VMD部の組織内ポジション

先週の日経MJ見ると、
ロート製薬の売場づくりが大きく載っていました。
ロート製薬、カネボウや資生堂がジり貧なのに、
21期続けて売上高上がっているとは
スゴイです。
化粧品業界では、ロート、コーセー、メナードあたりが
躍進目覚ましいですね。

それはどこもVMDに力を入れているメーカーばかり!
最近は、売場塾受講生、化粧品業界の方、多いです。
これはハリウッド化粧品のVMD担当。

●ハリウッド

新聞によると、ロート製薬は商品開発部と販促部が合体し、
商品開発部が売場をベースにした
商品開発をしているからいい、と書かれていました。
私はそうは思えません。
なぜなら、その考え方は様々だからです。

確かに、商品パッケージや販促物を商品部のデザイナーが
いっしょに考えることはいいんですが、
問題は営業担当とリンクしていないところに問題があるでしょう。

化粧品の現場VMDを直接やっているのは、営業担当か美容部員です。
彼ら彼女らの売場づくりの意見も聞かないといけません。
商品と販促だけで行うと、現場に即した売場づくりが
成り立たないからです。

売場塾卒業生もメーカーの販促担当が多いのですが、
商品部寄りか、営業(販売)部寄りかで
意見がいろいろです。
商品部寄りのVMD担当は楽で、
商品生産から売場まで一貫してデザインできるので
都合がいいようです。

一方、営業寄りのVMD担当は、
現場からの意見が多くてまとめるのにたいへん!!
と言う声が聞かれます。
現場の方が売上を上げるという美容部員や店長さんが
強い組織だとそういう弊害ありますね。
どちらがいいんでしょうか。

結論。

どちらにもつかないのがいいんでしょう。
つまり販促部改め、営業企画室です。
これがいいと思います。

商品部よりのVMD部は、一見よさそうですが、
実は現場からクレームが来ることが多いんです。
POPが合わない、こんなSPツールほしいが作ってくれない、
こんなの役に立たない。うんぬん・・・。
かわいそうに、メーカー販促部が苦労して作ったPOPが
お店に貼られる率は半分以下なんです。
ほとんどゴミをつくっているようなもんでしょう。
まあ、20年広告会社をやってきてPOPをつくっていた私が
いうから間違いはないでしょう。(笑)
ほとんどのお店でメーカーの送ったPOPが使われていないんです。

それを解消するために、最近カルビーはカルネコという
POPシステムをつくって
POP破棄率がほぼ0%という偉業を達成しています。
すごいですね。

●カルネコ

これが、営業企画室といやつです。
それどころか、ここは最近事業部に昇格しています。
つまり会社みたいなもんです。
このカルネコがVMD部の理想ですね。~
VMD部は、商品部や営業部に属さずに、独立した室になる。
これです。
そしてこれこそがアメリカ企業が当たり前にやっていることなんです。

日本のメーカーのVMD担当の皆さん、
がんばってください。

決して「●●部」の下請けにならないでください。(^^)

プロダクツプレースメント

真央ちゃん、お帰り~。(^^)
先週、五輪日本選手団帰ってきましたね。
感動のフィギュア、YouTubeで何回も見ています。

真央ちゃん、本当にやめるのかな。
にわかファンですが、できれば続けてほしい。
葛西選手あたりが、「マオ、年取ってからでもメダル取れるんだぜ」
とか何とか言って説得してほしい。と思いました。

今日も真央ちゃんの帰国をニュースで見ていましたが、
出ていますね。エアウィーブ。

●選手団の帰国

金メダルの羽生選手が軽装で出で来たのですが、
真央ちゃんはすごくたくさんの荷物を押していました。
一番てっぺんにエアウィーブ。
これ、実は、プロダクツプレイスメントと
いう広告手法なんです。

真央ちゃんとこのエアウィーブの写真は、
先週のTVニュースや夕刊、明日の朝刊、
そしてネットニュースなどに大量に流れます。
エアウィーブが写真の中ですごく目立っていて、
これが広告になっています。

