ウエルカムステージをつくろう 

ウエルカムステージとは、店頭あるテーブルディスプレイのことです。
このディスプレイ形態には3種類あり、
●IPテーブル ・・・陳列だけのもの
●IP・PPテーブル ・・・陳列と展示があるもの
●VPテーブル ・・・展示だけのもの

このウエルカムステージは
●アパレル
●雑貨
●玩具
●家電
●靴
など、あらゆる店舗やフロアで見られます。
主にエスカレーター上下の対面や主通路沿いにつくります。

どうしてかというと、お客様の立寄り率がすごく上がるからです。
どのくらい立寄り率が上がるかというと、東急ハンズでは
売上の95%がこのウエルカムステージからの吸引なんです。
スゴイです。(新宿店、日経MJ情報/以下も同じ)

東急ハンズでは、ウエルカムステージを、フロアを4.5画に区切って
1つずつ置いているそうです。
主通路沿いにウエルカムステージはあるので、
そこに立ち止まったお客様は
ステージの後ろにある売場につられていくんですね。
このようにして、ほとんどの店の売上をウエルカムステージから
とっているそうです。

このウエルカムステージ、同社の契約社員が
ディスプレイつくっているんです。
スゴイです。お店によって少し優良に上下はあるものの、
デコレーターに発注せずに
社員自らが造作しているのですばらしいです!!

売場塾では、お店の売上を担うウエルカムステージの
実習も兼ねていますが
このスキルいかんでフロアやお店の売上まで左右するんです。

このウエルカムステージは契約社員やアルバイトを集めたチーム編成。
旗艦店では10人編成でつくっているそうです。
もちろん、ディスプレイを隔週で変えていて、変化を持たせるとともに、
半年先までディスプレイテーマは決まっています。
商品はバイヤーからトスさせるのですが、売場づくりは自由。
機動力は現場に任せるという現場主義なんです。

すばらしいです。東急ハンズ。

それではまた。

VMDインストラクターのモニター時間

この間、VMDインストラクターは
修行の時期はお試し期間、
つまりモニター期間設ければいいと言いました。

目安として半年から1年と言いましたが
、少し詳しく述べます。
モニター期間はただ、1年過ごせばいっぱしの
VMDインストラクターになれるとは限らないです。
やっぱり、100時間以上はコンサルしないとダメでしょう。
講義の場合は、50時間かな。

コンサル100時間は、店舗診断を2時間とすると、
50回ということになります。
4時間でしたら、25回です。

通常の店舗診断は30坪のお店で2時間くらいで終わります。
これを50回繰り返せば、VMDコンサルティングに慣れてきて
自分なりの守破離の離の境地に行くことができます。

ただ、この2時間はプラス4倍と考えなくてはいけません。
つまり、店舗診断の準備時間2時間、
店舗診断終わっての振り返り2時間です。
特に振り返りの2時間は自己のVMDノウハウを高めていくのに
とても無重要なんです。
他のVMDコンサルより数歩先に行くには、
この時間が欠かせないのです。
だから、100時間コンサル時間をクリアしましょうと
いっていますが、
実際には400時間なんです。

オーバルリンクは、この100時間目安で派遣する
コンサルを選んでいます。
ただ、テストをする時もあって、落ちる人もいます。
その時はテストを学習だと思ってください。(^^)

ということで、VMDインストラクターは売場塾を
卒業した後が勝負なんです。
VMDインストラクター指導コースでは、
目標100時間の過ごし方を教えていますので
興味ある卒業生はオプションを受けてみましょう。

MDグループが売場で来店客にウケないときはどうしたらいいか

今日は、MDグループが売場で来店客にウケないときは
どうしたらいいか、お話しします。

MDグループとは、売場のカタマリと思ってください。
ゾーンやカテゴリーという大きなくくりではなく、コーナー展開くらいの
カタマリと考えてください。
さて、皆さんは店内にいろいろなコーナーを
つくられていることと思います。

