サインとPOPの違い

今日はサインとPOPの違いについて話します。

売場塾受講生でも、
まだこの違いはっきりしていない人多いです。

ズバリ言うと。
サインとは、お客様を短距離に導く記号、
POPとは商品に付随している広告です。

そして、サインはビスで固定されるケースが多く、
施工が必要なケースが多いです。
材質もプラスチックが多いです。

一方、POPは紙やスチレンボードでできている場合が多く、
テープや画鋲で簡単に取り外しできます。
つまり固定化されずに可変できるんです。

例えば、サインは記号なので、トイレや駐車場みたいに
アイコンで表示されることが多々あります。

また、家電店では、「冷蔵庫」「テレビ」など、エスカレーター前や
天井にアクリルプレートで下げられていたます。
中には電照になっているものもあります。

一方、「パナソニック」や「ブラザー」などのブランドPOPは
メーカーが持ち込んで、家電店から与えられた場所に吊るしたり貼ったりします。
これは可変できますし、メーカーの広告ですからPOPです。

でも、家電店がフロアをつくるときに、電照プレートととして、
「パナソニック」や「ブラザー」のロゴを壁に固定するのは、
サインとなります。

容易に動かせませんし、施工を伴います。

だいたいわかりましたか。
POPとサインの違い。

サインは小売店マターで、POPはメーカーマターなんです。
メーカーは自分のブランドロゴをPOPでなく、サインにしてもらうのが
フロア内インショップとしてのゴールをとらえることができます。

ということで、今日はPOPとサインの違いでした。
VMDインストラクターの皆さん、巧く使い分けてくださいね。(^^)

売場塾のCADコースの由来 

先々週は売場塾はCADプレゼン入門コースでした。
今回も遠くから、ご来校ありがとうございました。

そもそもなんで、CADの講座を始めたのかというと、
VMDインストラクターって売場のコンサルや研修、
プランニングもするんですが、最終的には
「どんな店にしてくれるの?」という
クライアントニーズに行きつきます。

私が創業した11年前は、パースは外注に頼んでいました。
確かにいいデザインは出てきますが、
細かい直しや要望にいちいち答えてくれません。
しかも、商品やPOPが入っていません。
什器を並べただけのパースも多いです。

あと、店前の街路樹や電線も正確に入っていない場合が多いです。
これでは、店舗ができても、サインが電柱で見えなかったり、
他店の看板で店頭が見えにくかったりと、
不正確なパースになってしまいます。

さらに、パース代は10~20万位するし、直しは個々に別料金で、
商品をIPできちんと入れてくれないです。
ほとんど店舗デザイン代は赤かイーブンでした。

そこで、自ら社員をデザイナーにして自分で
店舗デザインすることにしました。
他のパースデザイナーにあまりない、店舗を動画にすること。
つまり、顧客目線で店を歩かせてみることを主にしました。
これなら、電柱でサインが見えないとか、
窓の外に木陰がふさがっている・・・
などリアルな店舗を再現できます。

それがこれです。

●CAD動画

これ、すみません、まだPRO6の動画ですが、
今の売場塾はPRO8まで進化してしてます。
現在は動画もクリアになったPRO8の授業ですよ。

そんなわけで、今のオーバルリンクは、
動画でパースをプレゼンすることが100%なんです。
コンペの通過率も90%以上なんですよ。

ということで、全国の起業されているVMDインストラクターの皆さん、
個性的で楽しい店舗を動画CADでデザインしましょう!!
次回も三田の会場でお待ちしております。(^^)

オランジーナが買えない

最近、ビールストレート飽きたのでビヤカクテルつくるようにしました。

ビールと炭酸まぜてカクテルのようにして飲むのですが、これがうまいです。
コーラでもファンタでも構いません。フルーツ系の炭酸なら何でもあいます。

さて、最近オランジーナのCM見て、あ、これビヤカクテルにいい、と思い
近くのコンビニに買いに行きました。

すると、ありません・・・・。
トロピカーナはあるんですが、オランジーナはありませんでした。

リチャードギアが寅さんの格好して毎回楽しいストーリー流しているCM
気に入っているので、トロピカーナは買わずに、
今度は丸井の地下にあるスーパーに買いに行きました。
ところでそこにもないんです。

CM1万GRPはやっているのに、コンビニにもスーパーにもありません。
仕方がなく、毎日買い物に行っている妻に相談すると、ネット検索したら、というのです。
仕方がなくネットで調べました。
すると、コンビニには間違いなくある、とありました。
なんで、と思い、今度は違うコンビニに行きました。
確か駅のファミマかな。そこにもありません。
トロピカーナはあるんですが。。。。