例えば、朝日新聞の全国版カラーの名刺大の写真は、
広告に換算すると800万くらいはしそうです。
テレビに15秒移りっぱなしでネットスポット、
しかもゴールデンだと、1本100万。
それが全6チャンネルで4回放映されると、ざっと2400万。
ネットや雑誌その他のメディアを合わせると、
成田空港だけで5000万以上はいったでしょう。

プロダクツプレースメントは、アパレルがよくやっていますね。
ドラマのタレントやお天気姉さんに
アパレルプランドが服を提供していますが、
私は、ドラマ提供より映画やこうしたスポーツの方が
うまいと思います。
ドラマの最後にアパレル各社のロゴが出ますが、
あれほとんど見ていないですよ。
テロップも早すぎて、
小さすぎて「協力スポンサー」多すぎてよくわかりません。

この間話した通り、ギャツビーの映画でシャネルが3億くらい、
プロダクツプレースメント出していますし、
ラルフローレンは、1970代に
同名のギャツビーで超有名プランドになりました。
ドラマの「協力」スポンサーはあまり効果があるとは言えません。

プレスは選択と集中ですね。
その点から行くと、ZARAは世界中の
ネットブロガーにZARAの服を無償提供して
宣伝をしてもらっている、これうまいです。

アパレルのプレス担当の方、がんばってください。
広告は選択と集中です。
エフウィーブ見習いましょう。(^^)

CMのうまい使い道

今日の「アッコにおまかせ」見ていたら、
タレントのCMギャラの
話がありました。

安室奈美恵で1本5000万、松子デラックスで3000万。
キャリーぱみゅばみゅで3000万。

もと広告代理店でCMをたくさん作ってきた私の感想では、
とても安くなりましたね。タレントのギャラは。

バブルのころは例えばサンマで1億。
山田邦子で8000万くらいでした。
今ではこんなに安くなっているんですね。オドロキです。

でも、これがもしかしたら標準価格かもですね。
バブルが異常でした。
あの時は、テレビCM入らなくて困っていましたよ。
テレビCMの枠は全放映時間の1/10までと決まっていたので
広告代理店の枠取り競争でした。

私の前いた広告会社では、超有名タレントを3000万で獲得した
といってその担当は社長賞もらっていましたよ。
これも異常でした。・・・・

スピルバーグにCM演出を1億で依頼すると、それが超安値という
時代でした。時代は変わりました。

アパレルでは、安室奈美恵をアンタイトルが使い、エビちゃんを
サマンサタバサが使っています。
お店に行くと、デカデカとポスターが貼っています。
アパレルでは、特にスポーツウエアや下着メーカーが派手にCMを
放映してますね。

CMを使うと、お客様が店にやってくるということで、サマンサさんなどは
とても効果があるようです。

特にユニクロさんは海外の一流タレントをも使用しているので
その効果は絶大です。
ただ、もと広告代理店のCMプロデューサーとして忠告したいのは
タレントの使い方とVMDとの関係です。

まず第一に、中途半端にCM流すのなら、CM辞めた方がいいです。
CMは1万GRP維持要は流さないと効果は出ないとは、私の経験則です。
みんなが帰宅しているゴールデン以外に1週間に数本打っても効果はありません。
辞めた方がいいです。

1万GRPとは、プレステやコカコーラ、サマンサやユニクロくらいの量です。
1定期間に打つ視聴率の総和です。
一般的な衣料品や日用品はこのくらい打たないと効果がないんですね。

なぜなら、1週間に1.2本ブランドのCMを見たくらいでは、1週間経つと
忘却の彼方だからです。

さて、CMとVMDの関係なんですが、これが連携していないブランド実は多いです。
高価なタレントを使っているのに、売場でその効果が出ていないショップは、
ほとんどタレントをPOPに起用していないからです。

せっかく、プランドのCMを大量に放映しているのに、売場はブランドサインが
設置されているだけで、そのタレントの肖像がありません。
これでは、CMを売っている効果がないのです。

