の階層は上とし、
給料や処遇もアップしてほしいと思います。
そこまでしないと日本の組織VMDは変わらないでしょう。

ということで、日本のVMDの皆さん、
VMD室をつくり、高いお給料を会社からいただいてくださいね。
オーバルリンクは応援しています。

女性の新しい職業 VMDインストラクター

先週は、半期の見直し日でした。
その日は朝から電卓はじいていましたよ。

今年度はなんとなく明るいのですが、
ひとつ発見がありました。

それはVMDパートナー事業が伸びいていることです。
この事業は、数年前から続けていて、売場塾を卒業して資格を取った
VMDインストラクターにVMDコンサルをしていただく事業ですが、
前年伸び率が30%超といちぢるしいです。
オーバルリング全事業の売上予算にかかるウエートが
かなり高まってきました。
VMDインストラクターの皆さん、ありがとうございます。

これは売場塾の社会貢献の一環として、VMDインストラクターを起用して
●VMD研修 ●VMDコンサル ●ディスプレイ審査 ●店舗診断
などをしていただく事業です。
かなーり、活発になりました。
おそらく、就職転職、リクルート、斡旋などのコンシェルジェ含めると
時価は2倍になるでしょう。

貢献の目的は、●女性の仕事を増やす ●新しい職業を創造する
●独立できる女性をつくる そして、●快場を増やす ことです。
昨年度参加したVMDインストラクターはのべ100名以上です。

VMDインストラクターを取った方の仕事の仕方はこちら。

●VMDインストラクター資格の活かし方

今までになかった、女性の職業を創生しています。
というか、男性でもけっこうですよ。もちろん。

VMDインストラクターの皆さん、
日本中に快場をつくるために、
お互いがんばりましょう。(^^)

VMD職業の儲け方 

今日は、VMD職業としての儲け方をお話ししましょう。

卒業生の多くがVMDインストラクターとして活躍しています。
半数が企業のVMD担当として、半数が独立開業なんですが、
そもそもVMDの職業単価とはいくらなのかという質問が卒業生から
多く寄せられます。

「企業からVMDの引き合いがあったが、
いくらに設定していいか わからない」と
いう卒業生が多いです。それに対する考え方を伝授しましょう。
答えは、

「仕事の対象と中身によって、料金設定は違う」ということです。

独立開業している卒業生のだいたいの
VMDコンサルティング価格設定によると、
日給で1.5万~30万。
プランニングで1.5万から150万の差があります。
これはどう考えたらいいか?

まず考えみましょう。
日給コンサルだとして、個人商店へのコンサルと
大企業のコンサルとでは
中身が全く違います。
また、小売企業の社長にコンサルする場合と
販売員にコンサルする場合と
目的がそもそも違います。

もうお分かりでしょう。
個人商店のVMDコストと、
国内に500店舗もっている小売チェーン店とでは
VMDコンサルの中身が違います。
個人商店は、クリスマスのディスプレイを
ゴージャスにするためのVMD、
小売チェーン店は、500店に広げられる
VMDシステムです。

また、小売企業の社長にコンサルする場合と
販売員にコンサルする場合は、
対象者によるVMD目的が違います。
小売企業の社長は、ディスプレイのよしあしなんかどうでもいいです。
VMDを導入することによって、「いかに効率よく儲かるか」
「自社ショップブランドが消費者に受け入れられるか」なんです。

販売員のVMD目的は、
いかにお店の立たずまいをよくするか、
季節季節により、
楽しいディスプレイをつくりお客様を楽しませるか?
です。

社長、販売員により共通目標
「どんな環境でお客様が買い物したがっているか、
を分析し、そんなお客様を満足させる快場をつくる」
ことは同じなんですが、
目的がそもそも違うんです。

だから、それに対する価格設定も違います。
悲しいかな、それを認識していない場合が多く、
どんな対象・どんな中身でも
料金設定を同じにする方がいます。
だから、私に「いくらに設定したらいいの?」
と訊いてくる方に対して
簡単によくある価格を答えますが、
もう少し「だれが対象」で「どんな中身か」
いうといいです。

よくあるのが、A社の価格設定より安くする・・・と
いうことですが、
これはどうなのかな、と思います。

よく考えてみてください。
今でもアメリカから有名なVMDコンサルが
百貨店のコンサルに来ますが
日給60万はとっているんですよ。
しかも、通訳と一流ホテルに宿泊なので、
1回呼ぶと100万かかっています。

この価格設定に支払う百貨店も百貨店ですが
、そもそも自社内でVMDノウハウを育てず、
外に丸投げするというカタチは大手企業に
よくあることだと思います。
だから、VMDインストラクターという、
「VMDを教えることにより企業内にVMDノウハウを蓄積するしくみ」
を売場塾で作ってきているんですが。