正直、トロピカーナでもいいんですが、
オランジーナにこだわっているのに
どこにもありません。
疲れてしまい、今日はMUJIで似ているカシスの炭酸買ってきました。
210円です。

しかし。。。。。。NB買いにくくなりましたね。
NBとはナショナルブランドのことでコカコーラとかペプシのことです。
いまコンビニの半分はPBでそのうちに8割はPBになるようです。

この間、マンナンライフの「こんにゃく畑」を食べたいと思い、
コンビニ探したがなかったことを思いだしました。
まあ、にているPBはあるんですが、
マンナンライフのが食べたかったんです。

そもそも、オランジーナでもトロピカーナでも
どっちでもいいという人は多いと思います。
現場でオランジーナがなかったら、
味の似ているトロピカーナを買えばいいんです。
どうせビールと混ぜるのでどちらでも味は大差ないでしょう。
これをブランドスイッチと言います。

ブランドスイッチ、やっぱり現場によるところ大ですね。
7-11でポッキーがなかったら、チョコ入りプレッツェルというPBを買えばいいのです。

でも、それで気分が納得するかですね。
やっぱりオランジーナが飲みたいという、ブランドローヤリティ高い人は
まだまだいるでしょう。

ヨーロッパの場合は、もう店内すべてがPBという店はザラにあります。
マークスアンドスペンサーがそうですね。
すべてPBで高級品もやってます。

何が言いたいかというと、NBを買いたいというブランドローヤリティの客を
追い越して、すべてのコンビニ・スーパーがMUJI化してしまう、
ということに近未来はなります。
そうなると、日本のNBはどうやって売上上げたらいいんでしょうか。

メーカーの直営店やネットの直売りが増えているのは
そんな理由からかもしれません。
丸井さんも数年後には、消化仕入れのメーカー平場を
少なくしてほとんどテナントにするみたいですね。

NB大好き人間の、ブランド大好き人間の私はどうなるのか・・・・
ということをひしひしと考える週末の晩でした。

おしまい。(^^)

ブランド世界観の演出 

この間、クライアントの展示会行った時に、世界観どうやって出そうか、
という話になりました。商品ブランドや企業ブランドのことです。
確かに、ブランドの世界観を出すには、それなりの空間がなければいけません。
リアルな売場なら床壁天井がないとなかなか出ないです。

ホームページなら、1ページはないとダメでしょう。

だから、あなたがメーカーだとして、
小売店の売場の1段の棚だけもらっても、
世界観は出ません。
ホームページの1/4でも厳しいです。

アイランド什器だけでもなかなか出ないです。最低、壁がないとダメでしょう。
というのは、売場で目立つのは鉛直面だからです。
垂直に立っている大きな面です。
最低、柱です。

例えば、お菓子のケーヒスクローネや虎屋は必ず壁のあるところに
テナントとして入ってます。
それは壁がないと世界観がお客様に伝わらないからです。

ケーヒスクローネ、壁に必ず神戸本店のモノクロ写真がありますし、
虎屋は壁に必ず虎屋のマークがあります。

これがあるので老舗感がすごく出るんです。

だから虎屋は、全国どこの店舗でも壁を抱いています。
壁がないと出店しないんです。

さて、どーしても壁が取れないあなたのブランドはどうするか?
それは、天井と床をデザインすればいいです。
遠くからは、天井が見えますので、
天井をデザインするか、パラペットかバナーの多重露出をすればいいです。

ブランド世界観の演出、がんばってくださいね。

リモデルとリバイスの違い

今回のVMDセミナーでは、リモデルとリバイスの違いを説明しました。

リモデルとは、根本から売場を変えること、
伊勢丹リモデルで有名な言葉です。
昨年の婦人服フロア改装などはリモデルといいます。

フロアの売り方から変えたり、専門店か、
コンセプトから変えるのをリモデルといいます。
大掛かりなんです。

一方、リバイスとは、陳列などをサラッと変えることです。
メーカー売場の陳列を変えることがリバイス。手っ取り早く短時間でできます。
ラウンダー会社もよくやってます。

だから、例えばビールメーカーの方が、
今日、酒店のビール売場をリモデルした、とは言いません。
今日、ビール売場をリバイスした、といいます。

酒店を根本から売り方から変えるのをリモデルというのです。

例えば、アイテム別という従来からの酒店でなく、
ライフスタイルから酒店を改装した場合。
ビール売場にはビアカクテル用のカシスやジュースでセットアップ。
カクテルグラスやランチョンマットまで売っています。

そういう従来からの売り方を変えた場合はリモデルといいます。
わかりましたでしょうか?