●デニムコーナー
●リゾートコーナー
●パーティコーナー
●ニューカマーコーナー
●ワンピを中心としたコーデコーナー
●カラーを押さえたきれいめカジュアルコーナー
●麻混素材とストレッチのセットアップコーナー

・・・・と、
MD(お店の自慢の品揃え)グルーブを週ごとに七変化させて、
お客様を魅了するコーナーをつくっていることと思います。

しかしながら、ウケないコーナーも存在します。
せっかく、トレンド・来店客の声・本部の指示・自分なりの組み立て
をしつつ、苦労して作ったコーナーがお客様に
ウケないケースも多々あります。
そのままでは、その売場だけブラックホールになるどころか、
店内回遊を途切れさせ、フォーカル売場を消滅させ、
暗い店舗になってしまいます。
ダークサイドがじわじわ店内に広がっていくような感じですね。

「お客様のこのコーナーへの立寄りがないな」
「このコーナーの商品の売上が全然ない」
などと思ったら、黄信号。
黄信号がともったら、コーナーの再編成に着手しなければいけません。
とはいえ、ゾーン全体を引っ掻き回したら、徹夜か半日かかるほど
の大仕事となり、お店に与えるリスクは大。
リスクがない、手軽にできるコーナーの再編成で、
手っ取り早いのは下記です。

●早めに打ち切る ●他といっしょに混ぜる 
●他に追加する ●他を追加する。

ひとつひとつ解説します。

●早めに打ち切る 
すごく単純な答えですが、コーナーをばらす、消滅させるしかありません。
空間の無駄を素早く省くんです。

●他といっしょに混ぜる
他のアイテムをコーナーに持ってきてしまいます。
例えば、リゾートカジュアルのコーナーをつくっても、
1週間なんか商品が売れないとなった時、
→リゾートカジュアルにプレッピーアイテムを加えて
上品リゾートカジュアルにする
→リゾートカジュアルにデニムアイテムを加えて
ゆったりデニムリゾートカジュアルにする
などします。

●他に追加する
リゾートカジュアルを他のコーナーと合併することにより、
テイストを変えて見せます。
例えば、アロハコーナーがあったとしたら、そこに加えて
リゾートカジュアルをトロビカル・リゾートカジュアルにする
などします。

●他を追加する
これは異アイテムを追加するということです。
異アイテムとは、服ではありません。
ベルト・サングラス・バッグなどの服飾雑貨がやりやすいです。
雑貨ゾーンかのW陳列をすればよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。

この4つ以外にも、コーナー変革の方法はいくらでも考えられます。
あなたのお店が商業施設に入っていたら、フロアまわりのコーナーのテーマが
何か受けているか見てみましょう。

お客様にウケているコーナーにヒントが隠されていると思いますよ。
増税後初めて迎えている大型セール週間、GW商戦、
がんばってくださいね。

VMDインストラクターのモニター期間

最近は、VMDインストラクターの資格を取って独立される方が
多くなってきました。

日本に、売場づくりという職業人をたくさんつくることが
当社の狙いなので、それはうれしいです。

でも、VMDインストラクターになったからと行って
即仕事がうまくいくとは限りません。
独立した方のVMDの収益は、クライアントあってのことですので、
まずはクライアントを探すこと。
そして仕事を請け負い、クライアントに満足していただくこと。
そして最後にお金が入ってくるのです。

クライアント満足、
これが大事です。
「先生に来てもらってよかった~」とか
「先生のおかげで売り上げが伸びた!」
となると、お金をもらってお客様も満足して
頂けるという、ダブルのうれしさがみなぎるでしょう。

それがVMD独立後の糧となり、さらに成長していくきっかけになると
思います。

ただ、お金をすぐもらえるのは、VMDの経験が豊富か、以前流通で
売り場づくりに関わっていた方が多いと思います。
VMD未経験で一から独立して仕事をされる方は、最初のお金を取ることが
とても難しいかな、と思います。
そんな時はやっぱりモニター期間が必要ではないかな、と思います。