あともうひとつの課題は、
今持っている資格の既得権でVMDの価格設定を
しているケースです。

例えば、インテリアーコーディネーターや
カラーコーディネーターには
相場があり、インテリアコーディネーターで家具の10%、
もしくは日給5万、
カラーコーディネーターで日給3万など
、決まっているケース。

そういう人は、VMDコンサルの日給も
インテリアやカラーの日給と同じにしてしまいます。
これは考え方がよくないです。
VMDはそれらと別物と考えましょう。

だから、VMDコンサルで高い部類の日給を
取っている方は、経営コンサルの方が多いです。
日給は30万。
これも経営コンサルの日給からスライドしているんです。

よくある間違いがデコレーターさんです。
デコレーターの日給は3万前後が多いため、
VMDインストラクターの資格を取ってからも
その日給にコンサル料金をスライドしてしまいます。
これもやめた方がいいです。

そもそも、デコレーターは、
「時間内に装飾をする」価格であり、
VMDインストラクター
「VMDを教えることにより社内にノウハウを蓄積する」
を売り物にしてるので、
単なるディスプレイ教室に留まらない方がいいでしょう。
それではデコレーターの延長になってしまいます。
VMDはデコレーターと違うんです。

わかりましたか。

VMDインストラクター価格は、
デコレーターともカラーコーディネーターとも
違うんです。
詳しくは、VMDインストラクター指導コースでお話ししますが、
VMDという職業について少し考えみるのもいいですね。

それではまた。

セミナーという言葉は長期的な教育には使わない

VMD教育は輪廻しないとダメですね。

例えば年一回VMDセミナーしたところで、1か月経てば社員は
ほとんど忘れてしまうでしょう。
VMDセミナーの後のフィードバックOJTレーニング、
そして3か月後のVMDセミナーとつなげていかなくてはダメなんです。

その場合、もはやセミナーというよりも研修、トレーニングと
名前を変えた方がいいかもしれません。
セミナーというと単発的な感じがします。
3か月ごとのトレーニング集合研修と言った方がいいでしょう。

OJTで大事なのは、報告書です。
もしかしたら現場トレーニングよりも大事です。
これがないと、次の研修に生かすことはできません。
よくネタが切れてしまったというVMDトレーナーがいますが、これは間違い。
報告書が積み重なっていけば、それがノウハウになるんです。
新しいノウハウに。

報告書をそのまま寝かしてしまっているVMDトレーナーは本末転倒。
能力は、報告書編纂の仕方にありました。
写真のBefore Afterの宝の山から整理整頓して、ノウハウを導き出すんです。

ここら辺は、VMDインストラクター指導コースでみっちり教えていますが
VMD教育の輪廻は、集合教育→OJT→報告書→新しいノウハウ→集合教育・・・と
まわっていかなくてはいけないんです。

自社で行うVMD研修をセミナーというのはやめた方がよいでしょう。
それは社員のノウハウをアップさせるトレーニングなんです。(^^)

サービス業のVMD

サマンサ

先週休日は、サマンサタバサのスイーツが

ランチ代わりでした。

ぺろりといってしまいました。

 

サマンサタバサのように、店内にカフェ部門をつくり、

食べ物で収益立てているお店増えてきましたね。

ユナイテッドアローズやビームスもやっています。

 

さて、その逆にカフェで物販をされるところも増えています。

代表格がスターバックス。店内でCDや書籍、マグカップなど

飲食の商品も売っています。

実は、この収益、スタバにとってバカにならなくて、経営を左右する

大切な収益源なんです。

 

 

そこで、問題です。

スタバの店頭にある物販スペースの売上は、

お店全体のどのくらいを占めるでしょう?

 

1.50%、2.30%、3.10%。どれでしょう。

 

答えは!!

 

2.30%です。

そうなんです。物販スペースの売上はすごくあるんですよ。

これはドトールが10%に対して高い比率です。

だからスタバはVMDが大切なんです。

 

では、次のクエスチョン!!

美容院の店頭にある、シャンプーやリンスの売上は

店舗の売上の何%を占めるでしょう。

ロレアルやアヴェダのような海外ブランドの場合です。

 

1.40%、2.30%、3.10%。どれでしょう。

 

答えは!!