VMDインストラクターのみなさん、リモデルとリバイス、
使いわけてくださいね。(^^)

ウエルカムステージをつくろう 

ウエルカムステージとは、店頭あるテーブルディスプレイのことです。
このディスプレイ形態には3種類あり、
●IPテーブル ・・・陳列だけのもの
●IP・PPテーブル ・・・陳列と展示があるもの
●VPテーブル ・・・展示だけのもの

このウエルカムステージは
●アパレル
●雑貨
●玩具
●家電
●靴
など、あらゆる店舗やフロアで見られます。
主にエスカレーター上下の対面や主通路沿いにつくります。

どうしてかというと、お客様の立寄り率がすごく上がるからです。
どのくらい立寄り率が上がるかというと、東急ハンズでは
売上の95%がこのウエルカムステージからの吸引なんです。
スゴイです。(新宿店、日経MJ情報/以下も同じ)

東急ハンズでは、ウエルカムステージを、フロアを4.5画に区切って
1つずつ置いているそうです。
主通路沿いにウエルカムステージはあるので、
そこに立ち止まったお客様は
ステージの後ろにある売場につられていくんですね。
このようにして、ほとんどの店の売上をウエルカムステージから
とっているそうです。

このウエルカムステージ、同社の契約社員が
ディスプレイつくっているんです。
スゴイです。お店によって少し優良に上下はあるものの、
デコレーターに発注せずに
社員自らが造作しているのですばらしいです!!

売場塾では、お店の売上を担うウエルカムステージの
実習も兼ねていますが
このスキルいかんでフロアやお店の売上まで左右するんです。

このウエルカムステージは契約社員やアルバイトを集めたチーム編成。
旗艦店では10人編成でつくっているそうです。
もちろん、ディスプレイを隔週で変えていて、変化を持たせるとともに、
半年先までディスプレイテーマは決まっています。
商品はバイヤーからトスさせるのですが、売場づくりは自由。
機動力は現場に任せるという現場主義なんです。

すばらしいです。東急ハンズ。

それではまた。

VMDインストラクターのモニター時間

この間、VMDインストラクターは
修行の時期はお試し期間、
つまりモニター期間設ければいいと言いました。

目安として半年から1年と言いましたが
、少し詳しく述べます。
モニター期間はただ、1年過ごせばいっぱしの
VMDインストラクターになれるとは限らないです。
やっぱり、100時間以上はコンサルしないとダメでしょう。
講義の場合は、50時間かな。

コンサル100時間は、店舗診断を2時間とすると、
50回ということになります。
4時間でしたら、25回です。

通常の店舗診断は30坪のお店で2時間くらいで終わります。
これを50回繰り返せば、VMDコンサルティングに慣れてきて
自分なりの守破離の離の境地に行くことができます。

ただ、この2時間はプラス4倍と考えなくてはいけません。
つまり、店舗診断の準備時間2時間、
店舗診断終わっての振り返り2時間です。
特に振り返りの2時間は自己のVMDノウハウを高めていくのに
とても無重要なんです。
他のVMDコンサルより数歩先に行くには、
この時間が欠かせないのです。
だから、100時間コンサル時間をクリアしましょうと
いっていますが、
実際には400時間なんです。

オーバルリンクは、この100時間目安で派遣する
コンサルを選んでいます。
ただ、テストをする時もあって、落ちる人もいます。
その時はテストを学習だと思ってください。(^^)

ということで、VMDインストラクターは売場塾を
卒業した後が勝負なんです。
VMDインストラクター指導コースでは、
目標100時間の過ごし方を教えていますので
興味ある卒業生はオプションを受けてみましょう。

MDグループが売場で来店客にウケないときはどうしたらいいか

今日は、MDグループが売場で来店客にウケないときは
どうしたらいいか、お話しします。

MDグループとは、売場のカタマリと思ってください。
ゾーンやカテゴリーという大きなくくりではなく、コーナー展開くらいの
カタマリと考えてください。
さて、皆さんは店内にいろいろなコーナーを
つくられていることと思います。