例えば、エビちゃんを「オーバル」というアパレルプランドがCM打っているとします。
百貨店の平場に位置しているオーバルの売場を見てみると、エビちゃんの肖像がありません。
あるのはオーバルのロゴが売場のスミにちっちゃくあるだけです。
こんなブランドのCMとVMDのミスマッチが実はすごく多いんです。
先週もあるブランドに指摘しましたよ。
みんな納得いっていました。

CMを打っている宣伝部はなるほど、テレビ上でオーバルは有名になりましたが、
百貨店では目立たない。それはPOPにタレントを起用していないからです。
起用していても、B6くらいのPOPフレームを売場のスミに置いているだけ。
これではCMをやっている意味はないんです。
エビちゃんをばーーんと平場に置くとお客様は寄って来るでしょう。

このミスマッチの理由は、宣伝部とVMD部がかい離している典型的なミスです。
宣伝部はとにかくチマタで商品ブランドが有名になればいいだけで、
売場への誘導を怠っています。

また、VMD担当はマス広告は関係ないと思っているから、
売場のコーディネートばかり気にします。

これは、アパレルだけではなくて、実はケータイや家電製品、化粧品にも
言えるんです。
「オーバル」というブランドロゴよりも「エビちゃん」というアイドル(偶像)を
出した方がてっとりばやく来店客に伝わるんです。

特に家電や化粧品は、こむずかしい効果や機能を歌うよりも、タレントを売場に
偶像として置いた方がてっとりばやいです。
効果や効能は棚の近くで初めて詳細にPOPで語るといいでしょう。

全国のアパレルVMDの皆さん、もと自分のブランドがCM売っていたら、
マス→売場づくりでタレントをアイコンにするように心かげましょう。
「いやいやタレントのでかいポスターを売場に置いたらショップの品が落ちる」と
思わない方法がいいです。
品をキープしつつ、CMを活かす方法はいくらでもありますから。

後は宣伝部と常にコミュニケとってくださいね。
がんばってください。(^^)

VMD部はあった方がいい?

この間、VMD部はあった方がいいかどうか、話しましたが、
今回はじっくり考えてみようと思います。
VMD部といってもラインの部なので、
営業部、販促部、商品部と連携して、売場づくりの仕事を
担当する部となります。
さて、このVMD部、販促部とどう違うのでしょうか。

徹底的に違うのは、マーチャンダイジング、
つまり売場の運営と数値管理があるかどうか、
品揃えの変更が効くかどうか、が違うところでしょう。

小売店のVMD部の場合は、店舗のビジュアルと品揃えが
連動しているかどうか、つまり
「運営の仕事」「売場キープの仕事」で
一見スーパーバイザーの様な動きになるでしょう。

ただ、スーパーバイザーと違うのは、
「ビジュアルというクリエイティブ仕事」を
やっていることです。
スーパーバイザーは数値管理や人事管理、
施設との調停や品出しが主なので
ショップデザイン、プロモーション、
MDPまで管理は行き届きません。
せいぜいMD、つまり品揃えまでくらいでしょう。

スーパーバイザーは営業部や販売部のラインであり、
店や売場をMDP的に動かす・・・ということは
しないです。
これをするのがVMD部の役目で、変な言い方をすれば、
「MD管理をしつつ、クリエイティブに売場のビジュアルを
変えていく仕事」といえます。

反対に、販促部はPOPツールやパンフ・PR誌などのSPツール作成が主で、
店に販促物を「納品」「イベント」を実施することを主な仕事としています。
つまり、日々の売上成果を監理するところまでいかなく、
「スポット的に店に支援する部」
ということに留まっています。

これが宣伝部になると、テレビ、雑誌、新聞、Webと
いったマス広告に仕事の主眼が置かれるため、
現場などしったことじゃない・・・
ということに極端に言ったらなるでしょう。(^^)

ところが、小売チェーン店にとっては、
「売場のブランディング」ほど大事なものはなく、
マスで宣伝している店に行ってみると、
がっかり!というこはよくある話です。
これは宣伝部やその下請けである販促部と、
VMD部がかい離しているからです。

