月刊VMDメルマガ、今月で300号に!

月刊VMD300号に

1.メルマガ読者の皆様に感謝します

月刊VMDメルマガ、今月で300号になりました!
記録をたどると2005年の9月25日が第3号でした。
ということは20年毎月書き続けて300回。
これも読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。

ここでふと疑問になるのは、20年毎月続けると計算上は240回になるのですが、初期のころは月2回連載していました。

これを記念して300号から302号まで一気に3連載で、テーマ「お客様は実用客?それとも快楽客?」をお届けしました。
概要は下記です。

●お客様は実用客?それとも快楽客?
VMD施策で間違ってはいけないのは、来店客タイプが違うのに、やみくもにディスプレイ中心の売場づくりにすることです。
来店客は快楽客と実用客の2タイプあります。
ディスプレイ中心は快楽客には有効ですが、実用客には有効ではありません。
そのわけをお話しします。

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2.メルマガのネタのつくり方

さて、私のメルマガネタはどこから来て、どのようにつくっているのでしょうか。
ズバリ言うと、マッシュアップ方式でつくっています。
mash-upとは音楽用語で、曲を混ぜ合わせてひとつの曲をつくることです。
「混ぜ合わせ」という意味です。

私のVMD理論のつくり方は、日常のふとした疑問をノートパッドにキーワード形式で書いて、時間あるときにじっくり推論する・・・という方法で理論をまとめています。

例えば、今日は2025年11月21日ですが、今日のメモパッドを見てみましょう。
こんなキーワードがメモられています。

●● メモ文 ●●

・ディスプレイとVMDの違い
・アドビのPOPトーンアンドマナー
・人間の出世傾向と人生構築
・お店の業種・業態により、お客の店に入る心構えが違う
・お菓子Gケース角は斜めにしよう
・什器レイアウトいろいろ
・什器レイアウト応用編
・暗ーいお化け屋敷とウオールウオッシャー
・フレームワーキングまんが
・4次元5次元パース
・エンド理論
・幾何学理論 ホームセンター
・エンドユーザー理論
・無印良品とユニクロのトンマナ比較
・物販フェアの売場づくり
・展示会のブースづくり
・APの簡単な作り方
・ミッションのつくり方
・ラウンダーとヘルパーとは何か
・AIを使った指示書のつくり方
・サービス業のVMD レストラン・カフェ・ヘアサロン
・商品が棚板に直置きになっている箇所が多数あるので、フックで掛かるものはフック展開する。
・コト軸提案
・メーカーブランドが強いものはメーカーロゴを付ける。
・IPの直し方
箱商品の中身がわかるようにする
演出POPを活用して商品がわかるようにする
エンドの服はフェイスアウトする
くくりがわかるようにネガティブスペースを空ける
服とバッグのセット売りをする場合はリピート陳列にする
・商品特徴がわかるように置く ・
・箱商品の中身がわかるようにする
・カラーグラデーションがきれいに見えるように陳列する
・ゾーニングの直し方
・ゾーンとゾーンのつながりをよくする
・同じタイプ・似たタイプの売場を連結する
・商品が棚に収まる什器デザインにする

ちょっとキリがないので、メモはここでやめときましょうか。
この100倍、キーワードが延々と続いていると仮定して下さい。

それにしても、「人間の出世傾向と人生構築」って何なんでしょうね。(笑)
これ、書くとおもしろくなる思います。
これだけ、まったくVMDと関係ないのですが、今後期待してください。

2.理論化するためのマッシュアップとは

vmdメディアブランド戦略図

メルマガのネタ元わかりましたか。

そう、日常のちょっとした

「こういう考え方があるかも」
「これもっと探求すべきだな」
「解決法があるかもしれない」

ような疑問をキーワードに転換して、PCデスクトップに書いているだけです。

これを時々見ながら、下記の順番で理論にまとめています。

■マッシュアップ順序

  1. X(旧ツイッター)に大ざっぱな考え方を書いてみる。
  2. それをまとめてブログに清書してみる。
  3. ブログをさらにメルマガに書き直して発信する。
  4. 読者の反応がよければ、一部ジャーナル論文にまとめて発表する。
  5. 法人のVMDセミナーに導入してみる。
  6. 法人セミナーでウケたら、売場塾のコンテンツに入れる。
  7. 売場塾のテキストに挿入する。
  8. 理論に沿うワークショップを組み立てる。
  9. ワークショップを売場塾で試験的に導入。
  10. ワークショップ・テキスト理論をレギュラー化。