 

1.40%です。

 

そうなんです。

海外ブランドのシャンプを売っている美容院は

40%が物販のシェアなんです。

だから、モルトベーネさんの様に、化粧品メーカーが

VMDを導入するわけです。

●モルトベーネディスプレイコンテスト

 

売場塾には、このような店頭物販スペースの収益を上げたくて

VMDを勉強に来ている会社の方、多いです。

特に、美容院やホテル、カフェやレストランで、物販スペースの収益を

上げたいメーカーの方です。

 

これもそうですね。

●メルセデスベンツ

メルセデスベンツさんの物販部門のVMD事例です。

 

これはヤナセさんのようなショールームで、ベンツコレクションスペースを

展開して、お店の収益を上げるVMDです。

前年売上比率は、実に135倍にもなるんですよ。(^^)

 

 

今日は、サービス業の店頭物販スペースVMDの話でした。

日本の本部VMDの不思議

今日は、日本のVMDの不思議のお話をします。(^^)

売場塾にお集まりになる受講生の方は、法人・個人含めて
たくさんいます。すでに300人以上の卒業生がおります。
法人は、ブランド企業が社費にて、VMD担当を売場塾に登校
されています。
個人は、ご自分でVMDを受けにこられるブランドの方々です。

その、個人で売場塾にVMDを受けに来られている方々は、
みんなが知っている国内外のブランドの方が多いです。
百貨店で普通に見るブランド、銀座の一等地に路面店を
構えているブランドなども多いです。

不思議なのは、「VMDのセクションが社内にきちんとあって
お店構えも悪くないのに、売場塾に来られている一流ブランドの
方が多いです。
中には、VMD担当以外に店長さんや販売スタッフの方もいます。
これはどうしてでしょうか?

答えはカンタン!!
「会社がVMDを教えてくれないから」です。

多いのがVMDがディスプレイをする部署としてデコレーターと
化しているケース。
モチベーション(クリスマス・母の日・バレンタイン)や
キャンペーン(新作・SS・AW)、
展示会などの時だけ、駆り出される臨時要因的なところも多く、
「平常の売場づくり」の運営を任されている
ケースは実に少ないからです。

本来のVMDとは、
「チェーン店をモデル化し、売上の収益をアップさせるノウハウ」
なのですが、それを教えていない会社が多いということです。

海外ブランドの場合もそうで、
ブランドガイドラインは厳重なのに
「どうして、そのような売場づくりをしなくてはいけないのか」
理由を説明してくれるブランドが少ないのです。

つまり、本部VMDを店舗スタッフや販促スタッフ、
ひいては経営企画と連動して
チェーン店の収益をアップさせているケースが
少ないということでしょう。

以上、きょうは売場塾の不思議でした!
VMDを教えることができる、VMDインストラクターに
興味ある方は、ぜひ売場塾にアクセスしてくださいね。(^^)

主婦のVMDインストラクタービジネスモデル

今日は、VMDインストラクターの別の側面のお話をします。
実は、VMDインストラクターの資格を取りたい方の中で
主婦の方もたくさんいます。
そのお話をします。

主婦の方は、もと企業のVMD担当やデコレーターをしている方、
販売員や店長をしていた方、ディスプレイが好きな方、
まったく小売の経験はないけれど、「快場をつくりたい」
という方など、さまざまな受講動機があります。

けっこうVMDに素人の方もいるんですよ。(^^)

主婦の方では、つまらないパートにつくよりも、
VMDインストラクターとして、地域の小売店や地場産業に
売場づくりを主婦の観点から教えてやりたい!!
という動機の人が大勢います。
つまり、社会貢献になると同時に、自己スキルの育成にもなるんです。

パートは103万まで非課税なので、
VMDインストラクターとして独立して事業を始めると
簡単にパート以上の収入になるんです。

仕事の内容としては、●法人研修●専門学校の教師●ディスプレイの仕事
●店舗診断士●セミナーを自分で開く などです。

では、どのくらい稼げるのでしょうか。
法人研修の相場は、3万~20万、専門学校の教師は1コマ1.8万、ディスプレイの仕事は
1万~4万、店舗診断士は5万~15万、セミナーを自分で開いたら4,000円で 5人×4週 =  80,000円です。
中には、ショップデザイナーとしてデザイン料5万~50万、POPデザインとしてデザイン料1万~20万稼ぐ方もいます。
店舗コンサルタントとして、2時間10万なんて人もいるんですよ。

こんな感じで、主婦の方の社会貢献の場、つまり世の中に「快場」をつくるという
仕事をされている方は、多いんです。
割合としては、法人の方50%、個人の方(主婦含む)50%の受講比率になっています。
法人の場合は「法人が受講料を支払う」、個人の場合は「個人が受講料を支払う」割合です。
個人はもちろん社会人も入ります。

この中にも、主婦としてガンバっている方、多いです。

●売場塾卒業生
こちらもそうですね。

●等身大のVMD

主婦の方で、社会貢献したい方、ぜひ買い物客目線で

売場を快場にしましょう。(^^)