VMDを知らないスーパーバイザーがいる営業部は手も足も出ないのです。

売場のストアデザインやPOP、そしてMDPほど
ショップブランドを物語っているものはないでしょう。
お客様はマスで見たイメージで店に来るのですから、
その佇まいもブランドでなくてはいけません。

それを仕切るのがVMD部なのです。
いわばショップブランディングのプロデューサーと言えるでしょう。

さて、そのVMD部、聞こえはいいが、
宣伝部や販促部の下請けになっているケースがあります。
これは、ショップデザインやPOPツール、
サイン計画を宣伝・販促部が受け持っていて、
それを実施するのがVMD部ということになっているからです。
これでは宣伝部と販促部の下請けです。

VMD部は、売場の売り上げ管理と
そのビジュアルを日々管理するのが役目ですので、
現場から吸い上げた意見や、計数管理・顧客動態に
沿った考え方で、ショップデザインや
品揃え、店頭販促、ディスプレイを
変えていかなくてはいけません。

早い話が、宣伝部や販促部に対して
物申すくらいのイーブンな立場でないと、
本部→支店→店舗への
ビジュアル伝達は正常にいかないでしょう。

これを改良するために、VMD部よりもVMD室として、
独立した部署にすべきだとの話も多く、
海外の有名ブランドのVMD部は独立して、VMD室になっていることが多いです。
VMD室はハロッズの様に社長室直結というところも多いでしょう。
日本で最近できてきた、「ブランド管理室」に通ずるところがあります。

VMD室になると、ラインの仕事ではなく
、全体監理をする立場にあるため、権限も巨大になります。
欧米のVMD室マネージャーが部下を引き連れて、
肩で風を切るようにデパートを歩いている姿は圧巻です。
ルイ・ヴィトン、スワロフスキー、トミーフィルヒガーなんがすごいですね。

残念ながら、日本のVMD担当などは、
販促部の中のレイアウト課の中のVMD担当・・・という位置の方も
よくあるので、まだまだ欧米の様な「経営戦略を推進するVMD室」の
ようにはいっていないのでしょう。

論より証拠に、1ブランド1VMD担当というのがアパレルにも多いです。
1VMDは一人だけでVMDをきりもりしていかなくてはいけないんです。
だから、トップは、この一人VMDに権限を大いに与え
、給料も大いに与えてほしいと思います。
なぜなら、お店の売上を上げるための大切な部員だからです。

具体的にいうならば、販促部の部長よりもVMD室の室長の階層は上とし、
給料や処遇もアップしてほしいと思います。
そこまでしないと日本の組織VMDは変わらないでしょう。

ということで、日本のVMDの皆さん、
VMD室をつくり、高いお給料を会社からいただいてくださいね。
オーバルリンクは応援しています。

テーマの話

テーマというと、VMDの世界ではディスプレイテーマを指しますが、
それ以外にも、いろいろなテーマがあります。
売場塾の授業ではテーマがたびたび話に出ますが、
すべてがディスプレイテーマの話ではありません。

例えば、IPでは、カテゴリーテーマやエンドテーマ、
グループテーマやコーナーテーマなどがあります。
これ、全部意味が違うんです。

カテゴリーテーマとは、大きな部類のアイテムを集めたときに
出る言葉で、例えば、ドラッグストアなら、風邪薬とか美肌商品とか
トイレタリー用品などがそうですね。
でも、「お風呂リラックスグッズ」や「赤ちゃん衛生用品」とか
アイテムバリバリに固めていない商品群でもカテゴリーテーマというんです。

風邪薬や美肌化粧品などは定番として365日売場が固定されているかも
しれませんが、これら「シーズナル売場」は1週間~3か月で消えていく売場
とも言えます。だから、分類サインで売場にサインを固定せずに、POPを
設置するケースが多いです。

VMDの場合のカテゴリーテーマは、後者のことを指すのが多いですね。
「風邪薬」「美肌」ですと、定番アイテム売場名として全国津々浦々の
ドラッグストアにありますから、VMDコンサルがいなくてもできる売場でしょう。
しかし、いわゆるクロスマーチャンダイジングされたカテゴリー売場というのは
ライフスタイルや土地土地の風習、社会的なイベント、季節の到来といった
お店の置かれている環境に左右れるので、売場のグッドネームが必要です。
そこで、売場のネーミングを考えるプロ、VMDインストラクターの登場!
というわけなんです。