モニター期間とは、「先生になるための助走期間」です。
VMDインストラクターになって、名刺にその肩書をつければ、
仕事がうまくいことは限らず、やっぱりVMD経験がある人の方が
スムーズに仕事をこなしていきます。

VMDコンサルになって、現場指導や会議室でプレゼンしたり
企画書を書いたりするのは慣れが必要だと思います。
企画書をかけなかったり、プレゼンしたことのない方は
結構いるのではないでしょうか。
本部VMDの方だったら、そういう経験はいくらでもありますが、
販売員だった方や主婦を長くやっている方は、慣れるのに大変だと思います。

その慣れる期間は1年くらいだと思いますが、この期間、
仕事の金額より、「慣れるための時間投資」と考えた方がいいです。

VMDコンサル料を高めに設定して、何も仕事が来ないよりも、
無料にしてどんどん仕事をとって、プランをして、コンサルをして
・・・とどんどん経験を積んでいく。
つまり、時間投資をされた方がいいかな、という感じです。

VMDのお仕事初心者の方、
特に「おうち起業」されているような方は、おススメします。

最初は「見習い価格」で行っている期間だということを
クライアントに言えば、それで失敗しても無料ならクライアントは
文句を言わないはずです。
そのうちに、仕事にだんだん慣れて、それからお金を取った方がいいです。

かくゆう私も創業したての頃は、「無料店舗診断」をよくしていましたよ。
その後、力をつけていき、普通に料金を取るようになったのです。
(今は無料はまったくやっていません、すみません~)

昔はVMDというと、デコレーターの先生に見習いとして入り、徐々に
力をつけていったもの。
今は、デコレーター=VMDではなく、どちらかというと売場づくりの
コンサルタントになりますので、誰かの弟子になる・・・と
いうのが難しい時代です。

だとしたら、自ら「モニターキャンペーン」をして、修行価格を
つけ安くしてたくさんのクライアントを獲得し、たくさんの経験をしていって、
本当のプロになっていけばいいでしょう。

独立している、VMDインストラクターの皆さん、最初はとにかく経験です。
お金は二の次にして、時間を買いましょう。1年二年、モニター期間を設けて
力をつけていくのです。
そしたら、きっとプロのVMD職業人になって大成すると思います。(^^)

頑張ってください。~

VMDインストラクターが使う、売り場作りの言葉

VMDインストラクターがやってはいけないことの中に
「専門用語を使いすぎる」というのがあります。

VMD用語ばかりを使ってスタッフへの現場教育をするケースは
ほとんど、VMDインストラクターが何を言っているのか、
スタッフは思います。

VMD用語は、プロ用語ですので、VMDインストラクターは
VMDを伝える相手のレベルに合わせなくてはいけません。
VMDを知らない方にVMD用語を使っても、相手にとって
ギリシャ語になります。

例えば、
「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」
といってもスタッフはわからないでしょう。

専門用語というのは、実はその用語を普段使いしている人にしか
わかりません。
例えば、釣り用語を使った会話を言ってみます。

「ミドルレンジにフローティングしているバスを、サスペンダーで
ツイッチ、バイトさせましょう」と釣りの先生が、釣り初心者に
言っても何のことかわかりません。

この場合、
「池の水面と底の、ちょうど真ん中を泳いでいるブラックバスを
中層を泳がせる疑似餌を使って、糸を急速に引っ張ったり
離したりしましょう。すると、魚が疑似餌を食べてくれますよ」
と言わなければ初心者にはわかりません。