●デニムコーナー
●リゾートコーナー
●パーティコーナー
●ニューカマーコーナー
●ワンピを中心としたコーデコーナー
●カラーを押さえたきれいめカジュアルコーナー
●麻混素材とストレッチのセットアップコーナー

・・・・と、
MD(お店の自慢の品揃え)グルーブを週ごとに七変化させて、
お客様を魅了するコーナーをつくっていることと思います。

しかしながら、ウケないコーナーも存在します。
せっかく、トレンド・来店客の声・本部の指示・自分なりの組み立て
をしつつ、苦労して作ったコーナーがお客様に
ウケないケースも多々あります。
そのままでは、その売場だけブラックホールになるどころか、
店内回遊を途切れさせ、フォーカル売場を消滅させ、
暗い店舗になってしまいます。
ダークサイドがじわじわ店内に広がっていくような感じですね。

「お客様のこのコーナーへの立寄りがないな」
「このコーナーの商品の売上が全然ない」
などと思ったら、黄信号。
黄信号がともったら、コーナーの再編成に着手しなければいけません。
とはいえ、ゾーン全体を引っ掻き回したら、徹夜か半日かかるほど
の大仕事となり、お店に与えるリスクは大。
リスクがない、手軽にできるコーナーの再編成で、
手っ取り早いのは下記です。

●早めに打ち切る ●他といっしょに混ぜる 
●他に追加する ●他を追加する。

ひとつひとつ解説します。

●早めに打ち切る 
すごく単純な答えですが、コーナーをばらす、消滅させるしかありません。
空間の無駄を素早く省くんです。

●他といっしょに混ぜる
他のアイテムをコーナーに持ってきてしまいます。
例えば、リゾートカジュアルのコーナーをつくっても、
1週間なんか商品が売れないとなった時、
→リゾートカジュアルにプレッピーアイテムを加えて
上品リゾートカジュアルにする
→リゾートカジュアルにデニムアイテムを加えて
ゆったりデニムリゾートカジュアルにする
などします。

●他に追加する
リゾートカジュアルを他のコーナーと合併することにより、
テイストを変えて見せます。
例えば、アロハコーナーがあったとしたら、そこに加えて
リゾートカジュアルをトロビカル・リゾートカジュアルにする
などします。

●他を追加する
これは異アイテムを追加するということです。
異アイテムとは、服ではありません。
ベルト・サングラス・バッグなどの服飾雑貨がやりやすいです。
雑貨ゾーンかのW陳列をすればよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。

この4つ以外にも、コーナー変革の方法はいくらでも考えられます。
あなたのお店が商業施設に入っていたら、フロアまわりのコーナーのテーマが
何か受けているか見てみましょう。

お客様にウケているコーナーにヒントが隠されていると思いますよ。
増税後初めて迎えている大型セール週間、GW商戦、
がんばってくださいね。

VMDインストラクターのモニター期間

最近は、VMDインストラクターの資格を取って独立される方が
多くなってきました。

日本に、売場づくりという職業人をたくさんつくることが
当社の狙いなので、それはうれしいです。

でも、VMDインストラクターになったからと行って
即仕事がうまくいくとは限りません。
独立した方のVMDの収益は、クライアントあってのことですので、
まずはクライアントを探すこと。
そして仕事を請け負い、クライアントに満足していただくこと。
そして最後にお金が入ってくるのです。

クライアント満足、
これが大事です。
「先生に来てもらってよかった~」とか
「先生のおかげで売り上げが伸びた!」
となると、お金をもらってお客様も満足して
頂けるという、ダブルのうれしさがみなぎるでしょう。

それがVMD独立後の糧となり、さらに成長していくきっかけになると
思います。

ただ、お金をすぐもらえるのは、VMDの経験が豊富か、以前流通で
売り場づくりに関わっていた方が多いと思います。
VMD未経験で一から独立して仕事をされる方は、最初のお金を取ることが
とても難しいかな、と思います。
そんな時はやっぱりモニター期間が必要ではないかな、と思います。

モニター期間とは、「先生になるための助走期間」です。
VMDインストラクターになって、名刺にその肩書をつければ、
仕事がうまくいことは限らず、やっぱりVMD経験がある人の方が
スムーズに仕事をこなしていきます。

VMDコンサルになって、現場指導や会議室でプレゼンしたり
企画書を書いたりするのは慣れが必要だと思います。
企画書をかけなかったり、プレゼンしたことのない方は
結構いるのではないでしょうか。
本部VMDの方だったら、そういう経験はいくらでもありますが、
販売員だった方や主婦を長くやっている方は、慣れるのに大変だと思います。