さて、エンドテーマというのは、ワゴンエンドの売場名を決める仕事ですが、
よくあるのが、メーカーお卸1社に丸投げという行動です。
メーカーは、小売店からエンドを借りて、そこに自らの商品を大放出するわけですが、
なにも安売り大量陳列するだけの作業とは限りません。

新作を投下したり、普段とちょっと違った生活提案や使い方提案をしてもいいわけです。
例えば、ニッカが、ウイスキーにあうJAZZCDの売場をリカーフロアのエンドにつくっても
問題ありません。ただし、その場合はニッカがリスクを負ってCDを販売することになりますが。

エンドに、音楽とリカーをIPとしてくくる、というのは
エンドテーマが「ウイスキーとJAZZ」だということなんです。
メーカーを顧客とするVMDインストラクターはこのような
クリエイティブな発想が必要です。

グループテーマというのは、いろいろなブランドを集めて店をつくるようなときに
使う言葉です。
例えば、「家でパーティ」というテーマで、50坪のスペースに
花屋とワイン店とチーズ店とパーティグッズ店を展開したりするような場合です。
グルーブというのは、百貨店の婦人服フロアで言う各メーカーブランドのグループを
指しますので、広さは、フロアの1/3くらいのスペースに相当します。

例えば、ワコールとグンゼとトリンプを集めて、肌着グループスペースを展開するような
モノだと考えてください。これがグループというスペースです。
これは、「下着」がテーマになっていますが、先ほどのは「家でパーティ」がテーマなので
そういうメーカーブランドを招集するわけです。

ということで、今日は「テーマにはいろいろある」ということでした。
おしまい!!

女性の新しい職業 VMDインストラクター

先週は、半期の見直し日でした。
その日は朝から電卓はじいていましたよ。

今年度はなんとなく明るいのですが、
ひとつ発見がありました。

それはVMDパートナー事業が伸びいていることです。
この事業は、数年前から続けていて、売場塾を卒業して資格を取った
VMDインストラクターにVMDコンサルをしていただく事業ですが、
前年伸び率が30%超といちぢるしいです。
オーバルリング全事業の売上予算にかかるウエートが
かなり高まってきました。
VMDインストラクターの皆さん、ありがとうございます。

これは売場塾の社会貢献の一環として、VMDインストラクターを起用して
●VMD研修 ●VMDコンサル ●ディスプレイ審査 ●店舗診断
などをしていただく事業です。
かなーり、活発になりました。
おそらく、就職転職、リクルート、斡旋などのコンシェルジェ含めると
時価は2倍になるでしょう。

貢献の目的は、●女性の仕事を増やす ●新しい職業を創造する
●独立できる女性をつくる そして、●快場を増やす ことです。
昨年度参加したVMDインストラクターはのべ100名以上です。

VMDインストラクターを取った方の仕事の仕方はこちら。

●VMDインストラクター資格の活かし方

今までになかった、女性の職業を創生しています。
というか、男性でもけっこうですよ。もちろん。

VMDインストラクターの皆さん、
日本中に快場をつくるために、
お互いがんばりましょう。(^^)

売場塾のワークショップが多い理由

オーバルリンクの売場塾ワークショップは
どうしてこんなに用意してあるのでしょう。
売場塾基本コースの半分の時間がワークショップです。
ワークショップとは実技のことです。

答えは簡単!VMDはやってみないとわからないからです。

本やブログを読んでもVMDの知識は受けられます。
でも一方通行で教えられたままだと、ふんふんと内容はわかっても
実際の売場に立つとわからないんです。

VMDってやってみないとわからないんですね。
だから、55のフレームワークを教えることに「やってみて」
と実技用のワークショップやテストがあるんです。

やってみることにより、本当に自分の身になったのか確認できます。
ラジオ英会話を聴いていても外国人と話しないと
英語が上達しないのといっしょなんです。

例えばですが、お客様買い方で陳列が変わるIPですが、
これを理論だけ壇上で言っても生徒はなかなか会得できません。
服の買い方が、色→サイズ→柄になっていたのが
サイズ→柄→色に変化した場合の陳列はどうなるのか
実際にワークショップしてみるとできない方が多いです。

