ウォールウォーシャーがない店

今日は、怖い話をしましょう。
「それは、ウォールウォッシャーがない店」です。
きゃああああああああ!!

ウォールウォッシャーとは、壁面を明るく照らすライトのことで、
通常、ダウンライトと兼用されています。
文字通り、ウォール(壁)を、洗うように(ウォッシュする)光を当てている
ライトのことを言います。

これがないと壁面は暗くなってしまいます。
そして、暗いと店はどうなってしまうか?!

暗ーい、お化け屋敷の様なお店になっています。
いくら、通路やアイランド売場を照らしても、お客様には
明るい店に見えません。
暗く感じてしまいます。
それはどうしてでしょうか。

ヒトは鉛直面、つまり、床から垂直に見えるところが視界にとても入ります。
人の目は床を見ているわけじゃないんです。
前を見て歩いていますので、前方の壁面や柱面、つまり床から垂直に見える場所が
目に入ります。
ここが明るくなと、店内を暗く感じてしまうんです。

だから、店舗診断に行くと、暗い店だなあと感じる店は、
ほとんどウオールウオッシャーがないんです。
不思議なことに、ライティングタクトと言って、天井にあるスポットライトを
付けるレールにもウォールウォーシャーがない店が多いです。

その場合は、スポットライトを壁に向けて照射して壁を明るく見せるんですが、
それをしていません。
きっと、商品が大事!だと思い、売場にしかライトを当てていないのでしょう。

中には、なんのメリットもない通路にスポットライトを当てている店も多いのです。
これは無駄というもので、そこにスポットを当てるくらいだったら、壁に当てましょう。

この間も、かわいそうな店がありました。
できたばかりのショッピングモールに真新しい雑貨店としてオープンしたのですが、
行ってみると、ウォールウォッシャーがありません。
壁がせっかくみどりや黄色でカラフルにペイントしているのに、光が当たっていなくて
黒ずんでいます。
来店客が、壁のカラフルさに気づくことはこのままないでしょう。

店内はまばゆいです。
通路が・・・。
天井に固定してあるダウンライトは、首ふりできないタイプのライトなので、
壁に首ふりすることはできません。
こうこうと通路を照らしていましたよ。

きっとこの店の通路は、通路になにか突起物でもあるんでしょうか・・・。

せめて、ユニバーサルダウンライトだったら、首ふりできるのに。
と思いました。

ということで!

あなたの店の壁を見てみましょう。
すると、きゃああああああ!
ウォールウォーシャーがついていないことはありませんか。
お化け屋敷に店をしないために、壁にライトは当てましょう。(^^)