さて、先ほどの「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」を
意訳してみます。

「商品の種類ごとに、タテの陳列にくくって、虹色の順番に、商品を
表を前にして並べましょう。商品と商品の間は2cm開けてください」
これが正解です。

わかりましたか。
VMDインストラクターの方は、専門用語を使えばプロ、
と思わないでください。
どんなスタッフ、それが主婦でも学生のスタッフでも、売場づくりを
わかりやすく伝えるのがプロなんです。
専門用語は、プロとプロが会話する場合、スタッフが高度なVMD教育を
受けていている場合以外は、普通の言葉に変換してください。

例えば、現場スタッフを集めた集合教育では、プロ用語はご法度です。
VMD用語を普通の言葉に置き換えて講義します。

講義のレジメもそうです。
よくディスプレイセミナーに使われている、この本も
実はVMD用語はまったくありません。
VP,PP,IPという言葉すらありません。
すべて「陳列」「展示」という言葉で書いています。(^^)

売場塾はVMDプロを目指す方の学校なので、
この専門用語を使いこなす授業が多いです。
専門用語は55以上でてきます。
最初は初心者として売場塾に入ったけれど、
卒業時にはたくさんのVMD用語を知っていて、
それが使いこなせるようになれます。

専門用語を使いこなすことにより、VMDという学問を深く知り、
そのうえで、相手のレベルに合わせて用語を使い分けるように
しましょう。

売り場作りに必要なディスプレイ、何が主役? 

今日は、ディスプレイ用品の中の装飾品の話をします。

装飾品はプロップスといい、次の3つに分けられます。
●オブジェ ・・・比較的大きな装飾品。置きモノ。
花瓶、人形、カップ、造形物など。
●オーナメント ・・・細かい装飾品。おもに散らすもの。
枯葉、ビー玉、貝殻、石など。
●マテリアル ・・・広い範囲で使うもの。敷き布。敷き紙、タペストリ。
板など。

これは何のために使うかというと、
●ディスプレイテーマをよりお客様にわからせる。
●商品イメージを高めるために使う。
●商品を引き立てるために使う。
です。

高級なサンダルだったら、近くにキレイなグリーンがあれば
気分は高まるし、リゾートぽいイメージが醸し出されます。
マテリアルを砂にして、ビーチイメージにするのもいいでしょう。

でもね、です。
プロップス使いすぎは禁物です。
売場塾でもよくいってますが、プロップスをあんまり使いすぎると
商品が死んでしまいます。
つまり、商品が主役のはずのディスプレイが、
プロップスが主役になってしまいます。

SCにいくと、「ここ何を売りたいのかな」と
いうディスプレイにすごく遭遇します。
プロップス数が多いんですね。
プロップスの間に商品が隠れています。
これでは本末転倒です。

VMDインストラクターの方は注意してくださいね。
ディスプレイレッスンをやるときは、プロップスをむしろ減らすくらいの
指導が多いのですが、生徒のウケを狙ってプロップスを多くすると、
商品が目立たなくなります。

よくあるのが、「どれどれ」とインストラクターが生徒のディスプレイを
直すのに、オブジェを多くして「ほら、春らしくなった」とかいうスタイル。
確かに、桜の花をディスプレイに添えるのはいいのですが、
商品であるビールのパッケージが見えなくなっています。
ひどいのになると、ビールの名前が桜に隠れています。
これでは本末転倒。
生徒が「先生、すごーーい」といっているあなたのディスプレイは商品が
主役になっておらず、桜が主役になってしまっています。

こういうパターンを今度の秋葉セミナーではお見せしますよ。(^^)

●秋葉VMD「ディスプレイセミナー」

プロップスを使いすぎずに、商品と少量のプロップスで、
テーマをわからせたり、商品特徴を理解させるディスプレイをつくるのが
プロでしょう。

全国のVMDインストラクターの皆さん、
ディスプレイレッスンがんばってくださいね。(^^)