IPには「お客様の買い方が変化するとくくりもかわる」という
理論があり、これが分からない人が多いです。
テストを毎回していてもできない方は半分近くいます。
だから、私たちはテストやワークショップで実際にやってみていただくんです。

売場塾のワークショップは全部で60以上用意しています。
そのうち40くらいを基本コースで使っています。
実技主体の売場塾。VMDは習うより慣れろ!です。(^^)

VMD職業の儲け方 

今日は、VMD職業としての儲け方をお話ししましょう。

卒業生の多くがVMDインストラクターとして活躍しています。
半数が企業のVMD担当として、半数が独立開業なんですが、
そもそもVMDの職業単価とはいくらなのかという質問が卒業生から
多く寄せられます。

「企業からVMDの引き合いがあったが、
いくらに設定していいか わからない」と
いう卒業生が多いです。それに対する考え方を伝授しましょう。
答えは、

「仕事の対象と中身によって、料金設定は違う」ということです。

独立開業している卒業生のだいたいの
VMDコンサルティング価格設定によると、
日給で1.5万~30万。
プランニングで1.5万から150万の差があります。
これはどう考えたらいいか?

まず考えみましょう。
日給コンサルだとして、個人商店へのコンサルと
大企業のコンサルとでは
中身が全く違います。
また、小売企業の社長にコンサルする場合と
販売員にコンサルする場合と
目的がそもそも違います。

もうお分かりでしょう。
個人商店のVMDコストと、
国内に500店舗もっている小売チェーン店とでは
VMDコンサルの中身が違います。
個人商店は、クリスマスのディスプレイを
ゴージャスにするためのVMD、
小売チェーン店は、500店に広げられる
VMDシステムです。

また、小売企業の社長にコンサルする場合と
販売員にコンサルする場合は、
対象者によるVMD目的が違います。
小売企業の社長は、ディスプレイのよしあしなんかどうでもいいです。
VMDを導入することによって、「いかに効率よく儲かるか」
「自社ショップブランドが消費者に受け入れられるか」なんです。

販売員のVMD目的は、
いかにお店の立たずまいをよくするか、
季節季節により、
楽しいディスプレイをつくりお客様を楽しませるか?
です。

社長、販売員により共通目標
「どんな環境でお客様が買い物したがっているか、
を分析し、そんなお客様を満足させる快場をつくる」
ことは同じなんですが、
目的がそもそも違うんです。

だから、それに対する価格設定も違います。
悲しいかな、それを認識していない場合が多く、
どんな対象・どんな中身でも
料金設定を同じにする方がいます。
だから、私に「いくらに設定したらいいの?」
と訊いてくる方に対して
簡単によくある価格を答えますが、
もう少し「だれが対象」で「どんな中身か」
いうといいです。

よくあるのが、A社の価格設定より安くする・・・と
いうことですが、
これはどうなのかな、と思います。

よく考えてみてください。
今でもアメリカから有名なVMDコンサルが
百貨店のコンサルに来ますが
日給60万はとっているんですよ。
しかも、通訳と一流ホテルに宿泊なので、
1回呼ぶと100万かかっています。

この価格設定に支払う百貨店も百貨店ですが
、そもそも自社内でVMDノウハウを育てず、
外に丸投げするというカタチは大手企業に
よくあることだと思います。
だから、VMDインストラクターという、
「VMDを教えることにより企業内にVMDノウハウを蓄積するしくみ」
を売場塾で作ってきているんですが。

あともうひとつの課題は、
今持っている資格の既得権でVMDの価格設定を
しているケースです。

例えば、インテリアーコーディネーターや
カラーコーディネーターには
相場があり、インテリアコーディネーターで家具の10%、
もしくは日給5万、
カラーコーディネーターで日給3万など
、決まっているケース。