こんな感じでマッシュアップを繰り返しています。
一番恩恵を感じるのは、やはり売場塾の生徒ではないでしょうか。

10の項目で錬りに錬られた理論を自分のものにできるからです。
そこが、売場塾が有料な所以です。

上記の8から10のワークショップとは実習のことです。
売場塾卒業生はよく知っていると思いますが、売場塾の授業って半分が実習なんです。
手足を動かし、頭で思考することにより、VMD理論は脳の記憶に収納されます。
なので、実習が売場塾のコンテンツの中心になるんです。
オーバルリンクのポジショニングは、VMDのコンテンツクリエイターなのでした。

ブログやツイッターは、教育コンテンツに活用する理論を正当なものに導いていく過程と考えてください。
だから、最新の私のVMD理論を知りたければ、Xをフォローするとよいです。(^^)
ただし、半分はプライベートな話もあるのでご容赦ください。

●深沢泰秀のXアカウント
https://x.com/y_fukasawa

VMDインストラクター協会のXにも時々書いているので、こちらも参考になります。
ただし、こちらは売場塾関連、VMDインストラクター(売場塾の卒業生)の情報が多いです。

●VMDインストラクター協会のXアカウント
https://x.com/vmd_i

ただ、Xを書いているころはかなーり荒いので、アウトプットしたころのメルマガやブログと理論が異なっている場合もたまにあります。
すみません、やっぱりXはメモ書きとしての活用なんです。

なのでやっぱり、無料で最新のVMD理論を得ることができるのは、メルマガ登録が一番いいです。
ぜひご登録ください。

●メルマガ登録はこちら。

メルマガ書く時は、さすがにてにをは直したり、写真をわかりやすいものに入れ替えたりしています。
メルマガは編集後記も入れているので、やっぱりブログよりも丁寧です。

それでも「私メールは見ないので」という方はブログをどうぞ。
●ブログ「月刊VMD 売場づくりの知恵」

3.最終的には書籍になる

VMDの本

マッシュアップ、まだ続きがあるんです。
マッシュアップ10番目は売場塾での理論構築のゴールでしたが、一般書籍化に至るまでは同時並行で進む順番項目があります。

5番目と6番目をもう一度見てみましょう。

5.法人のVMDセミナーに導入してみる。
6.法人セミナーでウケたら、売場塾のコンテンツに入れる。

この順番と平行して走っているのは、下記の作業です。

5′.法人のVMDプランに新理論を組み入れ、実行してみる。
6′.法人のリバイスで効果検証をする。

こうすると、机上の理論が実用となり、理論の正しさが証明されるんです。
その理論の正しさを、法人を取材したレポートとして、ジャーナル論文で再び発表します。

さて、11から順番に列記していきます。

11.ジャーナル論文にて成功した成果を発表する。

12.VMD本を発行する

VMD本の発行の仕方は、自社出版と書店出版があります。
自社出版は「月刊VMD MOOK」という形で出しています。
●商空間ディスプレイ教本

書店出版は、出版会社に企画書を持ち込んで出版化しています。
詳しくは下記をご覧ください。

●マーケティング戦略で売れるVMD本を出版しよう

マッシュアップの仕方、だいたいわかりましたでしょうか。
やっぱり最終的にコンサルタントというものは書籍化が一番ということです。

そのためにこんなルーティンを常にしているので、オーバルリンクは毎回新鮮なVMD理論でコンサルティングできていて、レギュラー客も多いんです。
毎回、セミナーやコンサルを心待ちにしているクライアント様が大勢います。

ということで、VMDインストラクターの皆さん、法人でVMD指導をしている皆さん、ぜひSNSを理論を整えるツールとして活用してください。
ランチや旅行の写真をポストするのはいいですが、ビジネスにも活用しましょう~。

理論構築の仕方をもっと知りたい方は、下記のブログも参考にしてください。

●マッシュアップでVMDハウツーを組み立てよう
●にわかVMD講師を脱出するための7か条
●VMD理論のつくり方と活用の仕方
●日常からVMDの法則をつくる方法

(VMDコンサルタント 深沢泰秀)

にわかVMD講師を脱出するための7か条

今回はVMD講師の受講生への伝え方についてお話しします。

VMDインストラクターとは、売場づくりを教える人のことです。
もう870名以上の方が文字通りVMDの先生として活躍しています。
ある人は企業のVMD担当として。ある方は独立して。