売り場作りに必要なMDPシートの4適

この間のMDPシートの4適をおさらいしてみましょう。

●MDPシートの4適
最適な商品を ・・・マストアイテム
最適なトレンドと ・・・色・ディティール・コーディネート
最適なテーマと ・・・使うストーリー
最適なディスプレイ方法で ・・・フェイシング 

MDPシートとはなんぞや、ですが、
マーチャンダイズプレゼンテーションシートといいます。
これはディスプレイの指示書なんですが、各社により
表現方法はまちまちです。
お持ちな指示書は次の通り。

●写真
これ、多いです。本部のスタジオでディスプレイをつくり
写真で撮ります。
それを解説書つきで各店に送付。

●3D
これは、コンピュータグラフィックで行う指示書。
オーバルリンクもよく使います。
プレゼンに映えるんですね。この指示書は。
ただ、マネキンのモデリングできる人が限られていて
ほとんどデザイナーがつくります。

●スケッチ
絵心がなくても鉛筆スケッチ等でディスプレイは表現できます。
私もよくやります。
ただ、カッコつける場合は、鉛筆にトレーシングペーパーを
かざしてフェルトペンでなぞり、それをスキャンしてシート化しています。

●イラストレーター
これ使っている人多いではないですか。
イラレ使えないとダメなのですが、電化製品や化粧品みたいな
複雑な形態でもカバーできます。

さて、話は戻り、MDPシートの4適について話します。
上記の表現にこの4適を解説するわけなんです。
これをつけないと、ただの絵に描いた餅になってしまうからです。

スタッフにどうしてこのディスプレイを今つくるのかが明示され、
納得するからです。
写真を店舗に送りつけて、「この通りにして」では話にならないからです。

MDPの4適、ぜひチェックしてみましょう。

VMD部の組織内ポジション

先週の日経MJ見ると、
ロート製薬の売場づくりが大きく載っていました。
ロート製薬、カネボウや資生堂がジり貧なのに、
21期続けて売上高上がっているとは
スゴイです。
化粧品業界では、ロート、コーセー、メナードあたりが
躍進目覚ましいですね。

それはどこもVMDに力を入れているメーカーばかり!
最近は、売場塾受講生、化粧品業界の方、多いです。
これはハリウッド化粧品のVMD担当。

●ハリウッド

新聞によると、ロート製薬は商品開発部と販促部が合体し、
商品開発部が売場をベースにした
商品開発をしているからいい、と書かれていました。
私はそうは思えません。
なぜなら、その考え方は様々だからです。

確かに、商品パッケージや販促物を商品部のデザイナーが
いっしょに考えることはいいんですが、
問題は営業担当とリンクしていないところに問題があるでしょう。

化粧品の現場VMDを直接やっているのは、営業担当か美容部員です。
彼ら彼女らの売場づくりの意見も聞かないといけません。
商品と販促だけで行うと、現場に即した売場づくりが
成り立たないからです。

売場塾卒業生もメーカーの販促担当が多いのですが、
商品部寄りか、営業(販売)部寄りかで
意見がいろいろです。
商品部寄りのVMD担当は楽で、
商品生産から売場まで一貫してデザインできるので
都合がいいようです。

一方、営業寄りのVMD担当は、
現場からの意見が多くてまとめるのにたいへん!!
と言う声が聞かれます。
現場の方が売上を上げるという美容部員や店長さんが
強い組織だとそういう弊害ありますね。
どちらがいいんでしょうか。

結論。

どちらにもつかないのがいいんでしょう。
つまり販促部改め、営業企画室です。
これがいいと思います。

商品部よりのVMD部は、一見よさそうですが、
実は現場からクレームが来ることが多いんです。
POPが合わない、こんなSPツールほしいが作ってくれない、
こんなの役に立たない。うんぬん・・・。
かわいそうに、メーカー販促部が苦労して作ったPOPが
お店に貼られる率は半分以下なんです。
ほとんどゴミをつくっているようなもんでしょう。
まあ、20年広告会社をやってきてPOPをつくっていた私が
いうから間違いはないでしょう。(笑)
ほとんどのお店でメーカーの送ったPOPが使われていないんです。