そういう人は、VMDコンサルの日給も
インテリアやカラーの日給と同じにしてしまいます。
これは考え方がよくないです。
VMDはそれらと別物と考えましょう。

だから、VMDコンサルで高い部類の日給を
取っている方は、経営コンサルの方が多いです。
日給は30万。
これも経営コンサルの日給からスライドしているんです。

よくある間違いがデコレーターさんです。
デコレーターの日給は3万前後が多いため、
VMDインストラクターの資格を取ってからも
その日給にコンサル料金をスライドしてしまいます。
これもやめた方がいいです。

そもそも、デコレーターは、
「時間内に装飾をする」価格であり、
VMDインストラクター
「VMDを教えることにより社内にノウハウを蓄積する」
を売り物にしてるので、
単なるディスプレイ教室に留まらない方がいいでしょう。
それではデコレーターの延長になってしまいます。
VMDはデコレーターと違うんです。

わかりましたか。

VMDインストラクター価格は、
デコレーターともカラーコーディネーターとも
違うんです。
詳しくは、VMDインストラクター指導コースでお話ししますが、
VMDという職業について少し考えみるのもいいですね。

それではまた。

セミナーという言葉は長期的な教育には使わない

VMD教育は輪廻しないとダメですね。

例えば年一回VMDセミナーしたところで、1か月経てば社員は
ほとんど忘れてしまうでしょう。
VMDセミナーの後のフィードバックOJTレーニング、
そして3か月後のVMDセミナーとつなげていかなくてはダメなんです。

その場合、もはやセミナーというよりも研修、トレーニングと
名前を変えた方がいいかもしれません。
セミナーというと単発的な感じがします。
3か月ごとのトレーニング集合研修と言った方がいいでしょう。

OJTで大事なのは、報告書です。
もしかしたら現場トレーニングよりも大事です。
これがないと、次の研修に生かすことはできません。
よくネタが切れてしまったというVMDトレーナーがいますが、これは間違い。
報告書が積み重なっていけば、それがノウハウになるんです。
新しいノウハウに。

報告書をそのまま寝かしてしまっているVMDトレーナーは本末転倒。
能力は、報告書編纂の仕方にありました。
写真のBefore Afterの宝の山から整理整頓して、ノウハウを導き出すんです。

ここら辺は、VMDインストラクター指導コースでみっちり教えていますが
VMD教育の輪廻は、集合教育→OJT→報告書→新しいノウハウ→集合教育・・・と
まわっていかなくてはいけないんです。

自社で行うVMD研修をセミナーというのはやめた方がよいでしょう。
それは社員のノウハウをアップさせるトレーニングなんです。(^^)

MUJIのPP固定棚

MUJIさんのMDPは、優秀ですね。
展示棚が固定されている店舗が多くて、SCなど天井が高い店は
ほぼ100%、固定されています。

さて、このMUJI、北千住オフィスの前にありますが
毎週PPが変わっているのに、どうして変わった感がないのか
不思議なのですが、最近わかってきました。

それは、MUJIさんの商品は色がすべて絞り込まれているので
色による変わった感がしない、ということです。
MUJIさんのアパレルの色や家具の色はすべてアースカラーで
中間色が多いので、たとえ服のカタチが変わっても、遠目では他のアパレルよりも
変わった感はしないですね。。。。

これは、店の政策なので仕方がありません。その代わり、これを払しょくするために
POPボードを多用して、変わった感を演出してます。
こんな試みは、他のアパレルではみられないでしょう。

MUJIさんのPOPボードは、イメージ写真を1/3以上取っているので、
商品がいつも中間色でも、カラフルできれいです。
POPボードをPP固定棚に多用することで、売場の変わった感を演出しています。
これはMUJIさんの万国共通の試みですね。
とても面白いと思います。

厚さ7mm厚のPOPボードは、時にはプロモーションPOP、時には分類POPとして威力を発揮しています。
MUJIさん頑張ってください。明日も買いに行きます。(^^)