私自身は、2003年にVMDの会社をつくったのですが、実際に講師として教壇に立ったのはそれから3年後です。
それまでVMDプランナーとしていろいろな売場やお店をつくっていましたが、「VMDの話をしてほしい」という依頼が次第に増えてきました。
そうして教壇に立つ日が多くなりました。

最初のうちは、自分のつくった売場の事例を話していました。
その方が楽だからです。
事実を述べればいいので、誰でも出来る事だと思います。

でも話していくうちに、事実だけ話してもあまり聴講者のためにはならないな、と思うようになりました。
私のやったことをただ聴講者がマネしてもうまくいかないと思ったからです。
アパレルショップのVMD事例を話しても、家電VMD担当者はそのまま事例をコピペできません。

どんな業種・業態・取扱商品でも、マネすることができる理論というのが必要だと考えましてた。
そしてその理論を発揮する場が売場塾だったんです。

あなたは、他人の理論を工夫しないでそのまま活用していませんか?
セミナーがワンパタに陥っていませんか?
他人と違う、自分だけのオリジナルを持ちたいと思っていませんか?
そんな方のために、題して「にわか講師を脱出するための7か条」をお教えします。
始まり始まり~。

1.自分の考えを言う

あなたが何かの本を読んだとします。
またはセミナーに参加したとします。
「この本のこの理屈、すごくためになった」
「この先生、いいこと言っているな」
こんな瞬間はあるでしょう。

でも、その理論の本質を知らずに形だけ汲み取って、それを受講生に話しても、単なる本や他社のセミナーの紹介になってしまいます。

例えば、「パラダイムシフト」という言葉があります。
物の見方を違う角度から考える事なんのですが、「7つの習慣」という本にも書いてあります。
でも、本に書いてあることをそのまま言っても仕方がないです。
その本を紹介すればよいからです。

私はこう思う。
私はこう解釈した。

と自分の考えを付け加えましょう。
そうすることにより、他人の理論にあなたという個性の血と肉が加わり、自身の考え方として説得性が出て来るんです。

例えば、私はこの「パラダイムシフト」をホノルル空港で見たディスプレイの体験を元にブログで論じています。
●顧客目線にパラダイムシフトしよう

ディスプレイ制作者にはディスプレイに見えても、他人にはゴミに見えるという言い回しです。
これこそが「自分の考えを言う」に他ならないのです。

2.腑に落ちない理論を話しても、よさは伝わらない

まだ腑に落ちていない理論でも、腑に落ちないまま生徒に言っていませんか
世の中には人気の理論がたくさんあります。

  • アイドマの法則
  • 群化の法則
  • ブルーオーシャン戦略
  • ペルソナ etc

こんな感じで、トレンディな法則用語が次から次に世に出てきます。
トレンディな自分を演出するために、直観を信じて「この法則を使うといいよ」と生徒に薦めていませんか。
自分でその法則を試してもいないのに、直感だけでいい理論と思い、生徒に薦めても説得力はありません。

例えば、「群化の法則」いう理論。
これもデザイナーなどにウケているデザインの法則で、いろいろなデザイン従事者がインターネットで推薦しています。

この理論、当然VMDにも活用できると思いました。
ただ、その段階で生徒に群化の法則の話をしても、いまいちピンと来ないだろうなと思いました。
それが果たしてVMDに本当にマッチするか、ど具体的にう使うのか確証がないからです。

だからすぐに受講生に薦めないで、確証することにしました。
試しに群化の法則を利用したディスプレイをコーヒーテーブルでつくってみました。
●「群化の法則」活用の仕方

6の「面積の法則」がよくわからなかったのですが、珈琲茶碗でつくってみたら「なーるほど」と思いました。
そして、商業施設で撮影したディスプレイに面積の法則が使われていないか、過去のディスプレイの写真を振り返ってみました。

すると、あるわあるわ。
あのVPも、あのPOPも、あの什器レイアウトも、すべて面積の法則にかなっている!!
「共同運命」も「閉合」もすべて自分の経験や体験に当てはめて考えることができました。
ここまで腑に落ちたら、もう大丈夫。
実を持って、受講生に教えることができるんです。

3.他人の定義をうのみにしない

世の中にはいろんな情報が氾濫しています。
ブログでも本でもセミナーでもいつでもどこでも情報を手にできます。
ですが、そのまま情報をうのみにして「その理論は正しい」と思っていませんか。