それを解消するために、最近カルビーはカルネコという
POPシステムをつくって
POP破棄率がほぼ0%という偉業を達成しています。
すごいですね。

●カルネコ

これが、営業企画室といやつです。
それどころか、ここは最近事業部に昇格しています。
つまり会社みたいなもんです。
このカルネコがVMD部の理想ですね。~
VMD部は、商品部や営業部に属さずに、独立した室になる。
これです。
そしてこれこそがアメリカ企業が当たり前にやっていることなんです。

日本のメーカーのVMD担当の皆さん、
がんばってください。

決して「●●部」の下請けにならないでください。(^^)

プロダクツプレースメント

真央ちゃん、お帰り~。(^^)
先週、五輪日本選手団帰ってきましたね。
感動のフィギュア、YouTubeで何回も見ています。

真央ちゃん、本当にやめるのかな。
にわかファンですが、できれば続けてほしい。
葛西選手あたりが、「マオ、年取ってからでもメダル取れるんだぜ」
とか何とか言って説得してほしい。と思いました。

今日も真央ちゃんの帰国をニュースで見ていましたが、
出ていますね。エアウィーブ。

●選手団の帰国

金メダルの羽生選手が軽装で出で来たのですが、
真央ちゃんはすごくたくさんの荷物を押していました。
一番てっぺんにエアウィーブ。
これ、実は、プロダクツプレイスメントと
いう広告手法なんです。

真央ちゃんとこのエアウィーブの写真は、
先週のTVニュースや夕刊、明日の朝刊、
そしてネットニュースなどに大量に流れます。
エアウィーブが写真の中ですごく目立っていて、
これが広告になっています。

例えば、朝日新聞の全国版カラーの名刺大の写真は、
広告に換算すると800万くらいはしそうです。
テレビに15秒移りっぱなしでネットスポット、
しかもゴールデンだと、1本100万。
それが全6チャンネルで4回放映されると、ざっと2400万。
ネットや雑誌その他のメディアを合わせると、
成田空港だけで5000万以上はいったでしょう。

プロダクツプレースメントは、アパレルがよくやっていますね。
ドラマのタレントやお天気姉さんに
アパレルプランドが服を提供していますが、
私は、ドラマ提供より映画やこうしたスポーツの方が
うまいと思います。
ドラマの最後にアパレル各社のロゴが出ますが、
あれほとんど見ていないですよ。
テロップも早すぎて、
小さすぎて「協力スポンサー」多すぎてよくわかりません。

この間話した通り、ギャツビーの映画でシャネルが3億くらい、
プロダクツプレースメント出していますし、
ラルフローレンは、1970代に
同名のギャツビーで超有名プランドになりました。
ドラマの「協力」スポンサーはあまり効果があるとは言えません。

プレスは選択と集中ですね。
その点から行くと、ZARAは世界中の
ネットブロガーにZARAの服を無償提供して
宣伝をしてもらっている、これうまいです。

アパレルのプレス担当の方、がんばってください。
広告は選択と集中です。
エフウィーブ見習いましょう。(^^)

CMのうまい使い道

今日の「アッコにおまかせ」見ていたら、
タレントのCMギャラの
話がありました。

安室奈美恵で1本5000万、松子デラックスで3000万。
キャリーぱみゅばみゅで3000万。

もと広告代理店でCMをたくさん作ってきた私の感想では、
とても安くなりましたね。タレントのギャラは。

バブルのころは例えばサンマで1億。
山田邦子で8000万くらいでした。
今ではこんなに安くなっているんですね。オドロキです。

でも、これがもしかしたら標準価格かもですね。
バブルが異常でした。
あの時は、テレビCM入らなくて困っていましたよ。
テレビCMの枠は全放映時間の1/10までと決まっていたので
広告代理店の枠取り競争でした。