その慣れる期間は1年くらいだと思いますが、この期間、
仕事の金額より、「慣れるための時間投資」と考えた方がいいです。

VMDコンサル料を高めに設定して、何も仕事が来ないよりも、
無料にしてどんどん仕事をとって、プランをして、コンサルをして
・・・とどんどん経験を積んでいく。
つまり、時間投資をされた方がいいかな、という感じです。

VMDのお仕事初心者の方、
特に「おうち起業」されているような方は、おススメします。

最初は「見習い価格」で行っている期間だということを
クライアントに言えば、それで失敗しても無料ならクライアントは
文句を言わないはずです。
そのうちに、仕事にだんだん慣れて、それからお金を取った方がいいです。

かくゆう私も創業したての頃は、「無料店舗診断」をよくしていましたよ。
その後、力をつけていき、普通に料金を取るようになったのです。
(今は無料はまったくやっていません、すみません~)

昔はVMDというと、デコレーターの先生に見習いとして入り、徐々に
力をつけていったもの。
今は、デコレーター=VMDではなく、どちらかというと売場づくりの
コンサルタントになりますので、誰かの弟子になる・・・と
いうのが難しい時代です。

だとしたら、自ら「モニターキャンペーン」をして、修行価格を
つけ安くしてたくさんのクライアントを獲得し、たくさんの経験をしていって、
本当のプロになっていけばいいでしょう。

独立している、VMDインストラクターの皆さん、最初はとにかく経験です。
お金は二の次にして、時間を買いましょう。1年二年、モニター期間を設けて
力をつけていくのです。
そしたら、きっとプロのVMD職業人になって大成すると思います。(^^)

頑張ってください。~

VMDインストラクターが使う、売り場作りの言葉

VMDインストラクターがやってはいけないことの中に
「専門用語を使いすぎる」というのがあります。

VMD用語ばかりを使ってスタッフへの現場教育をするケースは
ほとんど、VMDインストラクターが何を言っているのか、
スタッフは思います。

VMD用語は、プロ用語ですので、VMDインストラクターは
VMDを伝える相手のレベルに合わせなくてはいけません。
VMDを知らない方にVMD用語を使っても、相手にとって
ギリシャ語になります。

例えば、
「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」
といってもスタッフはわからないでしょう。

専門用語というのは、実はその用語を普段使いしている人にしか
わかりません。
例えば、釣り用語を使った会話を言ってみます。

「ミドルレンジにフローティングしているバスを、サスペンダーで
ツイッチ、バイトさせましょう」と釣りの先生が、釣り初心者に
言っても何のことかわかりません。

この場合、
「池の水面と底の、ちょうど真ん中を泳いでいるブラックバスを
中層を泳がせる疑似餌を使って、糸を急速に引っ張ったり
離したりしましょう。すると、魚が疑似餌を食べてくれますよ」
と言わなければ初心者にはわかりません。

さて、先ほどの「IPをバーチカルループにして、
色相環順に商品をフェイスアウトして並べてください。
ネガティブスペースは2cmです」を
意訳してみます。

「商品の種類ごとに、タテの陳列にくくって、虹色の順番に、商品を
表を前にして並べましょう。商品と商品の間は2cm開けてください」
これが正解です。

わかりましたか。
VMDインストラクターの方は、専門用語を使えばプロ、
と思わないでください。
どんなスタッフ、それが主婦でも学生のスタッフでも、売場づくりを
わかりやすく伝えるのがプロなんです。
専門用語は、プロとプロが会話する場合、スタッフが高度なVMD教育を
受けていている場合以外は、普通の言葉に変換してください。

例えば、現場スタッフを集めた集合教育では、プロ用語はご法度です。
VMD用語を普通の言葉に置き換えて講義します。

講義のレジメもそうです。
よくディスプレイセミナーに使われている、この本も
実はVMD用語はまったくありません。
VP,PP,IPという言葉すらありません。
すべて「陳列」「展示」という言葉で書いています。(^^)

売場塾はVMDプロを目指す方の学校なので、
この専門用語を使いこなす授業が多いです。
専門用語は55以上でてきます。
最初は初心者として売場塾に入ったけれど、
卒業時にはたくさんのVMD用語を知っていて、
それが使いこなせるようになれます。

専門用語を使いこなすことにより、VMDという学問を深く知り、
そのうえで、相手のレベルに合わせて用語を使い分けるように
しましょう。