理論は情報のひとつで生き物のよう。
なので時間が経つにつれ、変わっていきます。
社会トレンドや政治情勢、ライフスタイル、自然現象なども理論を変える要因になります。

さてここでは、理論を定義と置き換えてお話しすることにします。
定義って次第に変わっていくと思いませんか?
女性の定義、会社員という定義、学校という定義。
これらはもう変わってきていますよね。
コロナという定義さえコロコロ変わっていると感じていると思います。
このように、定義はその時々や国、会社、個人等の変化に合わせて変わっていくんです。

例えば、VP,PP,IPというディスプレイの定義があったとします。
これって、すべてのお店に当てはまる定義ではないんです。
VPやPPがつくれるのはほとんどアパレル店舗で、それ以外の業態、ドラッグストアやコンビニなどはあまり当てはまりません。
なのに、あなたはコンビニに対し、VPやPPをつくるべきだ、と唱えていませんか。
(そもそも、PPとIPは和製用語ですので、外国ではVPという定義しかありません)

  • コンビニにVPとPPの概念はいらないから、こことは展示物と陳列物という定義に置き換えよう
  • POPをディスプレイの一部と考えてもいいのではないか
  • ドラッグストアではポスターがPPの役割をするので、ここではポスターがPPである
  • 入口付近は「店頭PP」といい、店内は「店内VP」と言おう。PPという言葉は使わない

などと、あなたなりの解釈を加えて自分オリジナルにしてもいいんです
定義というものは、あなたやあなたの受講生が使えるように変えなければいけないのです。

4.一段一段、理論の精度を上げていく

あなたは、同じセミナーを繰り返し行うことがあるでしょう。
売場塾も毎回同じ講座を繰り返しています。
しかし、理論の精度は上げていっています。
毎回、全く同じ理論を繰り返して伝えるのではなく、理論は更新してさせていくものなのです。

  • 「もしかしたらこのように話した方が伝わりやすいのでは」と思って比喩を取り入れて話してみる
  • 「この話のこの部分は必要ないな」と思ったら、次は外して理論を簡素化する
  • 「ここに売場のこういう写真を入れたら、理解が深まるな」と、写真を添付してレクチャーする

などなど、理論の精度を上げていってください
するとあなたの理論は研ぎ澄まされていき、受講生はますます理解しやすくなります。
納得度も上がるはずです。

やることは、レクチャー終わった後に必ず振り返りをすること
振り返って理論やレクチャーの精度をアップさせるんです。
すると、次回セミナーは、さらに受講生に理解しやすくわかりやすい内容になっているはずです。

5.引き出しを徐々に増やしていく

人は経験を重ねることによって日々事例を増やしていきます。
いいことも悪いこともケーススタディとして積みあがっていくんです。
同じようなケーススタディが積みあがっていくと、やがてそれらはひとつの引き出しにまとまり、法則として人に発信できるようになります。
この法則というのは、テクニック・ノーハウ・ハウツーと言われるものです。

私事で言えば引き出しを増やしていくうちに、ディスプレイ改善指導の引き出しは多くなりました。
売場塾で何百回も生徒のディスプレイを直していくうちに、直し方がひとつのパターンに集約されてきます。
すると、「この直し方は法則化できるな」と思い、その都度名前をつけるようにしています。

  • ダイヤモンド・テクニック
  • ディメンショナル・テクニック
  • パイリング
  • 菜の花展示テクニック などなど。

ネーミング、なんか笑っちゃいますよね。
こんな感じで勝手に名前をつけて自分で遊んでいます。(笑)
でも少しの時間をかけて、しっかり法則のパターンにまとめてキチンと理論化しています。
すると、生徒にテクニックとして教えることができるようになりました。
テキストの1ページとして加えることもできました。

どんな細かい直しでもその場のアドリブやその場しのぎで直すことはあると思います。
でも「これは行ける!」と思った理論は、そのままスルーことなく自分の引き出しに入れて忘れないようにしてください
いつかその引き出しを使って、人に物事を教える機会をつくれるからです。

巷に言う「あの人は引き出しが多い」というのは、実はケーススタディを積み重ねていって、きちんと頭の引き出しに整理し、いつでもその引き出しを出し入れできる、そんな人のことを言うのだと思います。