私の前いた広告会社では、超有名タレントを3000万で獲得した
といってその担当は社長賞もらっていましたよ。
これも異常でした。・・・・

スピルバーグにCM演出を1億で依頼すると、それが超安値という
時代でした。時代は変わりました。

アパレルでは、安室奈美恵をアンタイトルが使い、エビちゃんを
サマンサタバサが使っています。
お店に行くと、デカデカとポスターが貼っています。
アパレルでは、特にスポーツウエアや下着メーカーが派手にCMを
放映してますね。

CMを使うと、お客様が店にやってくるということで、サマンサさんなどは
とても効果があるようです。

特にユニクロさんは海外の一流タレントをも使用しているので
その効果は絶大です。
ただ、もと広告代理店のCMプロデューサーとして忠告したいのは
タレントの使い方とVMDとの関係です。

まず第一に、中途半端にCM流すのなら、CM辞めた方がいいです。
CMは1万GRP維持要は流さないと効果は出ないとは、私の経験則です。
みんなが帰宅しているゴールデン以外に1週間に数本打っても効果はありません。
辞めた方がいいです。

1万GRPとは、プレステやコカコーラ、サマンサやユニクロくらいの量です。
1定期間に打つ視聴率の総和です。
一般的な衣料品や日用品はこのくらい打たないと効果がないんですね。

なぜなら、1週間に1.2本ブランドのCMを見たくらいでは、1週間経つと
忘却の彼方だからです。

さて、CMとVMDの関係なんですが、これが連携していないブランド実は多いです。
高価なタレントを使っているのに、売場でその効果が出ていないショップは、
ほとんどタレントをPOPに起用していないからです。

せっかく、プランドのCMを大量に放映しているのに、売場はブランドサインが
設置されているだけで、そのタレントの肖像がありません。
これでは、CMを売っている効果がないのです。

例えば、エビちゃんを「オーバル」というアパレルプランドがCM打っているとします。
百貨店の平場に位置しているオーバルの売場を見てみると、エビちゃんの肖像がありません。
あるのはオーバルのロゴが売場のスミにちっちゃくあるだけです。
こんなブランドのCMとVMDのミスマッチが実はすごく多いんです。
先週もあるブランドに指摘しましたよ。
みんな納得いっていました。

CMを打っている宣伝部はなるほど、テレビ上でオーバルは有名になりましたが、
百貨店では目立たない。それはPOPにタレントを起用していないからです。
起用していても、B6くらいのPOPフレームを売場のスミに置いているだけ。
これではCMをやっている意味はないんです。
エビちゃんをばーーんと平場に置くとお客様は寄って来るでしょう。

このミスマッチの理由は、宣伝部とVMD部がかい離している典型的なミスです。
宣伝部はとにかくチマタで商品ブランドが有名になればいいだけで、
売場への誘導を怠っています。

また、VMD担当はマス広告は関係ないと思っているから、
売場のコーディネートばかり気にします。

これは、アパレルだけではなくて、実はケータイや家電製品、化粧品にも
言えるんです。
「オーバル」というブランドロゴよりも「エビちゃん」というアイドル(偶像)を
出した方がてっとりばやく来店客に伝わるんです。

特に家電や化粧品は、こむずかしい効果や機能を歌うよりも、タレントを売場に
偶像として置いた方がてっとりばやいです。
効果や効能は棚の近くで初めて詳細にPOPで語るといいでしょう。

全国のアパレルVMDの皆さん、もと自分のブランドがCM売っていたら、
マス→売場づくりでタレントをアイコンにするように心かげましょう。
「いやいやタレントのでかいポスターを売場に置いたらショップの品が落ちる」と
思わない方法がいいです。
品をキープしつつ、CMを活かす方法はいくらでもありますから。

後は宣伝部と常にコミュニケとってくださいね。
がんばってください。(^^)