6.いつもと違うやり方を試みる

皆さんは、自社でVMDセミナーを定期的に開いたり、クライアントにお伺いしてVMD研修をされていると思います。
けれど、毎回ワンパターンで同じことの繰り返しにしていませんか
確かにその方が楽だし、事前準備もかかりません。
でも、ワンパタというのはいつか個人や会社に合わなくなっていくし、理論の厚みも増えません。
いつも違う考え、違うやり方を加えていくと、個人や会社のニーズに合っていくし、理論の厚みも増します。

ロングセラーの本でも中身は100%創刊当初と同じではないし、歌手でも昔と違う歌い方をします。
理論というものは、いつもまったく前と同じではないんです。

米国オンライン靴販売のザッポスの社長の言葉ですが、「毎日1%変える努力をしよう」と社員に言い続けているそうです。
ワンパタを続けていっていつも同じ・いつも変わらない、だと企業や人は成長しないと言うことを言いたいのだと思いました。

私自身も売場塾を17年運営していて、もう85期同じ講座を繰り返しています。
でも、レクチャーやワークショップ、テキストや進行の仕方は毎回変えています。
テキストは年間最低3%は変わるし、レクチャースライドの中身も変わります。
毎回同じではないんですね。
例えば、

  • グーグルインドアビューでレクチャーしてみる
  • 動画を取り入れてみる
  • ワークショップに絵葉書を入れてみる
  • フレームワーク用語の言い方を変えてみる

など、新しいことを毎回加えていて、ひとつとして同じ繰り返しのレクチャーはないんです。
確かにクライアントは「前と同じでいい」というけれど、それでも最低1%は変えます
何らかの新しい試みや改良を加えています。
でないと、自分自身がおもしろくないんです。
同じことのワンパタ。これのどこが面白いのでしょうか。

あなたのセミナー、無理に変える必要はないけれど、新しいチャレンジ・新しいアイデアを必ず1%加えることをお勧めします。

7.マッシュアップしながら理論を組み立てていく

マッシュアップとは、曲をつくる際に、いくつもの楽譜から徐々に組み立てていき、一つの楽曲をつくることをいいます。
エンヤがそうですね。
彼女、自分の音声やコーラス、ピアノ、シンセサイザー、自然音を幾重にも組み合わせて1つの曲を組み立てています。
あまりにマッシュアップが複雑なために、リアルでコンサートを開いたことは一度もないとか。すごいですね。
エンヤ好きの私としてはいつかは生で聴きたいと思っていますが、それも夢となりました。

あなたは、自分オリジナルの理論をつくるときに、時間をかけてつくっていませんか。
それは時間の無駄というものです。
確かに生半可な理論で受講生にレクチャーしたくない、というのはわかります。
でも、きちんと理論化できるまで人に話したくない、というのはナンセンス。
理論というものは人に話しながらブラッシュアップするものです。

お酒を飲みながら知り合いに自論を披露してもいいし、ツイッターでつぶやいてもいい。
人の反応や意見を聞きながら次第にブラッシュアップしていくのが理論というものです。
ある意味、組み立て前の理論は間違っていてもいいんです。

私は、思いついたアイデアを出し惜しみすることなく人に伝え、このツイッターでも書いています。
また、コールドコールと言って、いきなり人に電話して自論の感想を聞くこともあります。
そうすることによって、「こんな解釈があるんだな」「この人のアドバイスも貴重だな」と感じて理論を改訂していくのです。
これを理論のマッシュアップと呼んでいます。

あなたは自論を長い間温めていませんか。
人に伝えないで温めたままだと、レンジに置きっぱなしのおかずのように萎えて食べられなくなります。
ぜひ、人に伝えたりSNSで発信して、理論をブラッシュアップしてください。
すると、いつかはちゃんとした理論としてあなたのセミナーの一部に加えることができます。

最後に

わかりましたでしょうか。
にわかVMD講師を脱出するための7か条。

もっと聞きたい~と言う方は、相談会を実施しています。
VMDの先生になって成功するための相談会を毎月実施しています。
もちろん、VMDインストラクターでない方、売場塾受講していない方でも歓迎です。(^^)
セミナー形式になっているので、ただ聴講するだけでもいいですよ。
リアルとオンラインで行っていて、オンラインは顔出しする必要はないのでさらに気軽です。

●VMDインストラクターで起業・副業 相談会
ご参加、お待ちしております!!

(VMDコンサルタント 深沢泰秀)